ふらり旅

久し振りの天ヶ瀬温泉・杖立温泉の湯を楽しむ[3日目]帰りに、城山公園から山中渓谷へ

さあ、最終日だ。今日は午後から複数の予定があるため、気持ち的には少々せわしい。1つ目は、13時から二日市で行われる会議に出席予定だ。ただ立場としてはオブザーバーなので出席義務があるわけではない。傍聴させていただくだけでも異議があるので、できるだけ出席したいと思っている。2つ目は17時からドコモショップ花畑駅前店。これは、手続きのために予約を入れているので、絶対だ。

2021年10月23日土曜日

福岡県、日田市、小国町

<車移動> 87.5 km 4時間35分 <徒歩移動> 1.1 km 35分
城山公園 9:47
↓ 車- 2.9 km 6 分 国道442号 経由
Uターン地点 9:53
↓ 車- 4.3 km 1 時間 3 分
山中渓谷駐車場 10:56~10:58
↓ 徒歩- 1.1 km 35 分
山中渓谷駐車場 11:34~11:39
↓ 車- 800 m 5 分
善蔵堤南端東屋 11:44~11:53
↓ 車- 48.7 km 1 時間 32 分 九州縦貫自動車道 経由
トレーラーの駐車場 13:24~13:26
↓ 車- 1.0 km 16 分 上大利3338号線 経由
自宅 13:43~14:07
↓ 車- 3.4 km 15 分 水城駅前通り 経由
◯◯で会議に出席 14:21~15:25
↓ 車- 1.3 km 7 分 県道581号 経由
九州三菱自動車販売(株)筑紫野店 15:32~16:05
↓ 車- 23.3 km 54 分 県道17号 経由
実家 16:59~17:07
↓ 車- 550 m 4 分
ドコモショップ花畑駅前店 17:11~17:52
↓ 車- 650 m 4 分
実家 17:56~18:42
↓ 車- 270 m 3 分
ザ・ビッグ久留米すわの店 18:45~19:11
↓ 車- 140 m 3 分
南国殖産㈱諏訪野町給油所(ENEOS EneJet) 19:14~19:21
↓ 車- 350 m 3 分 国道3号 経由
実家 19:25

城山公園

トレーラー後部の2段ベッドは、上の段を荷物室に改造したので、下の段はテーブルと椅子として、使いやすくなった。これもひとえにプレジャーRVの笠原店長のお陰だ。

さて、昨晩に作った鍋に麺を入れて、それを朝食とした。昨夜の夜食も同じ食べ方だった。この鍋は簡単に作れる上に栄養価も高そうだ。しかも、あくまでも自己評価だが、美味しくて飽きが来ない。その上、数日間は保つし、移動の際にも邪魔にならない。良いとこ尽くめでトレーラー生活では欠かせないメニューだ。鍋を温めて食器に移したあと、生卵をひとつ割って食べる。ごはんがある場合は、上にかけて肉丼にすることも出来る。

さて、前文でも触れたように、今日は午後に予定が入っている関係で、のんびりすることは出来ない。

しかし、普段、のんびりと過ごすことが多いために、身体はゆっくりした動きに慣れてしまっている。8時30分過ぎに朝食をとったあと、車内の片付けや出発準備などをいろいろしていたら9時半近くになっていた。やはりこうなるか…。急がなければ…。

それでも、空がほぼ快晴で、青く透き通っているので、気持ちが良い。城山公園をさらっとだけでも歩いておかないと勿体ない。

城山公園の駐車場と公衆トイレ、東屋
駐車場の一段高いところにある別の東屋
トノサマバッタ

ここは、猫尾城跡。12世紀末に築かれた山城があった場所だ。今では、遊歩道が整備され、東屋で寛いだり、展望所からの眺めを楽しめる。春は桜の名所で訪れる人も多いようだが、普段は静かな佇まいだ。あちらこちらに地元の方々の記念植樹が行われている。地元愛が感じられる公園になっている。

