ふらり旅

野焼き支援ふらり旅第2弾[2日目]魚住・蝙蝠・原尻・米賀の4つの滝と御祖神社のしだれ桜

竹田の4つの滝を巡るうちに、緒方の猟師Mさんとカフェ遊のマスター柳井高吉さんに出会った。こうやって、また少しずつ新たな世界に繋がっていく…。

2021年3月24日(水)の行動履歴

熊本県、朝倉市、大分県
<車移動> 86.1 km 3時間13分 <徒歩移動> 2.8 km 1時間48分
道の駅 竹田 7:48
↓ 車- 7.9 km 13 分 国道442号 経由
魚住の滝近くの駐車場 8:01~8:03
↓ 徒歩- 900 m 44 分
魚住の滝近くの駐車場 8:47~8:49
↓ 車- 1.5 km 4 分 県道8号 経由
竹田郵便局 8:53~8:57
↓ 車- 1.4 km 4 分 国道502号 経由
国道から岡城址を望む 9:01~9:06
↓ 車- 4.5 km 13 分 国道502号 経由
蝙蝠(こうもり)の滝展望所 9:19~9:31
↓ 徒歩- 1.5 km 45 分
蝙蝠(こうもり)の滝展望所 10:17~10:19
↓ 車- 850 m 12 分
ここに車を止めて棚田などの写真を撮った 10:31~10:34
↓ 徒歩- 400 m 18 分
ここに車を止めて歩き、棚田などの写真を撮った 10:52~11:01
↓ 車- 200 m 2 分
猟師の男性と会話 11:04~11:35
↓ 車- 140 m 10 分
ダムの入口 11:45~11:50
↓ 車- 4.7 km 13 分 国道502号 経由
原尻の滝 12:04~12:21
↓ 車- 350 m 3 分 県道7号 経由
カフェ遊 12:23~15:37
↓ 車- 10.4 km 24 分 国道502号 経由
コスモ石油, 竹田天神SS 16:01~16:08
↓ 車- 6.0 km 10 分 国道442号 経由
道の駅 竹田 16:18~16:28
↓ 車- 2.4 km 5 分 国道442号 経由
御祖神社のしだれ桜 16:33~17:09
↓ 車- 5.6 km 11 分 県道638号 経由
米賀の滝 17:20~17:36
↓ 車- 400 m 3 分
Uターン 17:38~17:42
↓ 車- 4.1 km 7 分 県道638号 経由
宮城温泉出会いの湯 17:50~18:57
↓ 車- 10.8 km 16 分 県道638号 経由
(株)フレイン 竹田店 19:13~19:30
↓ 車- 5.5 km 12 分 国道57号 and 国道442号 経由
道の駅竹田1番奥の駐車場 19:42~20:23
↓ 車- 19.4 km 32 分 国道57号 経由
道の駅 波野 20:55

道の駅 竹田

の一番奥の駐車場に駐めていると、農村商社わかばのトラックだろうか、働き者の皆さんが朝早くからエンジンを始動させ出発していく。その音がちょうどよい目覚ましになる。

早起きの方々に触発されて、シュラフから飛び起き、そのタイミングで外を覗くと、空には雲一つない素晴らしい天気になっていた。これはじっとしていたら勿体ない。

かと言って、連ドラ「おちょやん」は見逃せないので、7時半のBS放送に合わせて、それまでに出発準備を整えることにした。見終わり次第、出掛けるという寸法だ。

トイレに行く序でにカメラを持って車外に出た。道の駅竹田にも城原馬頭観音の御神木である立派なしだれ桜があるためだ。

城原馬頭観音の御神木

御神木(しだれ桜)

この桜は、1956年、昭和31年3月21日に城原馬頭観音の建設を記念し
「御神木」として植えました。
親木は、上深迫のお宮の前にあります。当時、8年生の苗木を植付けました。

しだれ桜の前にある説明板より

ということは、この御神木のしだれ桜樹齢73年だ。そして、親木は竹田市下坂田上深迫のお宮の前にあるということから、御祖神社のしだれ桜に違いない。

馬頭観音菩薩は、他の観音様のような慈悲深く穏やかな表情ではなく、怒りに満ちた表情をしている菩薩さまだ。その怒りの激しさで、苦悩や悪行を粉砕し、馬が草を食べるように、観音様が煩悩を食べ尽くして、災難を取り除くのだそうだ。

