小国・阿蘇・天草周遊[3日目]天草を思い描くも、阿蘇どまり。草千里でカレーを食べて、米塚下園地泊
ふらり旅、3日目…。昨日の家庭集会に参加できたので、今回の旅の第一目的は、無事に達成された。じゃあ、この先はどうするの?
いつものことだが、とりあえずひとつだけ、行先を決めて出発してしまうと、それが達成された途端に、行動指針を見失い、その後の動きがぐだぐだになってしまうのだ。
自由度の高いトレーラー旅ならではの悩みだ。
まぁ、それがふらり旅だと言うこともできるのだが…。
さて、次の目標を明確にしなければ、先に進めない。
出発の時点では、家庭集会の後はただ漠然と、天草にでも行ってみようか…、という程度にしか考えていなかった。
約1ヶ月前に平戸を訪ねた。平戸には幾つもの天主堂があり、それぞれに個性がある。幾つ回っても、新鮮な感動がある。次への期待も高まる。建物の外観が風景とよくマッチしているし、礼拝堂に入って一番後ろの席に座ると、静寂に包まれ、時間が止まったような、何かしら霊的に満たされたような感覚に包まれる。また、記念碑や説明板に目を通すと、確固たる信仰を体現するように、教会堂を建て、守ってきた人々の思いや息づかいが伝わってくる。
1549年のキリスト教伝来を契機に西洋文化が入り込み、九州では為政者から民衆に至るまで多くの人達が信仰し、特に九州の西側一帯でキリスト教文化が花開いた。しかし、その後50年も経たないうちに、バテレン追放令が発布され、禁教、そして迫害の歴史が始まる…。
そんな苦難の時代にも潜伏して信仰を守り続けた人達がいた…。
平戸に向かったときは、3日間で長崎市周辺まで回ってしまおうと思っていたのだが、実際に走ってみたら、平戸だけでも時間が足りなかった。そうなると、長崎はもちろん、島原や天草にも行きたい気持ちが高まるのは、自然な流れだ。
それらの地域で一番行きやすい場所ということで、今回の第2目標は天草に決定した。
2022年7月27日(水)の 行動履歴
熊本県、太宰府市 <車移動> 56.0 km 1時間50分 <徒歩移動> 1.3 km 19分 S&Aシェアハウス 12:40 ↓ 車- 900 m 8 分 上田の水汲み場 12:47~12:48 ↓ 車- 900 m 8 分 ファームロード 経由 流(ながれ)展望所 12:56~13:09 ↓ 車- 29.3 km 43 分 国道212号 経由 阿蘇草原保全学習センター 13:53~14:26 (株)GSコーポレーション ↓ 車- 1.0 km 2 分 国道212号 経由 ダイレックス 阿蘇店 14:28~14:53 ↓ 車- 18.7 km 31 分 ヘリポート前の牧野駐車場 15:24~15:41 ↓ 車- 1.6 km 3 分 草千里展望所駐車場 15:44~15:47 ↓ 徒歩- 350 m 9 分 阿蘇山上ビジターセンター 15:55~16:38 ↓ 徒歩- 400 m 2 分 Welcome restaurant Nan & Curry 16:41~17:22 ↓ 徒歩- 550 m 8 分 草千里展望所駐車場 17:30~17:32 ↓ 車- 3.5 km 16 分 阿蘇パノラマライン/県道298号 経由 米塚下園地 駐車場 17:48
S&Aシェアハウス
それにしても、昨日は飲み過ぎた。岐阜から S.Kさんの高校時代の先輩が訪ねてきていて、数日滞在していたということもあるが、久住ワイナリーのワインが好みの味でありすぎたことが大きく影響している。
S.Kの先輩は、昼過ぎにある仕事の打ち合わせまでの2時間余りを使って、周辺ドライブに出掛けたい…。だから、ふたりはここを10時に出掛けるとのこと。
そりゃそうだろう、遠く岐阜の地から車を運転して、ここまでやってきたのだから、仕事のことだけでなく、プライベートでも楽しみたいはずだ。
となると、私もそれまでに出発しなければならない。さもないと、鍵を持たない私は、ふたりが帰ってくるまで留守番ということになってしまう…。
身体は正直、もうちょっとゆっくりさせて…と言っているが、頭はさっさと出発しろ!そうしないと、今日一日を無駄にしてしまうぞ!と言っている。
なので、この時間的制約は、優柔不断の私にとって好都合と言えば好都合だ。
ところがその刻限が近づいたとき、状況が変化した。その先輩が睡眠不足と疲労を理由に周辺ドライブを断念したというのだ。昼過ぎの打ち合わせに備えて、寝直すらしい。
おそらくだが、「また来ればいいや」ぐらいの気持ちなのだろう…、若いときは、次のチャンスはいくらでもあると思いがちだ。そして、それ以上に、昨日の深酒が若い身体にも影響を及ぼしているのだろう。
結局は、私も慌てて出掛ける必要が無くなった。身体の要求が満たされることになったのだが、果たしてこれは良かったのか…、悪かったのか…。
まぁ、なるようになることも飲み込んで、楽しむのがふらり旅だ。
昼過ぎになって、身体の調子が整ってくると、心の焦りは反比例してが強くなった。そろそろ出掛けないと…。天草までは意外に遠いぞ!
