ふらり旅

Jさんの案内で清水山登山[1・2日目]筑後船小屋公園・清水山山頂東屋

Jさんはつい1ヵ月ほど前に知り合った友人だ。年齢は私よりもひとまわり上。電気、DYI、農業の知識があり、軽登山が趣味だ。今回は、Jさんの自宅がある筑後市で一緒に食事をしようということで、お招きを受けた。

ならば、前日の夜に出発しよう。交通量の少ない夜の時間帯に走る方が、楽だ。

2021年10月18日(月)・19日(火)の行動履歴

太宰府市、筑後市

 2021年10月18日(月) 

<車移動> 50.4 km 1時間48分
自宅 23:37
↓ 車- 350 m 9 分 上大利3338号線 経由
トレーラーの月極駐車場 23:46~23:50
↓ 車- 50.1 km 1 時間 40 分 県道17号 and 国道209号 経由
筑後船小屋公園の宿横駐車場 25:29 

 2021年10月19日(火) 

<車移動> 26.7 km 1時間26分 <徒歩移動> 6.1 km 2時間19分

筑後船小屋公園の宿横駐車場 9:58
↓ 徒歩- 2.3 km 1 時間 3 分
筑後船小屋公園の宿横駐車場 11:00~11:45
↓ 車- 1.9 km 5 分 国道209号 経由
お食事処萬年屋船小屋店 11:50~13:04
↓ 車- 6.0 km 12 分 国道209号 and 県道774号 経由
竹屋駐車場 13:16~13:18
↓ 車- 2.8 km 13 分 県道774号 経由
Uターン 13:31~13:34
↓ 車- 4.4 km 15 分 県道774号 経由
竹屋駐車場 13:49~13:51
↓ 徒歩- 1.5 km 26 分
清水山山頂の東屋 14:17~16:54
↓ 徒歩- 500 m 10 分
清水山山頂の東屋 17:04~17:33
↓ 徒歩- 1.8 km 39 分
竹屋駐車場 18:12~18:14
↓ 車- 6.0 km 24 分 国道209号 経由
筑後船小屋公園の宿横駐車場 18:38~20:09
↓ 車- 2.8 km 12 分 国道209号 経由
スーパーセンタートライアル筑後店 20:22~20:53
↓ 車- 2.7 km 6 分 国道209号 経由
筑後船小屋公園の宿横駐車場 20:59

2021年10月18日(月)

自宅

を出たのは、23時37分。遅くなり過ぎ感が強いが、この時間帯だと、目的地まで走るのに渋滞に悩まされることはない。

だが、これほどまでに遅くなると、出発自体がおっくうになることもある。ややもすると、「明日の早朝に出発しようか…とか、もうトレーラーは引いて行かなくても良いのでは?」なんていう誘惑が襲ってくることもある。

縛りが緩いのが、トレーラー旅の弱点でもある。

↓ 車- 350 m 9 分  上大利3338号線 経由

トレーラーの月極駐車場

には、23時46分着。

今回は、たった2泊のふらり旅。携行品もほとんどない。パパッと繋いで、23時50分には、駐車場を出た。

↓ 車- 50.1 km  1 時間 40 分 県道17号 and 国道209号 経由

さて、今回は当初、筑後広域公園の大型駐車場での車中泊を考えていた。Googleマップ航空写真で見る限り、広大な駐車場が幾つも周辺にあるからだ。

でも、こういったところは大概、夜間閉鎖になる。それが不安だった。

案の定、ゲートが閉まっていた。しかも、夜間駐車禁止の看板まで設置されていた。(下の図の①部分)

そこで、そのまま先に進んだ。

船小屋駅周辺(上図②辺り)にも、駐車場はあったが、夜間閉鎖されているか、24時間営業の有料駐車場だった。ここにも、駐められそうな場所は見つからなかった。

こうなると、道の駅まで移動するか、あるいは河川敷下どこかに無料駐車場を探すかになるのだが…。

一縷の望みにすがって、川の駅船小屋恋ぼたる方面に行ってみた。

すると、駐車場は閉鎖されていない。どうやらここでなら泊まれそうだ。しかし、翌朝には、物産館を訪れる車でいっぱいになるかもしれない。それだけでもなんとなく気が引けた。