公衆トイレ駐車場があって、静かすぎるほどの環境の中で1泊することが出来た。

軽くひとまわりしたあと、トレーラーに戻った。そして、アウトリガーを上げ、9時47分に出発した。

この後は、山中渓谷に行って、紅葉の進捗度を確かめる。

さて、Googleマップで検索をかけると、2通りのルートが示された。

薄い青のルートは前回、訪れたときに走った道だ。それならば、今回は濃い青のルートで向かうことにした。カーブは多少、キツそうだが、距離は短く、時間的には1分しか変わらない。即決だった。

しかし、走り出してみると様相は一変する。最初は、城山公園を下る道の道路脇に大量に落ちている毬栗を見て、喜んでいたのだが、国道442号線に向かう途中の右左折時に、ナビの音声ガイドが遅れ気味になると、タイミングがズレて苛立ちを覚えた。ナビはGoogleマップの経路検索機能だが、タイミングがずれるのはGPSの精度が低下しているからだったのかもしれない。

だとしたら、Googleマップに罪はないのだが、どうしても音声案内はGoogleマップから出ているので、そこに八つ当たりをしてしまう。

↓ 車- 2.9 km 6 分 国道442号 経由

橋を渡って、右折したところで、左折する場所を素通りしてしまった。ナビの案内が交差点に進入したそのときだったし、その道があまりに狭く感じられて急な左折をためらったからだ。左折し損なって、直進してしまった。

ナビはただちに再検索し、薄い青のルートに誘導させようとしたが、私は途中に辛うじてUターンできる場所を発見。方向転換をして、元のルートに戻った。

Uターン 9:53

でも、これが運の尽き。狭い道でしかも悪路。前進する間は、ぎりぎりでも何とか進むことは出来るが、進めば進むほど、道は険しく狭く、カーブもキツくなり、条件が悪くなっていった

もし、この先で、行き止まり、あるいは狭すぎで前進できない、なんてことになったら、お手上げだ。前進でもぎりぎりで走ってきたので、バックとなると時速0.1kmも出せなくなる。事実上、脱出不可能になるのだ。

相当、焦った。果たして、この悪路を無事に脱出できるのか…。

車1台ぎりぎりの荒れた道  難関 10時13分

車1台がぎりぎり通れる道幅。左は壁、右は崖。路肩の強度も保障されていないし、ガードレールもない。

通って良いものかどうか、車を降りて、歩いて確認せざるを得なかった。

正面から見た様子

路面はかつて舗装されていたようだが、今では罅が多数入り、路肩は崩れ始めていて、どれぐらいの重さに耐えられるのかわからない。果たして、このような状態がいつまで続くのか…。

結論からいうと、このような難関は3箇所ぐらいあった。その都度、ヒヤヒヤしながら走った。見かけ上は誰も使っていない廃道のように見えるが、途中には茶畑もあったりして、少人数だが誰かは使っているはずだった。

10時14分、「FCM一時利用できません」のメッセージが点灯

FCMとは、衝突被害軽減ブレーキシステムの事だ。

10時17分

希望を失わないようにしつつ、気を張って運転していると、途中で1台の軽トラックと出会った

しかも、出会った場所はたまたま、ぎりぎりすれ違うだけの広さがある離合可能箇所だった。

相手の男性も驚いていた。トレーラーを引っ張っている車がとんでもない道を走ってきたのだから…。

その男性は、離合箇所に車を停めて

「迷ったろう?どこから来た?そして、どこ行くの?」

と声をかけてくれた。

「どこからって、Googleマップの言うままに走ってきたので、説明が難しいのですが…。行先は、グリーンピア八女。いや間違った。山中渓谷なんですけど。この道で抜けられますか?」
「紙を持ってるね?」
「いや~、持ってないですねぇ。」
「じゃ、ちょっと待って…。」