ということで、ふたりに別れを告げて、12時40分にシェアハウスを出た。坂道を下り、ヘッド車に乗り込んだ。
↓ 車- 900 m 8 分
上田の水汲み場
に寄ったのは、12時47分。シェアハウスに置いていた水タンクを回収したので、それとペットボトル1本に給水した。
↓ 車- 900 m 8 分 ファームロード 経由
流(ながれ)展望所
に到着したのは、12時56分。以前は、道の駅小国に駐めていたが、最近はほぼこちらの方にトレーラーを駐めさせてもらっている。
ここの駐車場は、大型車でも4~5台駐められるほどの広さがある。実際、時折、大型車が複数停まって、荷移しその他の作業が行われていることもある。
そして、駐車場の南側には原っぱがあり、東屋が建っている。トイレはない。
こぢんまりとした何もない公園だ。気候の良い時期ならば、ベンチに座って読書したり、物思いにふけるのも良いかもしれない…。
さて、13時09分になった。いよいよ小国を発つ時間だ。ファームロードを南下し、南小国町役場の脇を過ぎて、国道212号線に入った。
↓ 車- 29.3 km 43 分 国道212号 経由
阿蘇草原保全学習センター (株)GSコ ーポレーション
(株)GSコーポレーションとは、財団法人阿蘇グリーンストックから、収益部門だけ分社化してできた阿蘇の農畜産物の販売業者だ。
今回立ち寄ったのは、ここで販売されている減農薬米「阿蘇ほたる米」の玄米を購入するためだ。
去年の冬、阿蘇グリーンストック主催の阿蘇野焼き支援ボランティア講習会に参加したのだが、そのときは左の建物が会場だった。
そのときと同じノリで、何の疑問も持たずに左の建物に入っていった。玄関で外靴を脱ぎ、スリッパに履き替える。そして、受付に声を掛ける…。
「すみません。玄米を買いに来たのですが…。」
「ああ、GSコーポレーションは右側の建物です。少々お待ちください。担当者がいるか確認してみますので…。」
と言って、内線で確認してくださった。
「担当者はいますので、隣の建物の玄関からお入りください。そこに、受付がありますので…。」
「あ~、分かりました。ありがとうございます。」
左の建物を出て、右の建物の玄関を入る。ここも、外履きを打ち履きに履き替える。そして、中に入ると、右側に受付がある。そして、反対側は、待合室と取扱商品のディスプレイになっている。
受付で、減農薬米の担当者を呼んでいただくと、奥からひとりの男性が出てこられた。
「玄米を買いに来ました。で…、減農薬米とありますが、無農薬じゃないんですね。」
「無農薬じゃないそうです。田植え直後に1回だけ…。そうしないと、収量に大きな差が出てしまうらしいので…。でも、刈り入れ時には残留農薬はないそうです。」
「そうなんですか。じゃあ、今回は10㎏入りの玄米を1つお願いします。まずは試してみます。」
「分かりました。」
そう言われて、奥の倉庫に取りに行かれた。その間、受付の向かい側にある待合室?休憩室?のような部屋とその隣の取扱商品の展示室をゆっくりと見学した。
この建物の南側は芝生の庭になっている。
野焼きボランティア講習会では、座学での講義の後、この庭で、火消し棒の補修の仕方と使い方の実地訓練が行われた。
受け取るまでにある程度の時間を要した。少なくとも5分以上掛かったと思う。聞くと、品質保全のため、保管の仕方に気を使われているようだ。
10㎏入りまでは、いくつかは、ここにも置いているようだが、30㎏入りの袋は、ここから数㎞離れた場所の冷蔵倉庫に保管されていて、購入の連絡を受けてから、こちらに運び込むそうだ。事前に予約しておかないと、受け取りに時間がかかりすぎることになるので要注意だ。
今回は10㎏なので、送料を負担すれば発送もしてもらえるのだが、30㎏は店頭で受け取りのみ。
さて、お米を受け取り、代金を現金で支払った。
14時26分、さあ出発しよう!
