
中部と四国を巡る旅<2日目>菊が浜海岸と萩城・県立しまね海洋館アクアスを散策
ぐるっと長旅、2日目。
昨日は、若松教会で行われたリードオルガン講習会が終わった後、トレーラーを駐めていた高塔山第3駐車場に戻りトレーラーを繋いで出発した。それから、門司区内で給油をし、関門国道トンネルをくぐって、菊ヶ浜駐車場まで走り、そこで車中泊となった。
山口県内は福岡県内よりもガソリン単価が高いと思っていたのだが、その予想は裏切られた。門司で立ち寄ったスタンドはLINE登録をして3円引きになったにもかかわらず、リッター177円。しかし、本州に入ってしばらくはどのスタンドの電光掲示板でもレギュラー174円の表示が続いた。たまたまなのだろうか…。そして、今後はどうなっていくのか…。ガソリン価格の地域格差が気になるところだ。
2023年9月13日(水)の行動履歴
徳島県、福岡県、白山市、その他 14 個の地域
<車移動> 314 km 7時間27分 <徒歩移動> 5.0 km 2時間57分
菊ヶ浜駐車場 7:06
↓ 徒歩- 2.6 km 1 時間 14 分
菊ヶ浜駐車場 8:20~11:09
↓ 車- 14.4 km 21 分 国道191号 経由
道の駅 阿武町 11:30~12:26
↓ 車- 91.3 km 1 時間 49 分 国道191号 and 国道9号 経由
しまね海洋館アクアス バス専用駐車場 13:15~13:22
↓ 徒歩- 1.7 km 1 時間 19 分
しまね海洋館アクアス バス専用駐車場 15:42~15:50
↓ 車- 20.3 km 31 分 県道302号 and 国道9号 経由
道の駅 サンピコごうつ 16:21~16:41
↓ 車- 31.6 km 47 分 国道9号 and 国道9号 経由
↓ 徒歩- 400 m 11 分
ごはんや 光(みつ) 17:40~18:24
↓ 徒歩- 260 m 13 分
↓ 車- 43.3 km 1 時間 5 分 山陰自動車道 and 出雲ロマン街道 経由
ウィル 19:42~20:06
↓ 車- 113 km 2 時間 54 分 国道181号 経由
湯原温泉河川公園駐車場 23:00~23:15
↓ 徒歩- 400 m 5 分
湯原温泉 砂湯 23:20~24:24
↓ 徒歩- 400 m 5 分
湯原温泉河川公園駐車場 24:30~24:35
↓ 車- 900 m 4 分
ゆばら湯っ足り広場駐車場 24:40

菊ヶ浜駐車場
この駐車場は、菊ヶ浜海水浴場の開設期間である7月中旬から8月下旬の8時から18時までのみ有料で、1回1,000円が徴収されるようだ。しかし、それ以外の期間、あるいは時間帯では、出入り自由の無料駐車場である。広さは普通車が約60台駐められる広々としたつくりで、トレーラーを繋ぎっぱなしでもそのまま駐車できる縦に2つ連続の区画も約30区画ある。しかも、駐車場前の道路は交通量が少ないので概ね静か…。多少古いが公衆トイレもある。キャンピングカーでの車中泊にはもってこいの駐車場だ。
昨夜、睡魔に襲われていたにもかかわらず、思い切って道の駅しーまーとからこちらに移動したのはどうやら正解だったようだ。

7時06分、トレーラーを出て、砂浜を歩くことにした。約1分で浜に出る。うろこ雲が青空一面を埋め尽くしている。気持ちの良い朝だ。
菊が浜は北向きに湾が広がる白砂青松の美しい海岸で、環境省の定める快水浴場百選にも選ばれている。
浜の左手奥には、円錐形の美しい山があり、砂浜がそこまで続いているように見えた。
それで、そちらに向かって歩くことにした。指月山の麓まで行けるかな。


ところが、実際には川が砂浜を分断しており、直接、指月山に行くことはできない。河口から海に向かって防波堤が突き出ている。



防波堤は、釣り人の先で右方向に直角に曲がり、大きな石を並べたつくりになっている。

防波堤というより、消波堤?