さらに先に進んでみた。③のところに

筑後船小屋公園の宿横駐車場

があった。ここも閉鎖されていない。そして、ここなら、端っこに駐めておけば、他の利用者の邪魔にはならなさそうだ。ようやく駐める場所が見つかって、ホッとした。

それにしても、すっかりと遅くなってしまった。25時29分到着。

さっさと寝れば良いのに、晩酌はやめられない…。もはや儀式みたいなものだ。

湯を分かり、うまかっちゃんと赤ワインというなんともいえない組合せで腹を満たす。

そして、シュラフに潜り込む…。

2021年10月19日(火)

筑後船小屋公園の宿横駐車場

朝はゆったりとトレーラーの中で過ごす。寝る前にラーメンを食べたお陰で、空腹感もない。それに、今日の昼は、Jさんイチ押しのお食事処萬年屋船小屋店での食事が待っている。それに対処すべく、空腹のままにしておかなければならない。

トレーラーから出ると、眼前に大規模な公園が広がっていた。朝から人々が思い思いにやってきては、ウォーキングを楽しんでいる。

「トイレを探すついでに、歩いてみるか…。」

着替えてから、カメラを片手に、9時58分に外へ出た。

10時28分
10時30分
ハルシャギク この花言葉は「いつも陽気」「一目惚れ」  10時34分

広大な県立公園の隣に九州新幹線の駅がある。

10時52分

奥の方には、体験エリア駐車場があった。大型区画もある広い駐車場に、公衆トイレもある。だが、利用時間が制限されているようで、車中泊はできない模様…。ちょっと残念…。

10時54分

とても広大な公園のため、特徴の異なるウォーキングコースが3通りほど設定されている。だが、それに関わらず、その日の気分や体調に合わせて道を選べば、自分好みのコースが幾つも作れそうだ。

それに、バーベキュー広場やドッグラン、スケートボード場などがあり、その他のスポーツ施設も充実している。周辺には、宿泊施設やレストラン、物産館や温泉施設などもあり、周辺の方々の憩いの場となっているようだ。

↓ 徒歩- 2.3 km 1 時間 3 分

筑後船小屋公園の宿横駐車場

トレーラーに戻ったのは、11時頃。あとはJさんの到着を待つのみなのだが…。

それにしても土地勘のないところで、自分の居場所を電話のみで相手に伝えることは非常に難しい。記憶に残っている目印が乏しい上に、地名や道筋が頭に入っていないためだ。

相手がスマホを使っていて、LINEで繋がっていれば、Googleマップの位置共有URLをLINEのトーク画面に貼るだけで解決するのに…。と、もどかしさを感じつつも、ないものねだ」音声のみの意思疎通を試みた。

そもそも、付近の地名や道の繋がりが頭に入らないのは、ナビに頼っているからなのだが、この上、位置共有サービスなどばかりを使い出すと、ますます人間の記憶力や口頭での説明能力は低下するだろう。

便利になるということは、本来持ち合わせていた何かを捨てるということに他ならない。

Jさんはうろうろしつつも、なんとかここまで辿り着いてくれた。

Jさんの車とトレーラーはここに駐め置き、私のヘッド車だけで、11時45分に出発した。

↓ 車- 1.9 km 5 分 国道209号 経由

まずは、腹拵え。Jさんお勧めのバイキングの店に向かう。

お食事処萬年屋船小屋店

に到着したのは、11時50分

駐車場は広く、普通車50台ほど駐車できる。端が空いているならトレーラー牽引中でも駐められるかもしれない。

入口に大きく「年中無休 営業時間 11:00~ 2:30」とあり、夜の営業は自粛中のようだ。

店舗入口

入店して、まず食券販売機で食券を購入する。大人 680円。こどもは小学6年生まで無料となっている。こども食堂もやっている。

購入した食券を店員に渡すと、トレーと皿、割り箸、それにポリ手袋と取り箸が渡される。そして、テーブルいっぱいに並べられた料理を自由に取って席に着く、といった流れだ。