それにしても、馬頭観音菩薩の傑作かつ最古の立像が、なんと自宅近所にある福岡県太宰府市の観世音寺にあると知って、驚いた。旅をしていると、いろんなことが、別ルートでつながり、決して無縁ではないということを思い知らされる。

7時48分、トレーラーは道の駅に残し、ヘッド車だけで竹田・大野の滝と桜を巡るドライブに出掛けた。

↓ 車- 7.9 km 13 分 国道442号 経由

魚住の滝近くの駐車場

には、8時01分到着。下の航空写真①の駐車場にクルマを駐めた。

魚住の滝周辺マップ
②の橋の上から魚住の滝を望む
③に向かう途中から対岸の駐車場を望む
④辺りから見る魚住の滝
魚住の滝のすぐ上に竹田ダムがある
⑤に説明板「魚住の滝と廣瀬中佐」がある

魚住の瀧と廣瀬中佐
 魚住橋から見える瀧(雄瀧)と、この瀧の左奥に南面して五条で流れ落ちる瀧(雌瀧)を「魚住の瀧」といい、高さ13米、幅130米あり、竹田ダム「1955年(昭和30年)」が出来る前までは、日本の瀧百選の一つとして、多くの人が訪れていました。今は年に数回、ダムの放流で勇壮な姿を見ることが出来ますが、残念なことにダム完成後50年間は殆ど流水がないため、瀧の岩盤がひび割れ、崩落し始めている場所もあり、早い復旧を願わずにいられません。

 魚住橋上下一帯の両眼は、阿蘇溶結凝灰岩あそようけつぎょうかいがん(柱状節理)で、水深10米はありましたが、平成24年7月12日の豪雨災害で、多量の砂で埋め尽くされ、すっかり様変わりしてしまいました。
淵の始まる地点から観音淵の間は、江戸の藩政時代、岡藩の殿様の御釣場として御止川でした。終戦の昭和20年までは禁魚区の角柱が立てられ、この区間は釣りをすることが禁じられていました。
橋より下の瀬は、身投げをした人の霊を供養するため観音様が安置されていたので観音淵と呼ばれていました。藩政時代はこの川に橋が架けられてなかったので、この地は筏で渡る場所で筏場と呼ばれていました。

 現在の橋の上方80米地点に、橋脚の穴が残っています。この橋は日露戦争中、旅順港閉塞作戦で36歳の若さで壮烈な戦死を遂げた廣瀬武夫中佐が、8歳の頃茶屋の辻から雲中坂を下り、この川で遊泳し、橋の上より身を躍らす勇敢さが見られたといわれる橋でした。後に武夫は、学問と武芸に優れた軍人となります。
 16歳で和歌、漢詩を学び、海軍兵学校で学ぶかたわら、講道館で柔道を学びました。さらに、ロシヤ語、ロシヤ文学も勉強し、5年間ロシヤに留学しました。
 明るくて実直、家族思いの優しい性格はロシヤ人にも好感を持たれました。武夫の戦死は、日本中で悲しまれ、称えられましたが、ロシヤでも武夫を知る人々は心から悲しみ、悼みました。廣瀬武夫は日本とロシヤの親善と文化交流をした数少ない人の一人といえます。

 橋の手前から茶屋の辻に登る坂を雲中坂(一部に石畳が残る)といい、藩政時代城下町へ行く道の一つ(当時は二ヶ所しかない)で、昔の面影をのそしていますが、今は容易に往来することが出来ません。

平成25年3月
 竹田の歴史と文化を考える会

説明板の文章を転載

中平稲荷神社の参道も上がってみた。

中平稲荷神社の鳥居と参道
中平稲荷神社

↓ 徒歩- 900 m 44 分

魚住の滝近くの駐車場

に、8時47分に戻り、クルマを出した。

ふと、助手席に目をやると、投函し忘れの封筒があるのに気がついた。「そうだったぁ~、忘れてたぁ。」自宅を出るときに、ついでに…と持ちだしたものだった。

次は、蝙蝠の滝に向かうのだが、その前に、ポストを探すことにした。検索すると一番近い郵便局を竹田郵便局。そこを経由して行くことにした。

↓ 車- 1.5 km 4 分 県道8号 経由

竹田郵便局

には、8時53分到着。封筒片手にクルマを降りて投函に向かった。開局前なのでポストを探すと…

「書状集箱」と書いた明治時代に使われたポストの復元物はあるが、赤いポストがない。

説明書きを見ると、竹田市史跡等環境保存条例の趣旨に従い、地域に調和したものにしたとある。

つまり、郵便事業創業時に使われていた「書状集箱」を復元したものが、赤ポストの代わりだった。

ここに、投函してクルマに戻った。8時57分。

↓ 車- 1.4 km 4 分 国道502号 経由

蝙蝠の滝に向かう国道502号線走行中、左手に岡城址の城壁が目に入った。駐める場所を探すと、右手側の道路沿いに駐車スペースがあったので、そこにクルマを駐めた。9時01分、