防波堤の付け根に戻り、民家の裏を通ると川沿いの小路を歩くと…。

萩城入口交差点に出た。橋を渡って、石垣の間を抜けるように進むと…
内堀があって



この橋を渡ると、本丸門跡があり、今は指月公園の入場料徴収所が設置されている。このとき 7時30分をまわったばかりで、まだ誰も詰めていなかった。

橋を渡り、クランクになっている本丸門を抜けると、真っ直ぐな広い道が、指月山に向かって延びている。その石垣の切れ目を左に曲がると…。

その石垣の切れ目を左折すると、城壁跡が続いている。

この石段の反対側が内堀の城壁になっている。

城壁跡の上の通路を歩く…。そしてその突き当たりが、天守閣跡。

この階段を上ると、天守閣跡だ。

今は、基礎の石が残っているだけ。


さらに奥に進むと、梨羽家庭園跡を抜けて、指月山の登山口に至るが、今回は時間の関係上、登山するのは断念し、萩城本花江茶亭へ。


そして、その奥にあるのが梨羽家茶室。

そして、西向きに進むと、万歳橋を渡って、参道の階段を上り、志都岐山神社に向かう。


万歳橋まで戻り、更に西側に向かうと伊野右衛門跡を通り、萩城公園入園券売り場を抜けて、海岸の展望台に出る。


萩城の東側を海岸の城壁沿いに南下して、萩城入り口に戻った。


この河川は指月川と呼ばれているが、萩城の堀ではなく、水害対策として大正時代に人工的に掘られた運河だそうだ。
↓ 徒歩- 2.6 km 1 時間 14 分
菊ヶ浜駐車場
車道を通って帰りかけたが、もう一度菊ヶ浜の松原を通って、トレーラーに戻ったのは8時20分。
軽い休憩の後、簡単にブランチを準備して食べた。

ちょっと、ゆっくりし過ぎたかも…。準備を整え、11時09分に出発した。今日はどこまで進めるか…。とにかく先を急ごう。
↓ 車- 14.4 km 21 分 国道191号 経由
しかし、30分も経たないうちに休憩することに。11時30分、
道の駅 阿武町
に到着。ここは全国道の駅の発祥の駅だ。







物産館をゆったり見学した後、裏にある幸せのモニュメントを訪ねた。

モニュメントの向こうに見えるのが鹿島(左が女鹿島、右が男鹿島)。仲良く並んでいる様子から夫婦島と呼ばれるようになったらしい。
この道の駅には、物産館以外にもカフェや食堂、温泉や温泉プール、そしてキャンプ場まで作られていて、道の駅発祥の地ながら、未だにバージョンアップを続けている。
新しく整備されたキャンプサイトをザッと回って、12時26分にこの道の駅を後にした。
↓ 車- 91.3 km 1 時間 49 分 国道191号 and 国道9号 経由
今度はある程度、しっかり走ろう。
しまね海洋館アクアス バス専用駐車場
に到着したのは、13時15分。路面にバス専用とは書かれていたが、バスは1台も駐まっていなかったので大型駐車場と理解して、トレーラーを駐めさせてもらった。

13時22分。車を出て、とりあえず高台の左手奥にある建物に向かって歩いた。その建物に飲食店や物産館がありそうだ。

階段を上って、屋根付き歩道沿いに先に進むと建物の入口があり、レストランに続いて、森トピア地域交流物産館がある。


写真だけ見ると、お酒しか見ていないように誤解されるかもしれないが、この物産館は地元の特産品が豊富に揃っており、石見地方の伝統工芸品やアクアスオリジナルグッズも取り扱っている。広々とした店内で、ゆったりと買い物を楽しめるのが魅力だ。もちろん、石見の地酒も豊富に取り揃えていて、愛好者にはたまらない。
外に出て、アクアスの裏手を散策してみることに…。アクアスランドの園内板をみると、ふわふわトランポリンエリアとわんぱくエリアの間を登っていけば、その先に花と緑の園があるらしい。


環境ふれあい館

アクアスの建物の外側を右回りにまわって表に出た。そこには、海岸に続く大きな歩道橋がある。これはアクアスの建物近くから、公園内の駐車場を横切り、国道9号を渡って、海岸近くまでを結んでいる。特に、国道9号線に架けられた橋は、斜張橋に分類される特殊な構造になっていて、支柱部分は“はっしータワー”と呼ばれ、アクアスのラウンドマークになっている。














結局は海岸まで歩いて、ゆっくりと過ごしてしまったために、アクアスの滞在時間は80分ほどになった。今日はどこまで進めるのか…。あてのない旅が続く…。

↓ 徒歩- 1.7 km 1 時間 19 分
しまね海洋館アクアス バス専用駐車場
に戻ったのは、15時42分。トイレに行ったりして、出発したのは、15時50分だった。
↓ 車- 20.3 km 31 分 県道302号 and 国道9号 経由
道の駅 サンピコごうつ
に到着したのは、16時21分。昼食もとらずに歩き回っていたためか、今頃になって空腹感が再燃した。

