北九州の紅葉・夜景とSL「新山口駅開業120周年記念」号[3日目]SL撮影下見
2020年12月4日(金)の行動履歴
福岡県、山口県 2020年12月4日金曜日 125 km 3h17m 道の駅 蛍街道西ノ市 13:31 ↓ 車- 70.1 km 1 時間 36 分 国道435号 and 国道9号 経由 道の駅 長門峡 15:07~15:18 ↓ 車- 500 m 2 分 国道9号 経由 駐車場 15:20~16:00 ↓ 車- 12.4 km 25 分 県道311号 経由 地福駅 16:25~16:56 ↓ 車- 8.1 km 19 分 国道9号 経由 徳佐駅 17:14~17:25 ↓ 車- 16.3 km 31 分 国道9号 経由 マルキュウ 徳佐店 17:55~18:28 ↓ 車- 17.6 km 17 分 国道9号 経由 駐車場 18:45~22:23
道の駅 蛍街道西ノ市で朝を迎える
旅の間は、8時からの連ドラに合わせて、目覚めることが多い。というか、5分前にスマホのアラームが鳴るよう設定しているので、それで目が覚めるのだ。シュラフから飛び出て、着替えて、道の駅のトイレに行く。そして、戻ってから、ヘッド車の運転席に座る。
基本的にヘッド車であるアウトランダーは、一晩中、トレーラーの外部電源となっているので、電源が入ったままになっている。もちろん、AVやエアコンは個別にオフにする。したがって、クルマに乗って連ドラを視聴する場合は、スタートボタンを触らず、オフになっているAVだけをオンにして「テレビ」を点けないといけないのだ。
手際よくやれば、番組開始に間に合うが、トレーラーでの着替えに手間取ったり、鍵を探しまわったりしていると、番組の最初を見逃してしまう。
この日は「おちょやん」の第5回「うちは、かわいそやない」だった。
前日に走ったルートをGoogleマップのタイムラインに正しく保存する作業、撮った写真の整理、ドライブレコーダーの映像をハードディスクに転送するなどの作業をできるだけ、溜めずに毎日やってみることにした。旅が終わって、すべてを後から整理すると、膨大な時間がかかる上に、詳細が分からなくなってしまうからだ。
また、今日は明日のSL撮影本番に備えて、撮影スポットの下見をしないといけない。Googleマップの航空写真とストリートビューを使って、撮影に適していそうな場所を探した。
そんなこんなで、10時が過ぎた。今日はどうしても風呂に入っておきたい。
ということで、西ノ市温泉「蛍の湯」に行くことにした。
入浴料は大人が670円だが、私はJAFの会員なので会員証の提示で100円引きの570円になった。JAFの会員でなくても、ニフティ温泉のぬくぬく~ぽんを使えば同等の割引を受けられる。
靴鍵を渡すと脱衣室のロッカーの鍵がもらえる。
風呂場は大浴場と露天風呂、サウナルームがある。洗い場も適度な規模で使いやすい。洗い場で、頭、顔、身体の順に入念に洗った後、内湯に浸かる。
入るとすぐに分かるのが、お湯のヌルヌル感。湯温はちょうどいいが、どちらかと言えばややぬるめ。ゆったりと浸かることができる。
ほどなくして、露天風呂に行った。露天の浴槽はL字型になっている。向こう側に2人、こちらがわでひとりがお湯に浸かっていた。私もこちら側に浸かった。
向こう側のふたりは、熱心に話を続けていたが、内容までは良く聞こえない。ただ、時折聞こえる言葉の端々で判断すると、何かの速さとか、運転操作の仕方について話しているようだった。
こちら側のひとりの人は、静かに黙って浸かっていた。
露天のお湯もややぬるめ、長湯ができる湯温だ。5分ほど手前で黙って浸かり、その後、奥の方に移動した。ふたりの会話がよく聞こえるように…。
すると、年長者の方は元、国鉄時代からの機関士で、蒸気機関車やディーゼル機関車の運転についての経験談を話していた。聞いていた若い方の人は、父親が国鉄職員だったようで、この元機関士の話がよく理解できているようだった。
ふたりは親子ほどの年齢差があるようなのだが、関係は不明。ただ、ふたりとも鉄道の話で盛り上がっているのだから、SLやまぐち号のことについても詳しいはず!と、チャンスを窺った。
すると、案の定、そちらの方向への話に変わっていった。蒸気機関車のC57とD51では、どちらが空転しないか、たくさん引っ張れるか?の問に対し、元機関士が