国道から岡城址を見た

大野川の向こうは山で急斜面。その上に石垣がある。難攻不落の堅城といわれているのが実感できる。

今日は時間がないので、後日改めて、訪ねることにしよう。

駐車スペースにある案内板
国道502号線の大野川側から岡城址を望む

9時06分、蝙蝠の滝に向けて出発した。

↓ 車- 4.5 km 13 分 国道502号 経由

さて、蝙蝠の滝へのルートは以下のGoogleマップ航空写真に示す。

国道502号線を東に走っていると、豊後大野パークゴルフ場はここから左折することを示す看板が出てくる。

左の写真は、その地点のGoogleストリートビューだ。その下に、ひっそりと「こうもり(蝙蝠)の滝」と書いてあった。

気付きが遅く、まんまと通り過ぎてしまったので、次の交差点から左折した。少し遠回りになってしまったが、看板から入ると、よりスムーズに下の地図①に到達できる。

さて、この辺までは、道幅は狭いことは狭いが、うろたえるほどのことはない。それに、周囲に民家も点在しており、どこにでもある田舎の道だ。しかし①を通り過ぎた途端、状況が一変する。民家はなくなり、道幅は極点に狭くなった。普通車の車幅とほぼ同じぐらいのぎりぎりの道幅だ。ここをクルマで進入していいのか、道を間違ったのではないかと不安になる。このまま先に進むことを躊躇するほどの狭さだ。しかも、未舗装だったり、道の左右のつくりが、壁やガードレール無しの崖になっていたりと、路肩の強度への疑いも重なって、恐る恐るゆっくりと進んだ。

そのような道が②→③と続く。離合可能箇所もかなり限られているので、とにかく慎重に運転し、トラブルが起きないよう祈りながら進むしかなかった。

蝙蝠こうもりの滝展望所

は③の地点。9時19分に到着した。この場所まで来るとUターンが可能だし、辛うじてクルマ数台が駐められるスペースがある。この駐車スペースを見て、ようやくほっとできるのだ。

クルマを降りて、滝を眺める。

展望台から眺める蝙蝠の滝

蝙蝠こうもりの滝というネーミングは、上空から見たら、まるで蝙蝠が羽を広げたように見えることから名付けられたとされる。しかし、今回はどう見ても、蝙蝠の羽は見えない。

この風景を初めて目撃した私は、先の豪雨災害のせいで、羽の部分に土砂が堆積し、水が流れなくなってしまったのだと、勝手に思い込んでしまった。もう、未来永劫、羽を広げた姿は見られないのかと、どことなくもの悲しい感傷的な気分になった。

しかし、それは誤解。後ほど出会ったMさんの話によると、今は滝が1本しか落ちていないが、梅雨から夏にかけての降水量の多い時期になると蝙蝠が羽を広げたようになるのだそうだ。なーんだ、時期を選べばちゃんと蝙蝠になるわけだ。ほっとしたのだが、それはこの時点から1時間以上後のことだ。

さて、ここの展望台からの滝を俯瞰する眺めは満喫した。でも、もっと近くの低位置から、滝を見上げてみたい。この思いを実現できる場所はないのだろうか…。周囲を見渡すと、正面に下っていけそうな道があった。9時31分。

深く考えず、軽い気持ちで行動してしまういつもの癖が出てしまった。

駐車場の向こう側 手前は草に覆われているが、先に道が…
少しずつ下っている。もしかして、これが滝に降りる道? 上の地図でいう黄色の道
途中、川が見えるところに出るが、まだ崖が高すぎて、降りられない。
さらに道を進むと、草が益々茂り、道が閉ざされそうになった

もしかして、道は無くなってしまうのか? 不安な気持ちになりつつも、草をかき分け降りて行った。とにかく行けるところまでは行こう。そうすると、辛うじて川岸まではたどり着くことができた。