その男性は、ノートを破った紙に手書きで、左の地図を書いてくれて、今後の走り方について説明してくれた。

ありがたかった。

狭くて恐ろしい道は多少続くかもしれないが、いきなり行き止まりとなる可能性は極めて小さくなった。これだけでも、精神的にはかなり楽になる。


この地図に、その男性が説明してくれた内容を書き加えると、下のようになる。

男性に御礼を言って別れた。

しばらくは、狭隘道路が続いたが、不安感はなくなった。恐いのは気が緩むことだ。

そして間もなく、小さな橋を渡った。説明通りだ。

さらに進むと、今度は段違いのY字路のようなところに出た。おかしい…、そんな説明はなかったのだが…。

よく見ると、それは交差点だった。左折困難な4つ角だ。

小さな橋を渡った後の交差点

確かに、この交差点を左手前に左折するのは無理だ。直進して停めて、写真を撮っている。

数軒の民家が見えた
T字を左折すると、防火水槽が見えた

すべて、軽トラのおじさんが書いてくれたメモ通りだった。

ここを左折すれば、山中渓谷へ行く変形4つ角
右手方向
左手にある衆院選ポスター掲示場と道しるべ

ここに到着して、ようやくホッとすることが出来た。一時はどうなることか、果たして生還できるか、というところまで追い詰められたような気持ちになったが、そんなときに出会えた軽トラックの男性は、神様の元から派遣された天使のように思えた。

このように、窮地に立ったときにも、必ず救い出してもらえるのはありがたいことだ。

ちなみに、城山公園から山中渓谷までのドライブレコーダー動画は、YouTubeで見ることができる。1時間ほどの格闘の記録だ。

↓ 車- 4.3 km 1 時間 3 分

山中渓谷駐車場

には、10時56分にようやく到着できた。ここには、駐車スペース公衆トイレがある。

Googleマップの予想所要時間は19分程度だったので、実際には3倍以上、4倍近くの時間がかかったことになる。それでも、無事到着できたのでいうことはない。むしろ、ありがたかった。

何度も言うが、軽トラックのおじさんのお陰だ。

それにしても、Googleマップは、あの道を紹介して、しかも19分で走れるなんて…。あの道は、検索対象から外してほしい。これ以上、犠牲者を生まないために…。

さて、10時58分、車を降りて、山中渓谷を歩くことにした。

駐車場から北側のところに渓谷入口がある
道路から川に降りる遊歩道がある。それを降りて、飛び石の途中から谷川の上流を望む
アップ気味に撮ってみる
紅葉の見頃にはまだ早い
対岸にある東屋
東屋から遊歩道を上流方向へ
独特の渓谷美
2週間ぐらい経つともっと美しくなるだろう
絵になる風景
今度は下流方向へ歩く
東屋を通り過ぎて…
定番のジョロウグモ
川に降りると木造の橋がある。
更に進むと、遊歩道は行き止まり
ニラみたいな草が生えている。食用になるのかな?
ちょっと戻って、先ほどの木造橋へ
木造橋を渡る
木造橋からの眺め

階段を上がると道路に出る。

さらに道路から上に上がる階段を上がると、東屋がある。そこにも重箱岩がある。

道路から東屋へ上がる階段
今度は道路を歩いて、駐車場に戻る
山中渓谷の重箱岩(待ち指定文化財・町指定天然記念物)
重箱岩
水平に幾つもの筋を持つ岩が重なっているように見える
しかし、山中渓谷には、どうして立派な石垣があるのだろう??
石垣

↓ 徒歩- 1.1 km 35 分

山中渓谷駐車場

には、11時34分に戻ってきた。今から急いで帰っても、二日市での会議には間に合いそうもない。それに、善蔵堤の紅葉はどれほど進んでいるかを確認しておきたかった。

11時39分に 善蔵堤へ移動開始。

↓ 車- 800 m 5 分

そして、

善蔵堤南端東屋

には、11時44分に到着。近くの駐車場に駐めて、歩く。本来ならば、堤の周りを、2.26kmの遊歩道があるので、水辺の風景や花、鳥の鳴き声を聞きながら歩くと、心と体に良いのだが、今日は、東屋からの風景を眺めるだけにしておく。

善蔵堤の南端の東屋。紅葉は色付き初めといったところだ。
東屋隣から堤を見る
東屋はこんな雰囲気
今度は緑色のトノサマバッタかな?

