阿蘇野焼き支援ボランティア、デビューなるか[1日目]杖立温泉を通って道の駅小国へ
今回のふらり旅は、野焼きに、支援ボランティアとして初参加を遂げることが一番の目的だ。3月5日(金)には扇・瀬の本、6日(土)には吉原で予定されている。
だが、これらは、最初からこの日に設定されていたわけではない。扇・瀬の本は当初、2月27日(土)に、吉原は28日(日)に予定されていたのだが、いずれも前日の天候と当日の予報から判断して、中止となり、延期されたのである。
野焼きは天候の影響を強く受ける。当日に晴れていれば良いというわけではない。前日の雨で草が湿っていると、火が着きにくいし、綺麗に燃えない。逆に、天候が良すぎて、草がカラカラに乾いている上に、風が強かったり、風向きがコロコロと変わると、一気に燃え上がり、飛び火が発生するなどの危険性が高まるので、これも良くない。
なので、野焼きが実施できるかどうかは、前日、場合によっては当日にならなければ判断できないということもよくあるらしい。
今回も週末の天候は思わしくない。だから、野焼きが実施される可能性はかなり低い。なのに、ついつい出掛けたくなる。それが、ふらり旅だ。
2021年 3月 4日(木)の行動履歴
熊本県、朝倉市 <車移動> 80.1 km 2時間26分 自宅 14:27 ↓ 車- 400 m 1 分 トレーラーの駐車場 14:28~14:41 ↓ 車- 32.1 km 1 時間 1 分 国道386号 経由 ダイレックス 朝倉店 15:42~16:42 ↓ 車- 24.6 km 37 分 国道386号 and 国道210号 経由 セブン-イレブン 日田高瀬店 17:19~17:33 ↓ 車- 15.7 km 35 分 国道212号 経由 杖立温泉観光駐車場 18:08~18:21 ↓ 車- 7.3 km 12 分 国道212号 経由 道の駅 小国 18:32
自宅
今回は野焼き支援が一番の目的であることはすでに述べた。その装備を準備した。麺100%の作業服上下。ポケットにホイッスルとライターを入れる。それとボランティア手帳。ヘルメットにゴーグル、マスクにタオル。登山靴。ゼッケン。リュックサックには、天候によっては雨具、それに消火用の予備の水2㍑を入れることになっている。弁当と飲料水も入れるのだが、それらは途中で買い出しするつもりだ。
さてさて、忘れ物はないか…。意外と緊張する。
14時27分、ようやく準備が完了し、家を出ることができた。
↓ 車- 400 m 1 分
トレーラーの駐車場
14時28分、到着。トレーラー車内と周りを点検し、足を上げて、ヘッドに繋ぐ。14時41分、出発。
↓ 車- 32.1 km 1 時間 1 分 国道386号 経由
走行中の15時29分頃、そう、国道386号線甘木朝倉バイパスのちょうど甘木公園辺りを走行中のことだ。阿蘇グリーンストックの事務所から電話が入った。
内容は… 予感が的中、明日金曜日に予定されていた扇・瀬の本の野焼きは、天候不良のため来週の3月8日(月)に延期となったとのことだった。そして、扇・集落の野焼きは9日(火)に分離して行うことになったそうだ。
平日への延期になったことで、都合を聞かれたのだが、日程的にはどちらも対応可能だ。しかし、なんせ、野焼き支援はまだ未経験。体力的にはどうなのか…。その辺が判断できない。そこで、率直に質問してみた。
「今回、野焼き支援に入るのは初めてなんですけど、例えば2日連続で活動に加わっても大丈夫なものなのでしょうか?」
すると、電話をくださった方は、
「それは、個人の体力などに大きく左右されるので、一概には言えません…。」
と。まぁ、それはそうだ。その上に、野焼きを行う場所や、その日の状況などによっても大きく違ってくるに違いない。愚問だった。
「そうですよねぇ。じゃあ、明後日の土曜日に入っていますので、1日空けて、月曜日の分に入れてください。」
とお願いした。1度経験してから、連続で対応可能かを判断すればいいのだ。
ダイレックス 朝倉店
には、15時42分に到着した。明日の野焼きは中止になったが、明後日の野焼き支援に備えて、お茶のペットボトルや小腹が空いたときに備えてのパン、その他、鍋をするための肉や野菜などを購入した。もちろん、晩酌の飲み物とつまみ類もだ。ダイレックスはお気に入りのディスカウントストアだ。その理由は、これまでの記事で述べているので、ここでは割愛する。16時42分出発。
↓ 車- 24.6 km 37 分 国道386号 and 国道210号 経由
そういえば、財布の中に現金がほとんど残っていなかったことを思い出した。いくらクレジットカードやスマホ決済を多用するキャッシュレス派であっても、現金決済しかしてくれない場所はまだまだ多い。特に個人経営の食堂や共同浴場などは殆どが現金のみの決済だ。