上の地図の④地点
ふりかえると、こんなに草ぼうぼうの道なき道を降りてきたのだ
川沿いはゴロゴロした岩が連なっている

川沿いには道らしき道は無い。岩の上を下流に向かって歩いていった。

対岸には小さな滝があった
それを見ながら大きな岩を越えて先へ進む
対岸には砂浜がある
そこには無数のあしあとが

対岸には砂浜があって、無数のあしあとが残っていた。人のものではなさそうだ。しかし、こちらから濡れずに渡るのは不可能のようだ。

こちら側はゴロゴロした岩

しかし、こちら側も、この先は崖に阻まれ、先に進めない。まだ、蝙蝠の滝は見えてもいないのに…。
やむを得ない。戻ろう。

そして、下ってきた道を、今度は上っていく
こんな感じの道だ
立派な杉林
ここは伐採してそれほど経っていない場所
伐採した後は、新たに苗木を植える
左上の手前の切り株の横に植えられていた苗木が倒れていた
そこで、穴を掘って植え直した。 ちゃんと育つだろうか…
駐車場に戻った。
そして、改めて蝙蝠の滝を見下ろす。

蝙蝠の滝の正面に降りる道は無いのだろうか…。

↓ 徒歩- 1.5 km 45 分

蝙蝠(こうもり)の滝展望所

10時17分、クルマを出した。そして、③地点から②地点まで出たとき、一瞬迷ったが、右折してみた。つくづく馬鹿だなぁ~と思った。でも、降りる場所があるかどうか、行って確かめないと気が済まない…。

↓ 車- 850 m 12 分

②地点を右折し、⑦地点を通り過ぎて、⑥地点に来たところで、辛うじてクルマ1台が止められるぐらいの道幅になっている場所があった。なので、

ここに車を止めて歩き、棚田などの写真を撮った。

10時31分だったx。道を⑥の方に歩いて行くが、左手の川の方向は木が生い茂っていて、味到しが悪い。道の右手側は、棚田が広がっていた。

茂みの間から、滝とそこまでの川が辛うじて見える
道を挟んで川の反対側は、曲線美の棚田が連なっている
⑥地点から下を見るとこんな感じ
こんなところまで開墾していった先人達の開拓精神が凄すぎる
美しい曲線の段々畑

小さな青い花はオオイヌノフグリ。黄色いのはウマノアシガタあるいはキンポウゲ。紫はスミレ….。あぜ道にかわいい花が目立たずひっそりと咲いている。

棚田の下に、桜もひっそりと咲いている

↓ 徒歩- 400 m 18 分

ここに車を止めて歩き、棚田などの写真を撮った。

クルマを駐めていた場所は辛うじて離合できるところ

10時52分にクルマに戻った。歩いている範囲には、滝に降りる道も、滝を見下ろせる場所も発見できなかった。そこで、クルマをさらに先に進めてみることにした。11時01分発。

↓ 車- 200 m 2 分

すると、軽トラックの横で何かしら作業中の

男性に出会った

時刻は、11時04分。

ようやく人に出会ったというか、折角のチャンスなので、幾つか質問してみた。
「すみません~~。この辺から蝙蝠の滝の正面に降りる道はありませんか?」
「あ~、あるよ。ここのところから降りて行くと… う~ん、川を渡れる場所は2、3箇所あるけど、どれが渡りやすいかなぁ…」
「ここから、降りられるんですね。でも、クルマを駐める場所がないですよね。」
「いや、クルマはここの先のカーブのところにいっぱい端に寄せて駐めれば大丈夫。」
「大丈夫ですかねぇ。通るかな~他のクルマが…。この道って、通り抜けられるんですか?」
「いや、通り抜けられない…。だから、この道を一番下まで降りると、川岸に出るから、そこから歩いても行けるけどね。ただ、川を渡る場所が…。」
とにかく、複数の方法があるようだ。

さて、話はここでは終わらない。実はこの方、緒方町では名前を知らない人はいないというほどの有名人だったのだ。今日はハチの巣箱を見て回っておられたのだが、猟師の顔も持ち、シカやイノシシを捕りに山に入ることもある。餌場を見て回ったら、獲物がどこで姿を現すかある程度、予測できるのだそうだ。逆にそれができないと、漁はできない。漁師希望の若者を弟子にしたこともあるそうだ。

なので、この辺の地形や獣道にも通じているし、蝙蝠の滝のことも詳しいのだ。今の時期は雨が少ないので、滝は1本しか流れず、とても蝙蝠が羽を広げたような姿にはなっていない。滝を見るなら、雨量が増す梅雨明けの夏に来た方がいいとのことだった。

