紅葉の高千穂・阿蘇・九重を訪ねて[3日目]高森周辺散策
2020年11月10日火曜日
阿蘇市農村公園あぴか
すがすがしい秋晴れになった。
それでも、午前中は昨日までの写真を整理したり、Googleマップのタイムラインを編集したりと事務作業に追われて、トレーラーの中で過ごしてしまった。
時折、トイレに行くために外に出るのだが、そのとき駐車場を見渡すと、大型トラックや普通車が数台だけ駐まっている。たぶん、トラックは、運転手が休憩に来ているのだろうし、普通車は、公園の周りをウォーキングに来ている人達のものだろう。それにしても、駐車場が広大だから、区画の利用率は5%に満たないぐらい、ガラガラだ。
これだけの晴天なので、さすがにいつまでも事務作業ばかりしているのはもったいない。今回の旅は阿蘇・高千穂周辺の紅葉を訪ねることが主目的なので、事務作業は中途半端だったが、中断して、11時32分に出発。
まずは給油のために、ガソリンスタンドを探した。3.7 kmを7 分走ったところにある
エネオス セルフ阿蘇
に立ち寄った。ガソリンを満タンにし、トレーラーの灯油タンクも満タンにした。11分間停車。
そして、次は、850 mを4 分で移動し
セブン-イレブン 阿蘇西町店
に立ち寄った。11時54分到着。
目的は、ふくぎんの預金口座からあるネット銀行へお金を移すためだった。送金にインターネットバンキングを使うと振込手数料が安くなるのだが0円ではない。ところが、私の場合、セブン銀行ATMの利用手数料が月2回までは無料なので、動かしたい金額を一旦現金で引き出し、そのままネット銀行に入金すれば、手数料無料で口座移動できるのだ。
それが終わった後、これからどう走るかも検討して、12時11分に出発した。
国道57号から国道265号に右折するルートで7.9 km、19 分で走ったところでクルマを駐めた。果たして、一面にすすきが生えている草原は絵になるか…。
すすきの写真を撮るためにクルマを駐めた場所
12時30分、路肩にクルマを駐めて、周辺のすすきを写真に撮ってみた。
12時48分出発。900 mを2 分で走って、
クルマを駐めた場所
に移動し、ここで12時50分から13時01分まで、連ドラ「エール」を観た。
終了次第、クルマを出し、8.0 kmを21 分で走って
休暇村南阿蘇
に、13時22分に到着。時間がかかりすぎているのは、途中にある上色見熊野座神社(無料駐車場)に一旦クルマを駐め、熊野座神社に登ろうかと思ったためだ。しかし、登り口の鳥居まで行って、果たして、上の方の紅葉は美しいのか…。今回は上るのを見送った。
休暇村南阿蘇の駐車場にクルマを駐めて、周辺散策に出た。
まず、240 m先にある
南阿蘇ビジターセンター
を訪ねた。13時27分着。来館者に対応していたのか事務室のスタッフは出払っていた。なので、建物の奥にある南阿蘇自然学習歩道用の出入り口から外に出た。13時36分。
そのルートは、南阿蘇ビジターセンター→南阿蘇野草園の西側→らくだ山の中腹を通る道→月廻り公園→国道265号の歩道→野草園の南側の道→野草園内の東側→休暇村南阿蘇の駐車場。極端な8の字のイタリックというか、無限大の記号∞というか、そういったルートで歩いた。
野草園だけあって、珍しい植物がたくさん生えている。
野草園の裏口?から外に出て、らくだ山の中腹を通る道を歩く。
道はどんどんと下っていき、月廻り公園に出た。
やぎ達が仲良しカップルを見せつけていた。
でも、彼らは長方形の柵の中でしか動き回られない。ひとり勝手に旅をする者と柵の中で仲良しと一緒に過ごす者、どちらが幸せなのだろうか…。
そろそろクルマのところに戻ろう。国道265号沿いの歩道を歩いた。
休暇村南阿蘇の駐車場に戻ってきた。
約4.65kmを2 時間8分でまわった。
休暇村南阿蘇
の駐車場で、しばし休憩した。15時44分~16時10分。16時を過ぎると、光は暖系色になり、夕方の気配が漂ってくる。
クルマを走らせ、月回り公園に向かった。
1.4 kmを5 分で走り、
月廻り公園駐車場
に、16時16分にちょっとだけ立ち寄って、駐車場から夕景を数枚撮った。さっき歩いたところなので長居をするつもりはなかった。16時19分に出発。
さてと、今日はどこに泊まろうか…。
とにかく水が必要なので、高森トンネル湧水公園に行くことにした。
そのため何気なく、南阿蘇鉄道の高森駅を通ってみたら…。あれ?SLがない!
