再び小国・阿蘇へ[3日目]阿蘇野焼き初心者研修、阿蘇神社と水基めぐり
2021年2月9日(火)の行動履歴
小国町、阿蘇市 <徒歩移動> 2.0 km 1時間17分 <車移動> 17.1 km 37分 あぴか北側駐車場 9:42 ↓ 車- 3.3 km 4 分 国道212号 経由 阿蘇草原保全活動センター 9:46~15:33 ↓ 車- 6.8 km 11 分 県道110号 経由 阿蘇神社第2駐車場 15:44~15:47 ↓ 徒歩- 2.0 km 1 時間 17 分 阿蘇神社第2駐車場 2 分 ↓ 車- 7.0 km 22 分 国道57号 and 国道212号 経由 あぴか北側駐車場 17:29
あぴか北側駐車場
さあ、いよいよ、阿蘇野焼き支援ボランティア初心者研修の当日となった。受付は9時半から、研修会は10時スタートだ。
それでも日課通りにおちょやんの視聴…。いや、その前に着替えて、外の公衆トイレまで往復する。その後、ゆっくり、パソコンでおちょやんを観る…。
トレーラーでのテレビ視聴は、自宅に設置しているワイヤレステレビチューナーとノートPCをスマホのテザリングで結ぶことによって実現している。
朝食は、昨日、ダイレックス阿蘇店で購入した半額の寿司盛り合わせで、ちゃちゃっと済ませた。
そして、本日の研修に、忘れ物がないように、携行品を再チェックした。
そろそろ出発しよう。9時42分にヘッド車だけで出発した。
↓ 車- 3.3 km 4 分 国道212号 経由
阿蘇草原保全活動センター
9時46分に到着。車を誘導にしたがって、入口から右に進み、草原情報館の南西側の駐車区画に駐めた。
阿蘇野焼き支援ボランティア初心者研修は、草原学習館の多目的学習室で行われる。入口は草原情報館との間にある。
靴を脱いで、展示休憩スペースに作られた受付テーブルに進んだ。
受付名簿には、一番上に私の名前が記載されていた。元々は1月31日に参加する予定だったのだが、熊本県独自の緊急事態宣言によって、その日は県内在住者のみに制限されたことから、参加日が今日に変更になったのだ。
名前を確認し、斑の番号が知らされた。1班だった。参加費1,000円を支払った。参加費は資料代と弁当代だ。
受付を済ませて、会場に向かうと、会場はほぼ満杯になっていた。でも、前から3番目の中央辺り…、ちょうど良い位置に座ることができた。
始まる前は、渡された資料をパラパラとめくったり、アンケート用紙で事前記入できる部分を埋めたりした。
10時、野焼き支援ボランティアの会副代表の方からの挨拶に始まり、DVD鑑賞と講義を織り交ぜて、みっちり2時間強の座学研修が行われた。
午前中の主な内容は
DVD「千年の草原」(視聴)
阿蘇グリーンストックの紹介(講義)
(休憩)
DVD「野焼きにおける火引き作業について」(視聴)
野焼き等参加に当たっての注意事項(講義)
リーダーからの体験談(講話)
この後、班毎のリーダーが紹介され、以上で午前中のプログラムは終了だ。40分間の昼休み。
展示休憩スペースでは、野焼き支援ボランティアに必要な消耗品などが展示、販売されている。そして、入口横で、弁当とお茶が配布されているので、参加者は各自受け取って、思い思いの場所で昼食を済ませる。
この日は非常に良い天気で、季節外れの陽気だったのだが、それでも若干肌寒い。研修室の自分のテーブルに戻って食べた。
食後は、草原学習館の裏手、南東側の野外での斑活動だ。定刻に始められるよう5分前行動を促された。野焼き支援に牧歌的な雰囲気はない。危険と隣り合わせの活動なので、早め早めの行動とリーダーの指示のもとでの集団行動が求められる。
まだ未経験だが、実際に野焼き現場に集合するときは、示されている集合時間のの30分から1時間前に到着しておくのが原則だそうだ。かなり早い…。
野焼き支援に参加しているときは“ふらり旅”なんていっている場合ではなさそうだ。
12時50分、斑活動開始。ひと班6人程度を2人のリーダーが指導する。リーダーの挨拶、参加者の一言自己紹介が終わったら、リーダーからの講話に続き、火消し棒づくりが行われた。
火消し棒づくりといっても、一からすべてを作るのではない。前半の工程が終わっている作りかけの火消し棒とかづらが用意されていた。長さ3㍍ほどの真竹の先端になたを使って、70㌢ほどの割れ目を入れて、6本に分ける。そして、その6本が平面になるように踏み広げて、間にかづらをジグザグに巻いていく。最初は間隔を開けて荒く巻いて、途中から間を詰めてしっかりと巻いていく…。
真竹に途中までかづらを巻いた未完成の火消し棒がずらっと並べられていたので、研修生1本ずつ取って、残りの工程を作り上げる。これがミッションだ。