そして、話はまだ終わらない。海上自衛隊の第26代幕僚長は、ここの出身で、このMさんは幼なじみ。つい先日、帰郷されていて、今ごろは船に乗って移動中じゃないか…。で、先日、その方と現市長と3人で、蝙蝠の滝開発構想の話をしたそうな。

原尻の滝は滝上に立つとどうしても周囲の民家などが目に入ってしまう。しかし、こちらの蝙蝠の滝は、周囲に全く人工物がない。なので、雄大な大自然を満喫することができる。道路を造って、観光客を呼び込み、滝の近くにカフェか何かを建てると、地域活性化につながるのではないかと話が盛り上がったのだそうだ。

高森町にある奥あそフルーツガーデンは、珍しい果物狩りと石窯ピザ・パン・ローストチキンなどの体験ができるカフェで、Mさんはそこにときどき通っておられるそうなのだが、そのような体験型の施設が念頭にあるようだ。

確かに、今のままだと滝を見に来る人はごく少数だろう。そして、見に来たとしても、周囲に何もないので、少数の観光客も、ただ滝を見ただけでそのまま帰ってしまうだろう。自然を残したまま、若干の開発をすることは、地域の活性化に繋がるだろうと思う。ただ、やり過ぎてはいけない…。

それはそうと、このMさんはほぼ毎日、道の駅原尻にあるカフェ遊で、昼ご飯を食べているそうだ。そのマスターが凄く活動的な方だとお聞きし、興味を覚えた。

昼食をそこでいただくことにしよう…。

11時35分、ようやくクルマを出した。ここから先は、道はジグザグを繰り返しながら川岸まで下っていく。道幅が狭い上に急カーブのため、切り返し無しでは進めない。それこそ、スイッチバック方式で運転する方が簡単だ。

↓ 車- 140 m 10 分

ダムの入口

には、11時45分に到着。川岸は原っぱになっているので、数台は駐車可能だ。

ダム入口の原っぱ

ただ、あろうことか、カメラのバッテリーがエンプティ。予備の電池も使い切っていた。最悪なのは、バッテリーチャージャーをトレーラーに置いたまま出てきたことだ。これだと、充電ができない…。なんということだ…。

デジタルカメラやパソコン、スマホなどの最先端の便利機器は、ひとつだけ何かが欠けると、すぐに使えなくなってしまう。困ったものだ。

これでは滝への道を歩いても、写真が撮れない。この先を歩くのは次回に廻し、この辺だけをぐるっとまわって、11時50分にクルマに乗り込んだ。今度は坂道をスイッチバック方式で登っていく…。

↓ 車- 4.7 km 13 分 国道502号 経由

原尻の滝

には、12時04分に到着。2つのバッテリーを休ませながら交互に騙し騙し使うと、1~2枚ずつはシャッターが降りた。

チューリップフェスタ2021の会場となる場所
原尻の滝
河原へ降りる階段
河原から見た原尻の滝
豪快

12時21分、そろそろバッテリーも限界…。かと言って、一旦、トレーラーまで取りに戻るには時間がかかりすぎる。少し悩んだが、カメラが使えなくなったらスマホで代用することにして、このまま、Mさん御用達のカフェ遊に行ってみることにした。

↓ 車- 350 m 3 分 県道7号 経由

カフェ遊

12時23分、道の駅原尻の滝の農産物直売所 愛菜果あいさいかの奥にある駐車場に到着した。カフェ遊は愛菜果の左隣にある。

入店すると、真ん中のテーブルで食事中の男性から声を掛けられた。
「お~、来てくれましたか…。」
「あっ、先ほどはどうも。もうお着きになってたんですね。」
すでにMさんが、ご家族の方と一緒に食事をされていた。
そこで、私は、Mさんの一つ奥のテーブルに着いた。

さて、メニューはどこかな?と思っていると、厨房前の配膳台の上に掲示してあった。

メニュー

どれにしようかなぁ~。ビビンバと石焼きカレーで悩むなぁ…。よし、石焼きカレーにしよう! で、オーダーはどうするのなか??
「これって注文はどうすればいいんですかね?」
と、Mさんに聞くと、
「配膳台のところから、(厨房内のマスターに)注文したらいいよ。」
と…。

なので、席を立ち、配膳台の前に行って、厨房を覗いた。すると、マスターが調理中だったので、
「すみません。炭火焼豚 石焼きカレーをお願いします。」
と注文した。マスターはこちらをチラッと見て、頷いたようにも見えたが、返事はなかった。ちゃんと伝わったのだろうかと少し不安になった。