1回目

できたら全品味わってみたいので、お皿にはそれぞれを少量ずつ取る。しかし、1回ではとてもクリアできない。

一旦席に着いて、1回目を平らげる。この分量だけでも、ランチで680円なら安いかもしれない。

しかし、もう一度取りに行って…。

2回目

ほとんど1食目と同量程度をとってきた。そして、カレーはおかわりだ。

満腹の大満足。680円しか払っていないのが申し訳ないぐらいだ。

だからだろう。お客さんはひっきりなしにやってくる。

この上にこども食堂までやっているとは…。経営は大丈夫なのかと心配になるが、こういった店は食材調達の工夫など、経営努力が隠されているものだ。

「また来よう。」そう思いつつ、13時04分に店を出た。

↓ 車- 6.0 km 12 分  国道209号 and 県道774号 経由

さあ、次は腹ごなしに山登りだ。行先はJさんに委ねると言ったら、清水山に向かうことになった。

Jさんの誘導で、車を走らせた。そして、

竹屋駐車場

に着いたのは、13時16分。しかし、この先にコーンが立てられていて、通行止になっていた。

Jさんにとっては以前に何度も訪れた場所。慣れているはずだったが、ここでの進入禁止は想定外だったようだ。

「他にも道があったと思うので、そちらに行ってみましょう。」
「分かりました。Uターンですね。」

クルマを駐車区画にバックで入れて、Uターン。元の道を下った。そして、Jさんは昔の記憶を呼び起こしながら、私を誘導したのだが、他の入口探しは難航した。Jさんも久し振りだったのだろう、周辺の様子は変わっていて、分かりづらい。

↓ 車- 2.8 km 13 分 県道774号 経由

そして、残念ながら、工事中のため、ここもこの先に進むことができなかったので、もう一度

Uターン

。時刻は13時30分過ぎ。戻りながら、他の入口を探しなおすのだが、どうしても見つからない。

そこで、竹屋駐車場に戻って、そこから歩くことにした。

↓ 車- 4.4 km 15 分 県道774号 経由

竹屋駐車場

に戻ったのは、13時49分。

クルマを降りて、靴を履き替え、2本杖を持った。

車両進入禁止のコーンの横を通って、しばらくは車道を歩き、途中から自然歩道に入った。山林の中を適度な勾配で続いており、歩いていて気持ちいい。

↓ 徒歩- 1.5 km 26 分

清水山山頂の東屋

に到着したのは、14時17分。座ってパソコンをいじっているばかりの身体をほぐすには、もってこいの運動量だ。ここに至るまでのほとんどが林の中。木陰の中を歩く感じで心地良いが、眺望は全く効かない。

山頂に来て、ようやく風景が広がる。有明海やその向こうの多良岳、雲仙岳まで見渡すことができる。

有明海 その向こうに多良岳や雲仙岳がある  14時30分

さて、山頂には東屋があって、6人ほどがテーブルを囲んで座れるようになっている。そして、周囲にも屋根こそはないが、ベンチが幾つか配置されている。

Jさんとふたりで、東屋に佇んでいると、他のルートで登ってきた夫婦連れが、「こんにちは~~」と挨拶をしながら、東屋に近づいてきた。「まだまだ暑いですね~」とかいいながら、汗をタオルで拭きながら、席に腰掛けると、「どちらからですか?」と声をかけられ、そこからしばらく会話が続くのだ。

そして、ある程度喋って、身体も休まったら、「では、私達はそろそろ…」といって降りて行かれる。すると、また別のご夫婦が別の道から上がってこられて、東屋の席に着き、先ほど同様、しばらく喋って降りて行かれるのだ。

不思議な東屋だ。

もちろん、登ってきた人全員がこの東屋で喋っていくわけではない。ひとりで登ってきて、東屋から20㍍ほど離れたところの草の上に座ったかと思えば、そのままじっと黙って有明海の方を見つめていたり、グループで登ってきた人がベンチの前で立ったまま内輪で喋って他の道から下りていくといったこともあるのだが、日常的に何度も来ている人ほど、ここで語らってから下りていくようなのだ。

15時07分
15時09分

この東屋は登山者の社交場になっていた。

次々に訪れた人と世間話をして分かったことは、いろんな人がここをとことん愛している人達がいるということだ。

年間300回はここに来ているという人や、集に1~2度だが、もう何年も登り続けているという人もいた。

そして、結果的に一番長く東屋に留まっていたのも私達だった。「どうせなら日没をみてから下りよう。」

この山頂には、公衆トイレが完備されているのだが、それがバイオトイレになっている。し尿をおがくずと好気性微生物を使って自然に分解するシステムだ。山には最適なトイレかもしれない。

