阿蘇野焼き支援ボランティア、デビューなるか[3日目]草千里展望台、杵島岳周辺散策
結局、今回のふらり旅では、天候に恵まれず、野焼き支援ボランティアのデビューは果たせなかった。そして、本日の土曜日にも、野焼き作業が、たくさん計画されていたのだが、昨日時点で、ことごとく中止になった。ただ1ヶ所、草千里ヶ浜の野焼きを除いて…。
今日、仮に草千里ヶ浜の野焼きが実施できたとしても、私自身は参加者名簿に記載されていないので参加できない。
しかし、現地に行きさえすれば、遠目に見ることぐらいはできるだろう。見学しておくだけでも今後の活動に役に立つはずだ。
2021年3月6日(土)の行動履歴
朝倉市、熊本県 <車移動> 109 km 4時間17分 <徒歩移動> 3.5 km 2時間18分 あぴか北側駐車場 9:38 ↓ 車- 9.9 km 28 分 観光ヘリのりば 10:06~10:13 ↓ 徒歩- 3.7 km 2 時間 17 分 観光ヘリのりば 12:31~12:39 ↓ 車- 9.8 km 30 分 あぴか北側駐車場 13:09~14:19 ↓ 車- 7.9 km 35 分 ミルクロードのとある場所 14:53~15:09 ↓ 車- 7.1 km 11 分 焼肉水源 15:20~15:25 ↓ 車- 42.4 km 1 時間 24 分 道の駅 鹿北 16:49~16:55 ↓ 車- 27.9 km 52 分 久留米でトレーラーを駐める駐車場 17:47
あぴか北側駐車場
朝食は、昨日の鍋。まずは残りを食べて、ちゃんぽん麺で締めた。どちらも美味い。
食事を終えて、外に出てみると、どんよりとした曇り空。晴れていれば、阿蘇五岳が見えるはずの方向なのだが、何一つ見えない…。これだと、草千里ヶ浜も野焼きは中止かも??
9時38分、電源ケーブルを外し、とりあえず草千里ヶ浜へ行ってみることにした。
↓ 車- 9.9 km 28 分
草千里ヶ浜の駐車場は、一般財団法人自然公園財団が管理している有料駐車場だ。この財団にとって、駐車場収入は結構大きな財源になっている。だから、駐車場無料化などは考えられないのだろうが、公共性の高い活動の財源が駐車場収入に大きく依存しているのには、違和感がある。
それに、道の駅などは駐車場が無料で利用できるのに、この財団経営の駐車場だと、敷地内にある施設を訪問するのにも駐車場代が別途発生する。この状況にも違和感がある。
そこで、駐車場代金が発生しないよう草千里展望台の駐車場を目指した。ここは無料駐車場になっている。
ところが、行ってみると、駐車場の出入口にはコーンが並べられ、駐車禁止の措置が講じられていた。当然と言えば当然だ。野焼きをやる場所にクルマが駐まっていては困る…。
ならば… もっと先に進もう。草千里ヶ浜駐車場から更に1.5㎞ほど先にある観光ヘリのりば駐車場に向かってみる。
観光ヘリのりばの駐車場
には、10時06分に到着。草千里ヶ浜の馬たちをもここに一時避難していた。だったら、ここは安全だということだ。クルマを駐め、10時13分、徒歩で草千里に向かった。
↓ 徒歩- 3.7 km 2 時間 17 分
10時30分だが、全面通行止めは実施されていない。やはり、この濃霧だと、野焼きはできないのかもしれない。
駐車場東側には、消防関係の車両や水タンクを積んだ軽トラックが多数見える。そして、普通乗用車はボランティアの方々が乗ってきたクルマであろう。野焼きができる状態になるまで待機しているようだ。
ときどき霧雨が降る。草が濡れると火が着きにくい。果たしてできるのだろうか…。
動きがないので、草千里展望台まで歩いて登った。
駐車場も草千里ヶ浜も、霧が晴れてきたと思ったら、また濃くなって…を繰り返す。
展望台に、阿蘇グリーンストックのゼッケンを付けた人が上ってきた。話を聞くと、ボランティアには12時までに、実施の可否を判断するので、待機して欲しいと言われているそうだ。