後で分かったのだが、マスターの柳井高吉さんは、数年前に、突発性難聴を患い、その後遺症で耳がほとんど聞こえにくくなってしまったのだそうだ。今は補聴器で少しは聞こえるようだが、万全ではない。なので、メニューにはそれぞれに大きく丸数字が書かれており、客は各テーブルに置かれている番号付きのしゃもじでオーダーするという仕組みになっていたのだ。

テーブルの上にも説明書きがちゃんと置いてあった。ボーッとしていて、読んでいなかった。申し訳なかった…。

しばらくすると、ジュージュー音を立てている石焼きカレーが配膳テーブルに置かれた。ここはセルフサービスの店なので、それを、客が自分でテーブルに持っていく。火傷しないように、落とさないように、慎重に自分のテーブルに運んだ。溢れんばかりのハムサラダとたくあん付きで800円だ。

カメラはしばらく休ませていたので、辛うじて1枚だけ撮れた。

炭火焼豚 石焼きカレー

それにしても、焼豚は大きいし、野菜は素朴な感じの並べ方だが、色味のバランスもよいし種類が多くて盛りがいい。そして、ジュージューという石焼きの音とともに、カレーの香りと見てくれが容赦なく、聴覚と臭覚と視覚の3方から脳を攻撃してくる。もう我慢できない…。

早く食べたいという衝動に駆られたが、何とか気持ちを落ち着かせて、念のためにとスマホでも写真を撮った。

その様子を見て、柳井さんが、
「これは、撮らなくていいですか?」
といって、焼豚をつけ込んだ鍋の中を見せてくれた。
「残念ながら、カメラの電池が切れてしまって…。ああそうか、スマホで撮らせてください。お願いします。」

マスターの柳井高吉さん
鍋の中身

鍋の中には、大きなブロック肉が入っていた。これが柳井さんが炭火で焼き、特製つけダレに5日間つけ込んで作った特製焼豚だ。写真を撮って、さっさと自分のテーブルに戻り
「では、早速…。いただきます。」
食べてみると、ジューシーかつ濃密。石焼きカレーにベストマッチだ。

5日間漬け込んで作ったとは言われたが、具体的にはどんな手順と方法で作られているのだろう…。とにかく美味い。

柳井さんはとにかく活動的な方だった。元々は神戸の大手食品加工メーカーで仕事をされていたのだが、退職後に帰郷。俚楽の郷の陶芸教室に通っているうちに、空き店舗をここに集う人達が一息つける場所を作りたい、そして地域の活性化にも繋げたいと、趣味で覚えた料理の腕を高め、調理師免許を取得して、カフェ遊を開いたというのだ。それが、2008年頃のことだ。それからは、自家製の特製焼豚や石焼きビビンバを軸に少しずつメニューを増やしながら客のアドバイスなどを受けて質を高めるとともに、フリーマーケットやコンサートなども企画して、地域を盛り上げる活動にも取り組んだ。

ところが、2012年に突発性難聴を患い、さまざまな治療を試みられたが、改善がみられず、聴力を殆ど失ってしまう。それでも、営業時間を昼間だけにしたり、客とのやりとりはホワイトボードを用いるなど工夫して、集う仲間達の協力と励ましもあって、なんとか店を継続されたそうだ。

しかし、指定管理者が交代するのを期に、諸事情もあって閉店を決意。閉店日の2014年6月15日(日)にさよならコンサートが開催され、県内各所からアマチュアバンドやコーラスなど音楽サークル9団体と柳井さんのファンが駆けつけ、約120人の人々が音楽と料理を味わいながら、別れを惜しんだそうだ。

まだ、話は終わらない。そのときに参加していた知人に、今度はアサギマダラに町おこしの夢を懸けてみたらと勧められた。それを切っ掛けに、愛好家から分けてもらったフジバカマを自己所有の畑に植えてみたら、その年の10月にアサギマダラ25頭が飛来した。

すぐに結果が出るとは思っていなかった柳井さんは、驚き感動して、その翌年にはフジバカマの苗を挿し木で増やして、近隣の畑約7千平方㍍で2千株を育てたそうだ。

次の目標は、アサギマダラの産卵・ふ化を目指して、生態研究に着手したり、フジバカマの苗を増やし希望者には株分けしてしていくことで、仲間づくりにもなるし、延いては遊休農地の環境保全にも繋がると活動を続けておられるのだ。