月廻り公園駐車場からの2.7 kmを5 分で移動し
高森駅(南阿蘇鉄道) 駐車場
に、16時23分にクルマを駐めた。停まる予定ではなかったが、蒸気機関車が気になった。
駅に入ると、若い駅員さんが出てきて応対してくれた。
「蒸気機関車がなくなってますね。どうなったんですか?」
「ちょうど3日前、福岡県直方市のNPO法人汽車クラブにもらわれていきました。」
「記者クラブ? 蒸気機関車の汽車ですか?」
「そうです。鉄道の汽車です。汽車クラブ。この辺は2023年の全面復旧に向けて、駅も建て変わり、周辺も再開発される予定なんです。なので蒸気機関車ももらい手を探していました。見つからなければ解体される可能性もあったわけです。良かったです。」
「そうだったんですね。驚きました。」
「では、駅舎も周辺の再開発もいつから始まって、どのようになっていくのかって、事前に公にされるんですか?」
「今のところきちんと決まってはいませんが、昔の様子を写真にとどめておきたいと思われる方も大勢おられるでしょう。計画がまとまったら公表されると思います。せっかく来られたのだから、こちらからホームにも出られます。どうぞ、よろしければ、ごゆっくりと、いろいろと観ていってください」
「ああ、そうですね。ではそうさせていただきます。ありがとうございます。」
親切な駅員さんだ。にこやかで対応が丁寧だ。お言葉に甘えて、ホームに出て、駅の廻りを歩いてみた。
ホームを車庫の方に歩いて行くと…
覗き込むと、運転席におられた作業員の方が、こちらを見て、挨拶をされていた。この方も感じがいい。こちらも会釈を返した。
私が踏切の所まで行くと、その方がクルマから降りてこられた。
「こんにちは~~。凄いですね、道路と線路の両方を走れるんですね。タイヤが降りてくるんですか?それとも車輪?」
「これは、車輪が降りてくるんです。」
そう言われてみれば当たり前かもしれない。トラックがベースになっているんだから。愚問だった。
「線路に乗せるのは難しくないですか?」
「まあ、降ろすよりは乗せる方が難しいですね。踏切から乗せるんですが、要領がありますので慣れれば大丈夫ですよ。」
毎日、このトラックは活躍しているようだ。値段はフェラーリの中古車が購入できるぐらいだそうだ。私はスポーツカーの知識がないが、勝手に3千万円ぐらいなのかなと想像した。このような軌道上と道路の両方を走ることのできるクルマを、軌陸車というらしい。
これから3年間のうちに大きく変わっていくことを強く意識しながら、夕方のひとときを高森駅で過ごした。そして、当初の目的地に向かって、16時57分に出発。
1.6 kmを4分で走って
高森湧水トンネル第3駐車場
に、17時01分に到着。
高森湧水トンネルはイルミネーチョンなどを使って幻想的な雰囲気を出しているのだが、一度や二度は行ってみた方がいいと思うが、個人的にはトンネルの歴史などが学べる「湧水館」の方が興味深い。しかし、とっくに閉館時間を過ぎていて、立ち寄ることはできなかった。
湧水館の前、トンネル入口の真上に湧水の汲み場がある。そこで、当座の分だけペットボトルに水を詰めた。
さて、本題に戻る。今日はどこに泊まろうか…。
選択肢は3つ。
①高森駅駐車場に泊まる。… トイレは公園にある。街中なので飲食店もあるし、食料品も手に入る。
②道の駅高千穂に行って泊まる。… 第2駐車場はあまり混まない。トイレは第1駐車場にある。高千穂峡に近く、朝起きれば、すぐに散策に行ける。
③道の駅そよ風パークに泊まる。… 蘇陽峡やうのこの滝に近い。ただし、物産館が10月31日から営業再開したばかりで、レストランやホテルなどの他の施設はまだのようだ。(この時は知らなかったが…後日に知ったニュース)
まずは高千穂峡と天岩戸神社を巡ろう。ならば、今日のうちに高千穂入りしていた方が、明日、行動しやすいだろう。
もう一踏ん張り先に進むことにした。国道325号線を使って、34.7 kmを57 分で走り
道の駅 高千穂
に、18時53分に到着した。クルマは第2駐車場に駐めて、歩いて第1駐車場に向かった。第2駐車場のクルマの入口から、第1駐車場のクルマの入り口に向かって歩いたのだが、推奨されないルートのようだ。歩道が途中で途切れている。こちら側ではなく、それぞれの駐車場の反対側に歩行者用の連絡ルートが作られている。車道と交差することがないので安全で、夜間でも歩道を照らすライトが設置されている。ただし、階段なので車椅子などは通行できない。
第1駐車場側に物産館やレストラン、情報コーナーやトイレがある。ただ、駐車スペースがやや狭く、昼間だと結構な頻度で、満車になって駐車待ちが発生する。歩きに支障がなければ、第2駐車場を利用する方がゆったりと駐められる。
今日は、昨日買った助六といなり寿司のセット、それにイワシの蒲焼き缶詰で夕食を済ませた。明日は、早起きして、行動を開始しよう。早寝早起き…。