かづらが切れないように…、しかししっかりと…、力加減が難しい。切れたらその手前辺りから、次のかづらを入れていき、先端は解け防止のかづらも巻いていく…。(火消し棒づくりのYouTube動画2013)
そして、参加者全員が出来上がったとき、1列に等間隔に並んで、地面をたたいて歩く練習を行った。飛び火を消す練習も…。
でも、現場を積み重ねないと実感が湧かないし、技術も身につかない…。現場に出るのが楽しみだ。
その後は、判別に戻って、ジェットシューター体験。ジェットシューターとは、20㍑の水が入る水のうを背負い、大型水鉄砲のような噴射機で消化する機材だ。
野焼きのとき、火消し棒で対処できない緊急事態が発生した場合に用いられる。
残り1時間は、研修室に戻って座学の続き。
地元牧野組合長のお話
事務連絡(野焼きへの参加について、会員への加入の案内)
最後は、受講証明書が配布されて、研修会が終了した。
展示休憩スペースでは、ボランティアの会の加入受付や、野焼き支援ボランティアの装備品販売が行われていたので、入会手続きを行った。年会費は 2,000円だ。
入会するとヘルメットとゼッケンが貸与、ホイッスルと和タオルが支給される。
ゴーグルと革手袋、ゴーグルクリップを購入した。これで、持ち合わせの現金約6,000円は使い果たしてしまった。
野焼き支援ボランティア初心者研修会参加者への特別企画として、(株)GSコーポレーションの阿蘇あか牛ハンバーグ 110g×3個入りが、保冷袋・保冷剤付きの 1,000円(税込み)で販売されていたのだが、現金販売のみであったために購入できなかった。
今後はキャッシュレス決済も導入していただけたら、ありがたい。
野焼き支援の参加申込は、申込用紙二記入してこの場で提出することもできるが、後日改めて、ネットや電話でも受け付けるということだった。本人の元にも控えが残るように、この方法が推奨されていた。
15時33分、充実したひとときを終えて、会場を後にした。
↓ 車- 6.8 km 11 分 県道110号 経由
まだ、夕暮れまでには時間がある。気になっている阿蘇神社を訪ねてみることにした。
阿蘇神社第2駐車場
に、15時44分到着。駐車場に入るとき、16時30分に閉鎖する旨の看板が気になった。今日も閉鎖されるのなら、残り時間は45分も無い。
「4月1日より」というのが去年のなのか、今年のなのか、判断がつかずにもやっとした。
とりあえず、阿蘇神社の工事現場へ行ってみる。15時47分、行動開始。
復旧工事中の阿蘇神社
全壊した楼門は、大きな建物ですっぽりと覆われ、その中で懸命な修復作業が行われている。
楼門を囲っている建物と正面の絵の大きさが如何に巨大かがよく分かる。
その正面左下に「重用文化財 阿蘇神社一の宮神殿ほか5棟 保存修理工事」の写真付き説明板が掲げられている。
楼門復元工事中の参拝出入口は、神の泉の前を通り過ぎ、南門守社の前から南鳥居までの中間地点辺りを右に回り込むように作られている。阿蘇神社災害復旧現況図を参照すればよく分かる。
参拝出入口から中に入ると、右手のテント内にも復旧工事の詳細が写真付きで展示されている。
↓ 徒歩- 2.0 km 1 時間 17 分
一の宮門前町から旧女学校までをぐるっと散策
旧女学校
旧女学校には、
TOMMY’S … アンティークとステンドグラスの店
TIEN TIEN … カフェ
かんざらしの店 結 … 甘味処・そうめん・古美術
komeko … 蒸し米粉シフォンケーキの店
などの個性的な店があったが、火曜日で、しかも夕方だったので、残念ながら入店はできなかった。今度は早い時間帯に訪れてみたい。
女学校跡を出て、通りに戻った。
佐伯理一郎生誕の地
門前町通りよりも1本西側にある細い道を南下した。
ここから左折して、矢村神社の前を通る。
神社の前を東に歩くと、門前町通りに抜ける。
阿蘇神社第2駐車場
に、17時05分に戻ってきた。駐車場は閉鎖されていなかった。
街の至る所から綺麗な水が豊富に湧き出していた。中でも、それぞれの場所に個性が光る「水基」があり、これだけを見て歩いても楽しめる。
17時07分、車に乗り込み、阿蘇神社第2駐車場を出た。
↓ 車- 7.0 km 22 分 国道57号 and 国道212号 経由
あぴか北側駐車場
には、17時29分に到着。
さて、夕食はどうするのか…。で、風呂は?…
調べ物の途中の18時10分頃、休憩を兼ねて、とりあえず虫押さえで、一杯立て珈琲とパンを食べた。
そして、その後も、ネットで調べ物をしたり、今日一日の振り返りをしたりして過ごした。そうしているうちに、出掛けることがおっくうになってしまった。
まぁ、今日はいいかぁ~。トレーラーの中でゆっくりしよう…。おでんもあるし、梅酒もあるし…。