そして、2018年7月21日(土)には、道の駅原尻の農産物直売所愛菜果の中にカフェ遊を再オープンさせた。その後は、店を切り盛りしながら、道の駅の周囲に季節の花を植えたり、アサギマダラを呼び込むためにフジバカマを植えたりして、挙げ句の果てには、ジュディ・オングの曲「魅せられて」さながらのアサギマダラドレスを製作し、観光客の思い出づくりにまで貢献されている。

今でも、元気いっぱい活動を続けておられる柳井さんのところには、毎日リピーターが駆けつけている。私自身も、食事の後、柳井さんのポートフォリオに目を通し、話を伺いながら元気をもらいつつ、ゆったりと過ごした。

これは、コーヒー400円だが、食事とセットだと200円。しかも、驚くなかれ、標準でおつまみ付きだ。くだものはぶどう、バナナ、ミカン、りんご。それにケーキとチョコレートが付いている。

たぶん、その日によって、内容は多少変更されると思うが、とにかく盛りはいい。これで200円とは申し訳ない。

しかも、コーヒーはおかわりまでいただいてしまった…。マスターは気前がいい!

気付いたら、3時間も経過していた。居心地のいいカフェだ。また近いうちにリピートすることにして、15時37分に店を出た。

↓ 車- 10.4 km 24 分 国道502号 経由

道の駅竹田に戻る途中、給油のために

コスモ石油, 竹田天神SS

に立ち寄った。16時01分だった。ここの1つ前に、近くのエネオスのセルフスタンドがあったが、電光掲示板にレギュラーガソリンが160円と出ていたので、戻ってここに来た。ここは、JAF会員証提示で割引が受けられるフルサービスのスタンドだ。それでも、税込み単価153円。原油価格が高騰しているだけでなく、山間部は輸送代も嵩むので高い。結局、20㍑しか給油しなかった。16時08分出発。

↓ 車- 6.0 km 10 分 国道442号 経由

道の駅 竹田

に戻ってきたのは、16時18分。トレーラーからカメラのバッテリー充電器を取り出し、アウトランダーの室内コンセントに刺した。日光は少しずつ赤みが加わろうとしていたが、まだ急げば何とかなりそうな気がした。しだれ桜を撮りにいってみよう!

↓ 車- 2.4 km 5 分 国道442号 経由

御祖神社のしだれ桜

16時33分到着。道と畑を挟んであぜ道から撮った。御祖神社は画面外の右手側だ。もうすでに暗くなりかけているので桜を明るくしようしすぎて、空が白く飛んでしまった。それもあるけど、もっと気になるのは、電線とゴミ収集ステーション…。わざわざここに作らなくても…と思うのは私だけだろうか…。

道路と畑を挟んだあぜ道 南側から桜を見る
今度は神社を背景に 東向きで桜を見る
ここのたんぽぽは花が大きくて茎が短い
桜の下から神社を見る
鳥居をくぐって階段を上がったところに社がある
参道の階段上から西向きにしだれ桜を見る
そのズームアップ版
道路の西側から神社を背景に桜を見る
桜の西側裏手からの眺め

この時間帯だと見に来る人は希だ。初めは私一人だったが、途中で20代の女性3人連れが1組立ち寄っただけだった。17時09分出発。

↓ 車- 5.6 km 11 分 県道638号 経由

米賀の滝

17時20分到着。

石橋「米賀橋」を道路橋から見る
これが米賀橋の上の様子 橋の南側から北向きに見ている 米賀橋は竹田市指定有形文化財
米賀橋から米賀の滝を見る
そして、米賀橋の南側を左手に入ると、滝の上に出る
そのあぜ道には、小さくて紫色のかわいい草花が咲いていた

この草花はホトケノザ。シソ科オドリコソウ属の越年草だ。その葉の形が仏様の台座(蓮座)のように見えるからというのでこの名前がついた。また、葉が段状に付くところから3階建ての屋根に見立てて、「サンガイクサ」という別名も持っている。

ホトケノザといえば、春の七草「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」の1つに数えられ、七草粥にも代表されるような食用の草かと思うが、このホトケノザは、同名異種。春の七草ではないそうだ。蜜は吸えるが特に美味しいわけでもなく、食用には向かない草花らしい。