「C57の”C”というのはA、B、C、だから、動輪が3つ。D51の”D”は、A、B、C、D、だから動輪4つという意味。D51は貨物用。動輪4つだから線路への密着力があるので力が強い。つまり貨車をたくさん引っ張れる。しかし、スピードが出ない。」
と説明。また、若い方の人が友人のSL撮影に関するエピソードを説明すると、元機関士は
「山口線に蒸気機関車が走れるのは、現役の転車台などの設備があるからであって、一からつくらなければならないなら大変だ。」
とか…。会話の細かい部分は忘れてしまったが、機が熟したので、私も会話に加わろうとした。
「明日と明後日の土日、SL新山口駅開業120周年記念号が走りますよね。私、初めて、SLやまぐち号の写真を取りに来たんですけど…、いい撮影スポットはありますか?」
すると、若い方の人が
「そりゃ、ありますよ。」
と一言。
「……」
チーン、終了~~。そりゃ、あることは分かっていたんだけど、具体的にその場所はどこか…とか、あるいはどんな写真を撮りたいのか…のような質問とか、に話が進むと思いきや、「撮影スポットはある」ということが判明しただけで、会話は終了してしまった。
そして、元機関士は、退職直前に運転を担当した呉線だったか小野田線だったかの、運転の難しい区間の経験談に話が移っていって、間もなく、「それでは」とそれぞれ内湯の方に移動していった。
まあ、私も聞き方が悪い。会話への加わり方が唐突だった。もっと、それぞれの経験談を聞いた上で、タイミングを見て撮影スポットの話題に持っていく必要はあっただろう。しかし、よく考えると、風呂の中ではスマホもパソコンもない。山口線の駅名や撮影スポットの地名が出てきても、分からないし、覚えきれない。
やはり、風呂を上がってから、ネット上の記事を参照しつつ、自分の足で探し求めなければならないということなのだろう。まぁ、今回の経験を肝に銘じておくことだ。(えっ?誰が誰に言ってるの?)
さて、湯温が低めなのが幸いし、ゆったりと浸かることができた。そして、内湯に戻って、さらに身体を温めた後、風呂場から出た。
風呂の中で、撮影スポットを聞き出すことには失敗したが、ヌルヌル感の強く、ややぬるめの温泉にゆったり浸かれることができたのは良かった。
トレーラーに戻り、昨日買い出していた弁当を食べることにした。
トレーラーには、ここに着いてからずっと、アウトランダーから通電しているので、冷蔵庫の冷えは良い。
それはいいのだが、冷たい弁当を温めるのに、電子レンジはない。なので、スチーマを使うことにした。
それにしても、スチーマだと時間がかかりすぎるし、熱の伝わりムラがある。もっといい方法はないのか…。
まぁ、ご飯が冷たくてぽろぽろと言うわけではないので、これで良しとして、温め方については、今後も研究していくことにしよう。
さて、食事も終わったことだし…、明日の下見にも行かなければならない。とにかく山口線の沿線で、トレーラーを待機させられる場所まで移動しよう。13時31分、出発。
↓ 車- 70.1 km 1 時間 36 分 国道435号 and 国道9号 経由
道の駅 長門峡
に、15時06分に到着した。
道の駅長門峡は南北に長く、北側と南側にそれぞれ駐車場がある。情報コーナーやお食事処、直売所に近いのは北側駐車場。施設利用者の多くはこちらに駐車する。一方、南側駐車場は広いのだが、チェーン着脱場を兼ねていて、近くには公衆トイレしかない。したがって、こちらの駐車場利用者は比較的少なく、トイレだけを借りる人か車中泊をする人ぐらいしか、こちらには駐めないようだ。
そして、こちらには縦に2台駐車できる区画があることも、トレーラーにとってはありがたい。最初は北側駐車場に入って見たが、上記のような理由で、南側駐車場に移動することにした。
↓ 車- 500 m 2 分 国道9号 経由
南側駐車場に移動
15時20分に移動完了。そして、いろいろと検討した結果、ここをベースキャンプとし、ここを起点に、SLの撮影をしてまわることにした。
南側駐車場の道を隔てた反対側に、踏切を渡り坂を上っていく道があったので、歩いて上ってみた。
しかし、背の高い雑草などが視界を遮ったりしていて、その道からは山口線を見渡せる撮影スポットは見つからなかった。見つかったのは、駐車場の南側にあるリサイクルショップだけ…。
駐車場に戻り、ヘッド車を切り離して、周辺の下見に出掛けた。
↓ 車- 12.4 km 25 分 県道311号 経由
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