↓ 車- 1.0 km 2 分 国道212号 経由
ダイレックス 阿蘇店
に買い物のために立ち寄った。トレーラーを引いているので、店舗の南側に駐める。そして、14時28分に入店。
阿蘇に来たからには、阿蘇のお酒れいざん生貯蔵酒は外せない。それに、サッポロビール黒ラベル350㎖缶×6も。そして、つまみのミックスナッツと豆腐、もやし、国産若鶏のむね肉。
むね肉はフライパンで焼いて、もやしと一緒に炒めるとヘルシーなおつまみになる。
あとは、サッと食べられる、メグミルクの恵7種果実ヨーグルトとバナナを買い物バスケットに入れた。
そして、レジに並んで、レジ袋大1円を付けて、支払いはiDで済ませた。持ち帰り用の氷をもらって、店を出た。
氷はトレーラーの冷蔵庫へ入れて、冷却をアシストする。そして、飲み物と肉ともやしも入れる。
そして、14時53分に出発。
さて、空腹はどこで満たすか…。そうだ、草千里グリーンパークの建物内にあったインドカレーのお店に行ってみよう! 今年の2月、杵島岳に登った後、この建物に入って、熊本名物のいきなり団子を食べたとき、隣にインド・パキスタン料理の店があり、そのときから気になっていた。
そのとき、メニューのカレーが美味しそうに見えたのだが、なかなかタイミングが合わずに5ヵ月も過ぎていた。今日なら大丈夫かも…。行ってみよう!
↓ 車- 18.7 km 31 分
しかし、問題は駐車場だ。このカレー屋さんの前の駐車場は、一般財団法人自然公園財団が管理する有料駐車場で、食事だけに立ち寄るにしても1日の駐車料金、二輪車200円、普通車500円、マイクロバス1,000円、大型バス2,000円が徴収される。
Googleマップの口コミによると、17時を過ぎて駐車場職員がいなくなると無料になるとのこと。この財団は国立公園の環境保護活動のために駐車場事業をしているようだが、この課金の仕方については少々疑問だ。
私自身は、この草千里駐車場ではなく、草千里展望所駐車場をあてにしていた。こちらは無料だが駐車可能台数は少ない。
案の定、この駐車場に差し掛かったとき、びっしりと車が駐まっており、トレーラー牽引中の私が駐めるスペースは残っていなかった。
そこで、そのまま道なりに進み、草千里駐車場も通り過ぎて、観光ヘリの離着陸場となっている牧野駐車場に向かうことにした。草千里グリーンパークまでは1㎞強あるので、約15分歩くことになるが、軽い有酸素運動というか腹ごなしというか、風景を楽しみながらの散歩ができるだろう。
ヘリポート前の牧野駐車場
に着いたのは、15時24分。
ところが残念ながら、ゲートが閉じられており、進入できなかった。一瞬、ゲート前に駐めて歩こうかとも思ったが、万が一、牧野の方が作業か何かで来られた場合に邪魔になるかもしれない。
やはり、さすがにここに駐めるのは気が引けた。なので、Uターンして、展望駐車場まで戻ろう。そして、そこで駐車できなければ、今回も縁が無かったと理解して、次に進むことにした。
Uターンして、ここを出たのが15時41分。何かしら雲行きが怪しい…。
↓ 車- 1.6 km 3 分
またもや、草千里駐車場の前を通過し、
草千里展望所駐車場
に着いたのは、15時44分。ちょうど、北東側の端が空いていて、トレーラーを繋いだまま駐車することができた。ラッキー。
15時47分に車を降り、駐車場脇からの眺望を楽しんだ。
雲が立ちこめていて、烏帽子岳の山頂は見えない。
乗馬コースの馬たちは、仕事がないので、池の山側に離されて、それぞれ草を食んでいるようだ。
さあ、降りよう。この坂道を下っていけば、草千里グリーンパークにはすぐに着く。
↓ 徒歩- 350 m 9 分
まだ、カレー屋さんの閉店時間までは時があるので、