17時36分、ここを出て北に向かった。

↓ 車- 400 m 3 分

「いや待てよ…。風呂入っていこう。」

Uターン

17時38分に一旦クルマを停め、近くの温泉を調べた。先日、お世話になった出会いの湯、あのとき魚住の滝を教えてくれたお二人と再会できるかも…。宮城温泉出会いの湯は、どっちに向かって走ればいいのかな…。

逆方向だ。Uターンして来た道を戻れば良い。17時42分にクルマを出した。

↓ 車- 4.1 km 7 分 県道638号 経由

宮城温泉出会いの湯

に到着したのは17時50分。20台ほど駐められる駐車場がある。

着替えとタオル、シャンプー・リンス類にシェーバーを準備してと…。こう言いながらも脱衣所に着いたあとになって、何かを忘れてクルマまで取りに帰ることもしばしばある。注意しなければ…。ここには、確かボディソープだけは、置いてあったような…

受付に居られた方は、前回訪れたときとは違う方…。
「お風呂は入れますか?」
「どうぞ~」
「おいくらでしたかねぇ」
「350円です。」
「今、多いですか?」
「いいえ、多くはありません。」
財布から350円を支払って、脱衣室へ…。

風呂場には、先客が3人ほど居られたが、先日訪れたときの方々は居られなかった。ここは、地元の方の社交場。仕事、農作業、そして市政の話も出る。よそ者の私に分からない話が殆どだ。私は黙って身体を洗い、湯船に浸かる。

地元の方達は、少しずつメンバーが入れ替わりながら、次々に話が進んでいく…。発言力のある人が入ってくると、話の方向性が変わったり、風呂場内をとりまくそれまでの空気が微妙に変わっていったりもする。今回は、私は会話の中には全く入り込めなかった。大小2つの浴槽を交互に浸かった。大と言っても、6人以上だと窮屈に感じるだろうと思われる大きさなので、それほど大でもない。小はほぼ1人用だ。頑張っても2人でいっぱい。大は湯温が40度ぐらいで一般的な湯温だが、小はそれよりぬる湯になっている。

前回訪れたときの方々に再開できれば、滝の話としだれ桜の報告をするつもりだったのだが、それは叶わなかった。それでも湯船に浸かって結構粘り、十分に温まって上がった。
クルマに戻り、18時57分に駐車場を出た。

↓ 車- 10.8 km 16 分 県道638号 経由

(株)フレイン 竹田店

には、19時13分到着。店内に入ると、小国店よりもひとまわり大きい印象を受けた。

ラッキーにも弁当類が少し残っていた。こんな時は行動が早い。海鮮サラダ(カルパッチョ)、ノリ弁当、お好み焼き、オムライス、どんどん手巻きおにぎり×2をさっさと買い物カゴに入れた。いずれも40%割引のシールが付けられていた。

支払いはフレインカードを使ったのだが、今回のポイントは4点。200円につき1点のポイント付与だ。フレインは現金かこのフレイン専用の電子マネーでしか支払いができない

19時30分、上記の買い物だけして、店を出た。

↓ 車- 5.5 km 12 分 国道57号 and 国道442号 経由

道の駅竹田1番奥の駐車場

に、19時42分到着。明日は、波野で野焼きボランティアだ。今日中に移動しておこう。

まずは、トレーラーの中の片付けと荷物整理をした。そして、連結作業を済ませて20時23分に道の駅竹田を出た。

↓ 車- 19.4 km 32 分 国道57号 経由

道の駅 波野

には、20時55分到着。とっぷりと日が暮れていたので、駐車場の全体像が掴みにくかった。駐車場①に侵入し、②、③の順にぐるっと移動してみた。いずれも国道沿いだが、交通量が少ないので、音はさほど気にならないだろう。トイレまでの距離を考慮して、②の左上にトレーラーを駐めることにした。

実際、駐めようとすると、②、③は照明が暗かった上に、駐車区画のラインがほとんど消えてしまって見えないので、駐め方が分からなかった。でも、他に駐まっているクルマがなかったので、隅に適当に駐め、必要なら翌朝明るくなって、調整することにした。

結局このときは①~③しかチェックしなかったし、それでも特に不都合はなかったのでいいのだが、将来に備えて⑤の場所もチェックしておくべきだった。次回の課題だ。

21時半頃、ようやく晩ご飯となった。

鯛めしは、ゆめおぐに店で昨日購入したもの。後の2つは先ほど竹田店で購入したものだ。鯛めしとお好み焼きを電子レンジでチンして、ちゃちゃっと済ませた。明日の活動に備えて、早めに休むこととしよう。

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