散歩

魚津市でMagicショー開催?じゃぁ行こう!富山と長野を巡る旅[出発1週間前]コンタクトレンズ紛失事件

今回の旅の切っ掛け

今回は久し振りに遠出することになった。

知り合いが魚津市でマジックショー(手品✕クラッシック音楽)をやると知らせてきたのだ。それならば以前から行きたかった長野県上田市にある「無言館」も訪ねたい。長野県在住の別の友人にも久し振りに会えるかも…。それなら、大阪に人出る友人にも会えるかな…、みたいに気持ちは段々高ぶるものの、最初の時点での縛りはマジックショー鑑賞だけ。あとは自由気ままに旅を組み立てることができそうだ。

どうせなら、前後にゆったりと時間をとって、道中での思い付きプランも楽しみたい。これがトレーラー旅の醍醐味なので、当初は余裕を持って早めに出発するつもりだった。ところがである。

思わぬ事件発生、コンタクトレンズ紛失事件

出発する前の週に、不覚にも左目のコンタクトレンズを紛失してしまった。

久し振りの陽気に誘われて、元号令和で一躍有名になった坂本神社から、太宰府政庁跡を通って観世音寺までを、満開になっている梅の花や民家の庭の木を陣取っているスズメの群れを写真に収めながら歩いた。

そして、観世音寺にある国宝指定の梵鐘の写真を撮っているときに事件が起こった。ファインダーを覗く左目からコンタクトレンズがぽろっと落ちたのだ。

これまでも何度かこの手のトラブルは経験していたので、さほど慌てなかった。レンズがすっと斜めに落ちていくその軌跡を右目は見ていたので、間もなく見つかるものだと楽観していた。

とこどがである。落とした場所は鐘楼の下手側。石垣の上のその場所は、金網の縁から端っこまで約80㎝幅の砂地である。それほど広くはない。しかし、効き目はレンズをなくした左目である。目を凝らして必死で探したが意外に見つからなかった。しかも夕方だったので、周囲は少しずつ暗くなっていく。真っ暗になるのも時間の問題だった。その上、周辺には人通りが少なく、鐘楼まで登ってくる人はいないので、捜索の協力要請すら出せない。10分、20分と経過する毎にだんだん焦りを感じ始めた。もしかして見つからないパターン? レンズは淡い青色なので、そこに落ちていたら目立つはずなのだが…。どうして?

30分が経過。多くの時間をしゃがみ込んで目を細めて地面を見つめ続けた。鐘楼の周りをぐるっと回ったりもしてみた。また、立ち上がって胸のあたりの高さにある鐘楼を囲む金網と枠木の隙間も一通り見てみた。それでも見つからない。

これだけ必死に探しているのに何故見つからないのだろう。不思議だった。

もしかしたら首元から服の中に入り込んだ? 落ちていくレンズの軌跡を見ていたつもりだったが、こうなると幻影だったのかも…と自信を失う。やっぱり服の中に入ったんだ。もうこれしか考えられないし、これが最後の望みだった。

帰宅後、服の間を丹念に調べたが、見つからなかった。

一縷の望みも潰えて気分は少々落ち込んだが、幸いにも今回紛失したレンズは5ヵ月前に新調したものだった。つまり、眼科医の処方箋がまだ有効期間内。翌週からのことを考えて即、購入元に電話してで発注した。

「特殊レンズなので早くても来週の水曜日。状況によっては木曜日以降になることもあります。」

どうしても水曜日中には出発したかった。そうしないと、行き掛けは途中どこへも立ち寄れないことになってしまう。水曜日に届かない場合はコンタクトを断念して、眼鏡で全日を過ごすしかないと覚悟を決めた。

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