阿蘇山上ビジターセンター
ビジターセンターは火山博物館入口横に間借りをして、動物・植物・鉱物の実物や写真などを展示している。また、阿蘇火山が周辺の各地域にどのような影響をもたらしているのかも学ぶことができる。
さて、展示物を見始めようとしたとき、ここの係の男性が近寄ってきた。
「Chitorinさんですか?」
「えっ?」
こんなところに知り合いはいないはずだが…と思っていると、
「K,Mです。S&Aシェアハウスで会った…。」
「あ~~、温泉ソムリエのKちゃん! こんなところで何しているの~~。」
彼は、元々は理学療法士だが、小国町でスポーツジムのインストラクターをやったあと、南小国の山を買い、ヤギ2頭と暮らしながら、様々な活動を行っている。沢登りのインストラクターやこことか他の観光スポットの案内係などもしているというのだ。
それにしても、こんなところで会うなんて…。しばらく立ち話をし、ビジターセンターの概要説明もしてもらった。
阿蘇周辺の山々を歩いていると、そこかしこに草花が咲き誇り、美しい景観を生み出している。一つひとつの花を判別し、名前を調べるのは大変な作業なのだが、こういったところの展示物は非常にありがたい。
一通り展示物に目を通した後、K.M君に挨拶をして、16時38分にこの建物を出た。外は雨が降っていた。
↓ 徒歩- 400 m 2 分
目的のカレー屋さんは隣の建物「草千里グリーンパーク」内にある。
Welcome restaurant Nan & Curry
に入店したのは、16時41分。隣のお土産物屋は営業時間が過ぎているのか、誰もいない。
寂しい雰囲気だ。そして、こちらのカレー屋さんにも客はいない。時間帯の問題か、天候の問題か、季節の問題か…。しかし、それにしてもこんな状態で、果たして経営は成り立つのかと心配になった。
とにかく、草千里が一望できる窓際のカウンター席に座った。今日の草千里は雨模様。
「さてさて、う~む。どれにしようかな…。」
目の前に立てられているメニューにじっくりと目を通す。
「まぁ、まずはAのウエルカムセットだな。カレーは…見栄えの良さそうな、ミックスベジタブル。そして、今回はナンではなく、サフランライスにしよう。それにサラダが付いて、1,080円だ。よし、これでオッケー。」
店員を呼んだら、色黒の外国人男性がやってきた。日本語も覚え始めのようだ。メニューを指さしながらオーダーした。
しばらく雨に煙る草千里をボーッと眺める。そして、スマホ画面を見ながらキーボードを叩きつつ、カレーの到着を楽しみに待った。
その間、お客さんは2組ほどやってきた。でも、まだ寂しい…。
そうこうしているうちに、先ほどの色黒外国人の若者がカレーを運んできた。ぼそっと喋ったかもしれないが、ほとんど黙ってお皿を並べ、アイコンタクトで厨房に戻っていった。
きっとまだ不慣れなんだろう…。
「あれ? なんか変だなぁ。」
これは、私が注文したものだろうか…。??? もう一度、メニューを覗き込む。
「私が注文したのは、見栄えを重視してのミックスベジタブルカレーだったはず…。」
運ばれてきたカレーには、色がない。
メニューを読み返すと右上に「素材に合わせてスパイスを調合するので、当店のカレーはカラフルです。“辛さ”をご希望の方はお申し付けください。」とわざわざ書いてある。
余りにも、写真と実物の開きがあったので、注文と商品に間違いが無いのかどうか、確かめるべく店員を呼んだ。
先ほどの色黒外国人がやってきた。オーダーしたのはミックスベジタブルカレーだが、提供されたカレーは間違い無くそれなのかと、日本語で彼に聞くと、言葉では説明しないが、状況は把握できたようだ。厨房に戻って、別の店員に伝えていた。
その間、私もいろいろと考えた。