だったら、あと1時間だ。どうなることやら。
柳川を朝早く出て、ひとりでクルマを運転してきた女性は、野焼きを見たくてここまで走って来たのだそうだ。定年退職後、悠々自適に過ごしているこの女性は、たっぷりある時間を使って、歴史小説を読んだり、季節ごとの花々を訪ね歩いていると話してくれた。
展望台の片隅で、しばらく3人で話をした。ボランティアの方は去年もここの野焼きに参加したそうだ。3ヶ所、3班に分かれて焼いた。去年は豪快に燃え上がって、迫力があったとのこと。柳川からの女性は、仙酔峡のミヤマキリシマを見に来た話や、昔、久留米藩と天領日田の間で金山の利権争いがあった話などの話をしてくれた。この件を後ほどWebサイトで調べると、福岡県八女市と大分県日田市の境にあるカラ迫岳(高嶺山)で起こったことのようだ。
興味深い。こうやって、またひとつと訪ねてみたい場所が増えていく。
それにしても待ち長い…。それに、じっとしていると結構寒い。
ボランティアの男性は、待機場所に戻ると言って、展望台から降りて行った。柳川の女性と私は微かな可能性にかけながら、そのときを待った。
しかし、11時半を超えた辺りで、水タンクを抱えていた軽トラックや消防自動車が次々に駐車場を出ていく姿が目に入った。これは、野焼きが中止になったサインだ。いつの間にか東側に駐まっていた普通乗用車の台数も明らかに減っている。ボランティアの方々も帰路についたようだ。
私たちも断念し、展望台を降りた。
観光ヘリのりば
には、12時31分に戻ってきた。そのとき、避難していた馬たちは、残っていなかった。すでに現場復帰したのだろう。
12時39分、クルマに乗り込み、再度、草千里展望台の駐車場を目指した。
よし、もう戻ろう。
↓ 車- 9.8 km 30 分
あぴか北側駐車場
には、13時09分に帰り着いた。そして、小休止して、トレーラー車内の片付けなどを行った。
出発準備を整えて、トレーラーを連結。14時19分に出発した。
↓ 車- 7.9 km 35 分
国道212号線を通って、外輪山を登り、ミルクロードへ。
そして、
ミルクロードのとある場所
で、写真を撮った。14時53分、野焼き前の草原にぽつんと立っている1本の木。絵になるなぁ~~。
~15:09
↓ 車- 7.1 km 11 分
さて、
ドライブイン水源と焼肉水源
の道を隔てた駐車スペースには、15時20分に到着した。遅くなってしまったが、もし、どちらかの店が開いているのなら、山菜バイキングを食べるつもりだった。
ところが、両店ともひっそりしていて、営業中の雰囲気ではない。車を降りて、店の前まで行ってみた。すると、焼肉水源のおばあさんが、店の前の掃除をしておられた。
話を聞くと、明日の3月7日(日)から営業開始。ただし、これまでは週1回、水曜日だけ休んでいたが、何科だったかもうひとつ病院に行かなければならなくなったので、週2回休むことになるらしい。
ドライブイン水源の方はどなたもおられず、直接、お話を伺うことができなかった。
15時25分にクルマを出発させた。
↓ 車- 42.4 km 1 時間 24 分
ここにクルマを駐めて、桜と菜の花をカメラに収めた。
道の駅 鹿北
16時49分~16時55分、トイレで立ち寄っただけ。
↓ 車- 27.9 km 52 分
久留米でトレーラーを駐めるいつもの駐車場
に、17時47分に到着。
ここに、トレーラーだけ駐めて、ヘッド車だけで、実家に向かう。つまり、ここで今回のふらり旅は終了。
今回は天候に難があり、野焼き体験はおろか、見学すら叶わなかった。一旦、福岡に戻ってきたが、また来週の月曜日には野焼きボランティアに参加するため、仕切り直しのふらり旅が始まる。
来週こそは、野焼きボランティアを経験するぞ! 乞うご期待…。