さあ、11時53分だ。いくら何でも、もう限界!帰途に就いた。

↓ 車- 48.7 km 1 時間 32 分 九州縦貫自動車道 経由

急いでいたので、広川I.Cから鳥栖I.Cまでは、高速を利用した。

トレーラーの駐車場

には、13時24分に到着。トレーラーを切り離して、定位置に駐め、中のものをヘッド車に移した。そして、13時36分に駐車場を出た。

↓ 車- 1.0 km 6 分 上大利3338号線 経由

一旦、

自宅

に戻った。13時43分。荷物の整理が必要だ。特に食料は冷蔵庫に入れたりと何かと大変だ。

ここで、今回のふらり旅は終了だ。

そして、今度は久留米に行く準備をして、14時07分に家を出た。

↓ 車- 3.4 km 15 分 水城駅前通り 経由

◯◯で会議に出席 14:21~15:25

13時30分から15時00分までの会議なので、実質30分程度しか出席できなかった。

↓ 車- 1.3 km 7 分 県道581号 経由

九州三菱自動車販売(株)筑紫野店 15:32~16:05

ガソリン代高騰の折、充電はできるだけ頻繁に行う。30分間で80%の蓄電が出来、それで約40㎞程度走る。ガソリンよりも経済的だ。

↓ 車- 23.3 km 54 分 県道17号 経由

実家

に着いたのは、16時59分。ドコモショップは17時から予約していたので、自宅付近で母親をピックアップして、そのまま移動するつもりが、実家での探し物が発生し、実家にどうしても立ち寄る羽目に…。

出発は遅れて、17時07分。

↓ 車- 550 m 4 分

ドコモショップ花畑駅前店

には、17時11分。それでも、入店後にしばらく待つことになった。今回の来店目的は、父親の携帯解約と名義変更のためだったが、名義変更については関係性を示す資料が必要ということで受理されなかった。また、出直さなければならない。何故、父親の運転免許証と母親のマイナンバーカードが同一住所ということで、夫婦だと認定してしてくれないのだろうか? 不都合がある点を教えて欲しい。

もやもやしながら、17時52分に店を出た。

↓ 車- 650 m 4 分

実家 17:56~18:42

に戻って、戸籍謄本を探したが、何故か見つからず…。先日、採って、年金手続きに使ったばかりなのに…。不思議なこともあるもんだ。

↓ 車- 270 m 3 分

ザ・ビッグ久留米すわの店 18:45~19:11

で、買い物をして、今晩の夕食の準備…。

↓ 車- 140 m 3 分

南国殖産㈱諏訪野町給油所(ENEOS EneJet) 19:14~19:21

それにしても、ガソリン代が高騰しすぎだ。172円という数字をみて、10㍑しか給油しなかった。できるだけ電気で走ろう!

↓ 車- 350 m 3 分 国道3号 経由

実家

には、19時25分に到着。

さて、今回のふらり旅は、久し振りに天ヶ瀬温泉と杖立温泉を訪ねた。やはりどちらも素晴らしいお湯だ。コロナ騒ぎで人々が分断され、旅をする側も、招く側も、お互いに「もしも…」想定して懐疑的になっていた。

メディアなどにあおられるままに、怖がるのではなく、もっと、自分から情報を取りにいって、科学的知見や考察に基づいて、理解し、行動するようにしたいものだ。

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


error: Content is protected !!