そこでどこかのセブンイレブンに立ち寄ることにした。この時点では、現金調達ならコンビニATMでと思い込んでいた。
ということで、
セブン-イレブン 日田高瀬店
に17時19分に到着。店の建物の側面に沿うようにクルマを駐め、入店した。そして、ATMから5,000円だけ引き出し、財布に入れた。これだけあれば、ひとまず安心だ。店を出て、クルマに戻った。
運転席で、しばし今後の行動について検討した。今夜はどこまで走って、どこに泊まるのか…。やはり、杖立温泉か道の駅小国だろう。そこまで決めて、17時33分にクルマを出した。
これは後日談になるのだが、ATMの利用料について調べてみると、新たなことが判明した。そのことは、別ページに掲載したので、良かったら参照していただきたい。
↓ 車- 15.7 km 35 分 国道212号 経由
杖立温泉観光駐車場
には18時08分に到着した。
足湯「だいこんの湯」の周辺と湯かたば前の蒸し場周辺には、コーンが置かれ、リニューアル工事が始まる雰囲気だった。したがって今回は、トレーラーを引いているクルマが落ち着いて駐まれる雰囲気ではなかった。
とりあえず蒸し場前のコーンに沿って、一時的にクルマを駐め、足湯と蒸し場の辺りを見て回った、それで、今日はここには泊まれないと判断。18時21分にここを出た。たぶん更新工事が行われるのだろう。レトロな雰囲気を大切に守ってもらいながらも、少しずつ変化していく温泉街であって欲しい。改修後の変化が楽しみだ。そう願いつつ、一路、道の駅小国を目指した。
↓ 車- 7.3 km 12 分 国道212号 経由
道の駅 小国
には、18時32分に到着。
早く着いたので、夜の時間を有効活用すべく、ダブルベッドをテーブルと椅子に展開した。
キャンピングトレーラーは走行時はベッドにしておき、停車中に必要であればテーブルに展開する。
疲れていて、いちいちベッドをテーブル展開するのが面倒なときには、ベッドの上にソロキャンプ用のミニテーブル、例えばフィールドラック WOOD天板 のようなものを置いて、済ませることもある。
パソコンを用いて旅の記録をまとめたり、Googleマップのタイムライン編集やデジカメやドラレコからデータを取り出す作業など、あるいは就寝前の晩酌程度であれば、このやり方が便利だ。
作業が長引いて寝落ちそうなときも、ミニテーブルだと簡単に片付けられて、そのままゴロンとなることができるからだ。
ただ、それだと、逆に甘えて寝落ちしやすくなるのも確か。究極的には良いのか悪いのかは分からない。
今日は到着時間が早かった。そして、疲れも大して溜まっていない。こんな時には姿勢良くして、滞っている事務作業をできるだけ先に進めるのだ。さて、どれだけ消化できるのか…。
約1時間が経過したとき、睡魔ではなく、空腹感に襲われた。やはり食べないとエネルギーは出ない。夕飯の支度をすることにした。
今日の晩ご飯は豚しゃぶ鍋。とは言っても、肉も野菜も調味料も材料を全部、鍋にぶち込んで煮込んで終わり。だから正確には「しゃぶ」とは呼べないかもしれない。
テレビの受け売りの紹介になるのかもしれないが、キャンプ中だったか、災害避難中だったか、「食材を切るときは、広げた牛乳パックの上で切ることをお勧めします。まな板が汚れないし、食材を鍋に移すときは、広げた牛乳パックを持ち上げて、丸めて流し込めばスムーズです。そして、最後は畳んでゴミ箱にポイ。」という話を聞いたことがある。
「なるほど、やってみよう」
ということで、牛乳を飲んだ後、パックを洗って、干して、広げて、重ねて、そして、トレーラーに積んでいる。で、トレーラーで食事の準備をするときには、それを実践してみている。だけど、今ひとつ、思っているほどには上手くいかないのだ。何故だろう…。
まな板の上に牛乳パックを広げても、そこに洗った野菜を乗せると、水がまな板の方にも流れ出る。そして、切った野菜もその水分で、野菜がパックにくっついてしまうので、丸めて鍋に投入しようとしても、簡単には滑り落ちない。結局は手や菜箸で書き落とす形になってしまう。
そして、濡れたまな板は結局洗い直し、牛乳パックは捨てるのだが、捨てたらゴミが増えてしまう。まな板だけを使う方がいいのでは?と思うのは私だけ?? それとも何かやり方を間違っているのか…。まぁ、今回はこれ以上深めないことにする。
話を元に戻そう。
自宅から持参した食材とダイレックス朝倉店で買い足した材料を合わせて、トレーラーの中で調理した。
19時50分頃、できあがり。さあ、いただこう。
しっかり食べた。そして、お酒を飲んだ…。
腹が減っては戦はできないが、満腹になっても、どうもできないようだ…。溜まっている事務作業はいったいどうなるの?!