16時54分になったが、太陽はまだ高い。日没までにはまだ時間があるようだ。

日の入りを見てから下山するつもりで、その時刻を待っていたのだが、東屋でじっとしていると身体が冷えて、肌寒く感じる。周辺を散策して身体を温めることにした。

16時57分
16時59分

↓ 徒歩- 500 m 10 分

山道を歩いていると、段々と日光の赤みが増していった。こうなると日没までは意外と早い。折角、長時間、待っていたのにその瞬間を見損なったというのではシャレにならない。

急いで戻ることにした。

清水山山頂の東屋

に漬いたのは、17時04分。

焦って戻ってきたが、戻ってみたら、まだ日は高く、日没までは時間があった。焦る必要は全くなかったのだ。

それよりも問題だったのは、対岸の山の上にある薄雲。いつの間にか、これが、厚くなっていた。どうやら、日没は期待できない可能性が高くなった。

17時34分

17時33分、日没が望めないことがほぼ確定したので、断念して東屋を後にした。

周囲は段々と薄暗くなっていった。林間の登山道はさらに暗い。薄暗い登山道を、目を大きく見開いて一歩一歩を確かめながら注意深く下山した。途中で登りとは違う道に行ってしまったことに気付いたが、それでも車道に出た時はホッとした。

↓ 徒歩- 1.8 km 39 分

竹屋駐車場上の展望所

竹屋駐車場

に駐めていたクルマに乗り込んだのが、18時12分。

帰りの車中で、温泉に寄ろうということになった。トレーラーを駐めている駐車場の近くに、「恋ぼたる」の温泉館がある。とりあえず、そこで、ひとっ風呂浴びて…。その後はその後考えよう。

ところが、温泉館の前を通ると、何だか様子が変。やけに薄暗いし、シーンとしている。

「もしかして、休館日? え~~っ!」 ガクッときた。

火曜日が休館日。

↓ 車- 6.0 km 24 分 国道209号 経由

一旦、

筑後船小屋公園の宿横駐車場

に戻った。18時38分。トレーラーでしばし休憩することにした。

ベッドをテーブルに展開し、お湯を沸かす。そして、珈琲を入れた。

車内で、休憩がてら、いろんな話をした。お互いの生い立ちや趣味…。周辺の日帰り入浴ができそうな場所を検索してみたのだが、これといったものが発見できなかった。集中力を欠いていたのかもしれない。そして、いつの間にか温泉は諦めていた。

しかし、お腹は空いてくる…。お昼にあれだけ食べたにも関わらず…。

気が付けば、20時を過ぎていた。10月15日で福岡県の飲食店の時短営業期間は終了していたが、そもそもこの時間になると居酒屋かファミレスぐらいしかやっていないだろう。その中から探すよりは、この辺のスーパーマーケットで惣菜を買ってこようということになった。

Jさんに聞くと、トライアルがあるそうだ。じゃあ、出掛けよう。20時09分出発。

↓ 車- 2.8 km 12 分 国道209号 経由

スーパーセンタートライアル筑後店

に着いたのは、20時22分

店内は広く、品揃えも豊富。20分間の買い物時間を設定し、クルマで待ち合わせることにした。

あとになって知ったのだが、トライアルはレジカートという最新兵器を導入しているらしい。使ってみたかった。

それと、現金決済をしてしまったが、サービスカウンターに行けば、カード決済もできたとのこと。今度からは、そうしよう。

で、駐車場を出たのは、20時53分。

↓ 車- 2.7 km 6 分 国道209号 経由

筑後船小屋公園の宿横駐車場

には、20時59分に到着。トレーラーに入り、寿司や刺身を肴にビールで乾杯。

Jさんは、自宅まで運転しないといけないので、ノンアルコール。申し訳ない…。

それにしても、すべて半額。恐るべし (飲み物は除く)
さっそく、かんぱ~~い。頂きま~す。

飲み食べしながら、先ほどの続き。時間を忘れていたので、いつまで喋っていたかは不明。

夜は更け、Jさんは、軽トラに乗って、帰っていった。たぶん、24時30分頃…。

その後は、ピクスタの写真を整理しはじめたのだが、心地良い疲れで睡魔が襲ってくるまでに、さほど時間は掛からなかった。

テーブルをベッドに戻し、横になった…。

明日は、どうするか…。まぁ、明日考えよう。おやすみなさい。

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