「もしかして、ミックスベジタブルカレーとは、いろんな種類の野菜が混ぜ合わされたカレーという意味ではなく、冷凍食品のいわゆるミックスベジタブルを解凍して、具にしたカレーってこと? そうだったら、この出されたカレーは間違っていない。ただ、写真のそれとは余りにも掛け離れており、客に誤解される可能性は高い。メニューが誇大広告だと言われても反論できないレベルの違いだ。」
そんな馬鹿げたことまで考えながら、厨房の様子を窺っていると…。
別の店員から指示があったのだろう、彼がカウンター席に戻ってきて、メニューの他の2つのカレーを指さし、何かを言い始めた。声が小さいし、辿々しいしゃべり方だったので、よく言葉は分からないのだが、ジェスチャーその他からトータルで判断した上で、こう聞いてみた。
「他の2つのカレーのうち、1つ選をべってこと?」
すると、彼はぺこりと頷いた。
どうやら、もうひとつカレーソースをサービスして、この場を解決しようとしているらしい。
「じゃあ、チキンカレー。」(←えっ?頼むんかい!)
それを聞くと彼は戻っていった。
何かいちゃもんを付けたような形になってしまい、こんな客が少ない店でサービスをさせた結果になってしまったことは申し訳ない気持ちにもなるが、いくら何でも、メニューのあの写真と実物の開きは、クレームされても仕方がない。
いや待てよ、もしかして、そうでもしないと、店が存続できないというぎりぎりの経営状態なのか?
間もなく、チキンカレーもやってきた。それにしても複雑な心境だった。
こちらは、ミックスベジタブルカレーほどではないが、これもメニューとは多少違っていて、肉の形が違うし、緑色がない。そして、茶色のドクッとした油が少々気になる…。
「まぁ、いいか…。きっと大変なんだろう…。」
味わって食べることにした。
ふと窓際の壁に目をやると、ASOカルデラカレーの写真が掲示されていた。見た目重視だったら、こっちの方が良かったかも…。そう思いつつも、これも、写真通りのものが出てくるとは限らない。何とも言いがたい余韻に包まれた。
小雨はパラついていたが、店を出た。17時22分だった。
↓ 徒歩- 550 m 8 分
草千里展望所駐車場
17時32分、車に乗り込み、出発。今日はもう遅くなったので、先を急がず、この辺で泊まろう。無意識ながらテンションが下がっているのだろう。
↓ 車- 3.5 km 16 分 阿蘇パノラマライン/県道298号 経由
ということで、
米塚下園地 駐車場
に到着したのは、17時48分。今日はここで車中泊することにした。
この駐車場は、Googleマップ航空写真で見ると分かるように、阿蘇の草原のただ中に、普通車用44区画、大型車用2区画がある。
そして、ここに併設されているのは、公衆トイレと阿蘇らしい草原を巡る遊歩道…。それ以外には何もない。
そのため、特にイベント等が無い限り、立ち寄る人は疎らだ。阿蘇登山道の交通量もそれほど多くはなく、夜は滅多に走らない。
静かで快適な上に、天候さえ許せば、手を伸ばせば触れられそうな近くに、満天の星空を眺めるができるのだ。
ただ、温泉に行くにはある程度走らなければならない。一番近いと思われる火の山温泉どんどこ湯でも、8㎞ほど離れていて、車で12分ほど走ることになる。
トイレをチェックして見た。建物は決して新しくはないが、掃除が行き届いており、気持ちよく使えそうだ。ただ、ウォッシュレットではない。
天草まで走るどころか、まだ阿蘇外輪山の内側…。暗くなって走ってもつまらないし、土曜日までは、3日ある。焦らずゆっくり走ろう…。
余程、疲れていたようだ。天草の情報を仕入れるつもりだったのだが、19時過ぎには、いつのまにか寝落ちしていた。翌日の5時45分頃まで、ぐっすりと…。