中に入ると、食堂入口前にあるアコーデオンカーテンは、閉まっている。
「あれっ、閉まっているの?」
正面には、準備中の立て看板。夜の部は17時かららしい…。
とりあえず待とうかとも思ったが…。
カーテンの向こうに人の気配がある。
入口は半開きになっている。ダメ元で頼んでみるか…。
半開きになっているアコーディオンカーテンから、中に入っていくと。割烹着を着た数人が厨房の奥で喋っていた。すでに開店の準備は整っているような雰囲気だった。
「すみません~、食事できますかぁ?」
なんとなく、キョトンとした雰囲気が漂う。やっぱりダメってことなのだろう。
いくら準備が完了していようと、開店前の時間帯に、早めに作ってもらうということはできないということか。

その場をそそくさと退散した。あと20分もここで待つよりは、少しでも先に進もう。空腹はもうしばらく我慢。16時41分に出発した。
Googleマップで定食屋を検索したところJR太田市駅の近くにごはんや 光 を発見。駐車場も何とかなりそうだったので、そこを目指した。
↓ 車- 31.6 km 47 分 国道9号 and 国道9号 経由
↓ 徒歩- 400 m 11 分
ごはんや 光(みつ)
に到着したのは、17時40分。トレーラーを繋いだまま駐められる場所を見つけるのに付近を何周かぐるぐると回った。

あすてらすの第2駐車場は
その甲斐あって、上手く見つかり、400㍍ほど歩いて、店に入った。





~18:24
↓ 徒歩- 260 m 13 分
↓ 車- 43.3 km 1 時間 5 分 山陰自動車道 and 出雲ロマン街道 経由
給油のために、出雲市にあるガソリンスタンド
ウィル
に立ち寄った。19時42分到着。レ牛-ラーの単価は184円だった。初日に北九州市門司区で給油したときの177円に比べると、7円も高くなっている。山口県内を走っているときは、スタンドの電光掲示板を見る限り、北九州と同程度、あるいはやや安いくらいだったのに、あるところを境目にして突然高くなった印象だ。とりあえず3000円分だけ給油することにした。

20時06分に、出発。
↓ 車- 113 km 2 時間 54 分 国道181号 経由
そして、黙々と夜道を走り、途中睡魔に見舞われながらも、今夜の目的地である湯原温泉に到着したのは23時頃。まずは、
塚原温泉河川公園駐車場
にクルマを駐め、ひとっ風呂浴びることにする。
「砂湯」はここから約200㍍のところにある。クルマを降り、タオルを用意し、妻は湯浴み着を持って、23時15分に徒歩で「名泉砂湯」に向かう。
まずは歓談を上がる。そして、旭川の東側をアスファルト道を湯原ダム方面に進み、寄りそい橋の前を通り、名湯砂湯の碑や指湯の前を過ぎると、「名泉砂湯」と刻まれた大きな石碑がある。その左側にアスファルトの道から逸れるように川の方に下る石畳を降りていくと、そこに3つの露天風呂が姿を現す。(参考のため、Googleマップのストリートビューのリンクを付けておく。)そこが
湯原温泉 砂湯
だ。ここに着いたのは、23時20分頃。薄暗いが、適度な街灯のあかりがあって、幻想的な雰囲気を醸し出している。周囲は静まりかえり、川のせせらぎと虫の音、風の渡る音ぐらいしか聞こえない。
砂湯の入口から下り坂の石畳を降りすると男女別の脱衣所には灯りが灯っていて、安心感がある。
わたしにとっては、近畿以東に向かう際に必ず立ち寄るチェックポイントになっているが、妻は初めての経験となる。
脱衣所で服を脱ぎ、まずは長寿の湯へ。十分に掛かり湯をして、浸かる。長寿の湯だけ一部に東屋が建っている。その横に縦長の浴槽を持つ「美人湯」。そして、一番奥に丸い浴槽の「子宝の湯」がある。
3つの浴槽のお湯の違いを順に味わいながら、ゆったりと浸かった。
風呂から上がって、砂湯を離れたのは、24時26分頃。十分に満喫した。気付けば1時間以上経過していた。
↓ 徒歩- 400 m 5 分
湯原温泉河川公園駐車場
に24時30分に戻り、 車を出したのは24時35分頃。
↓ 車- 900 m 4 分
ゆばら湯っ足り広場駐車場
に到着したのは24時40分頃だった。
もう今日は、寐るばかり…。