ぐるっと長旅

魚津市でMagicショー開催?じゃぁ行こう!富山と長野を巡る旅[4日目①]海の駅蜃気楼・新川学びの森天神山交流館

朝の散歩

7時30分頃、起床。とうとうこの日がやってきた。Magicショー開催日だ。無事にここまで到着できて、ホッと一安心というところだ。

Magicショーは新川学びの森天神山交流館で確か13時からスタート。だったら30分前の12時半頃に向かえばいいかな…、とこの段階ではそう認識していた。なので、午前中はゆったりと過ごして、写真でも撮って過ごすことにしていた。

海の駅蜃気楼は、当日、魚津港に水揚げされた海産物はもちろんのこと、四季折々の特産品や農産物を味わったり、購入できたりする施設。各種イベントも行われているようだ。

朝の時点では薄雲が空一面に広がっていたのだが、雪をかぶった北アルプスの峰峰が港の向こうに見えていたので、「風の水平線」というモニュメントから南に延びる防波堤をぐるっと歩いてみた。

空がすっきりしていないので、一旦、トレーラーに戻り、休憩した。

再度、周辺散策に出掛けた。そして、昼食、ドライブ中の二人連れとの出会い

改めて10時半過ぎに外に出てみると…、一面の青空が広がっていた。

防波堤から富山司法面を見る。微かに蜃気楼が出ている。
こちらにも微かに蜃気楼が…
毛勝山と毛勝山南峰
魚津埋没林博物館
蜃気楼展望の丘

この建物の中に浜のかあちゃんの店「幻魚房(げんげんぼう)」がある。

せっかくなので、海鮮丼を㑯㭾ことにした。確かに鮮度が感じられる食感で美味しかった。そして、お吸い物が魚のうまみがたっぷりでまた格別。

そうこうしているうちに、ちょうどよい頃合いになったので、店を出た。

トレーラーを切り離す準備をしていると、女性二人連れから声をかけられた。

「こんにちは~、キャンピングカー、見せてもらってもいいですかぁ?」
「えっ、中をですか? 今ちょっと散らかっているからねぇ」
といいつつ、どうしようかと迷っていたら

「いえいえ、外回りでいいんです。どちらから来られたのですか?」
「福岡からです。」

ふたりは友人同士。ひとりが富山在住の方で、私に声をかけてきたもうひとりの方が大阪から遊びにきて一緒にドライブを楽しんでいるとのこと。しかも、元々は同じ九州出身の宮崎の方だった。

こうやって、女性から声をかけられるのなら、トレーラーの中をいつも綺麗に整理整頓しておき、珈琲ぐらいさっと入れて、寛いでもらえるようにしておかなければならないのではないのか! でも、滅多にないことなのであまり深刻に考える必要はないんじゃないのかなぁ。いや、ダメダメ! その少ないチャンスを活かせるかどうかが、人生を豊にする鍵なんだ。生き方を改めなさい! 頭の中で自己完結の議論が湧き上がっていた。

「途中、どこが良かったですか?」
「ああ、そうですねぇ~、夜の伏見稲荷神社が良かったですねぇ。観光客がほとんどおらず、冷たくピンと張り詰めた空気の中、ライトアップされた千本鳥居が幻想的で…。」
「昼間なら行ったことありますけど、夜はそうなんですね。行ってみたいなぁ。」
「ところで、旅行はお一人でされているんですか?」
「そうです」
「えっ? 寂しくないですか?」

鋭いところを突いてくる。ひとりだと、行程を勝手気ままに決められて自由な反面、経験したことをタイムリーに分かち合うことができない。特に運転しながら、次の訪問スポットを探すのは至難の業なので、隣に気の合う相棒がいたら、役割分担もできていいだろうに…。最近は、ひとり旅にも慣れてきたのだが、はっきり言いえば、確かにひとり旅は寂しい…。

「それでは、気をつけて旅をお続けください。」
「ありがとうございます。そちらも気をつけて~。」

ふたりは歩き出した。そして、30メートルほど離れたところで思い出したように振り返り、最後の質問をした。

「ところで、今、何歳ですかぁ?」
「えっ、57歳ですけど…」

するとその女性は
「えっ、若っ!」
とだけ言って、そのままさらに向こうに歩いて行った。

なにそれ。いったいどういう意味? 単に私が見た目より若かったと言うことか…。それとも、その二人連れは実は60代ぐらいの人で、私を同世代と思って声をかけたのに、私が意外と若かったということか。

それだったら私の方が驚きだ。その女性たちは年齢不詳だが、見た目的には40代と言っても不思議ではなかったのだから…。

急いでMagicショーの会場に向かう

楽しい語らいで少々時間が押したので、焦っていたのだが、12時40分頃、新川学びの森天神山交流館に着くことができた。開演20分前だから大丈夫だろうと、ほっと胸をなで下ろした。

しかし、駐車場にはクルマがほとんど駐まっていない。いったいどういうことなのだろうか。

クルマを降りて、交流館の玄関に向かう。そこもひっそりとしている…。

中に入ると、友人がひとりで黙々と会場準備をしていた。この人はピアノ演奏担当だ。

「えらい早くきたねぇ」
「えっ? 13時開演よね」
「えーっ、違うよ。3時開演!」

3時と13時じゃえらい違い!どこで間違ったのか!

とにかく奥にいる相方のマジシャンに挨拶を済ませた。そして、せっかくできた2時間を有効活用するために近隣の状況を聞いた上で、クルマで周辺をまわることにした。

<教訓>

①トレーラーは、いつでも来客を招かれるように、整理整頓し、小綺麗にしておくこと。
②イベント等の時間を間違っていても、落ち込むことなく、返って新たな発見のチャンスが得られると前向きにとらえ、臨機応変に行動すること。

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