ぐるっと長旅

七ツ森古墳群で出会ったご夫婦を訪ねる旅[5日目]内之浦漁港周辺散策、JAXA内之浦、飲方丸と岸良海岸、雄川の滝を巡る

旅、5日目になって、ようやくスッキリと晴れた朝を迎えることができた。これまで、天候の回復を待つという言い訳で、余裕をかまして、超スローペースで旅してきたが、よく考えると、残り時間は今日と明日の実質2日間。あれぇ~、大丈夫?! 急に焦る気持ちが芽生えてきた。

待て待て…それでも、心を落ち着けて、初心に立ち返れ。今日の価値は、どれだけ多くの予定されていたスポットを効率よく巡ることができたか、ではなく、誰と出会い、どんな話をしたか…。そして、お互いにどう影響を及ぼし合って、旅が、あるいは近い将来がどう変化していくことになったのか…。こちらの方が大切で、これがふらり旅の真髄であり、醍醐味だ。

今日は、どんな出会いが待ち受けているのだろう…。

2021年4月15日(木)の行動履歴

宮崎県、熊本県、鹿児島県
<車移動> 70.6 km 3時間27分 <徒歩移動> 3.9 km 1時間11分
肝付町商工会内之浦支所横駐車場 8:26
↓ 徒歩- 1.6 km 48 分
肝付町商工会内之浦支所横駐車場 9:14~9:15
↓ 車- 4.4 km 14 分 国道448号 経由
JAXA 内之浦宇宙空間観測所 9:29~10:00
↓ 車- 700 m 15 分 国道448号 経由
衛星ヶ丘展望台 10:15~10:27
↓ 車- 4.3 km 1 時間 2 分 国道448号 経由
宇宙科学資料館 11:30~13:23
↓ 車- 6.1 km 14 分 国道448号 経由
岸良海岸駐車場 13:37~13:43
↓ 車- 350 m 2 分 国道448号 経由
飲方丸 13:44~15:29
↓ 車- 1.4 km 6 分 国道448号 経由
岸良海岸 15:35~16:05
↓ 車- 36.0 km 1 時間 4 分 国道448号 経由
雄川の滝 遊歩道入口 駐車場 17:09~17:13
↓ 徒歩- 1.2 km 12 分
雄川の滝 17:25~18:19
↓ 徒歩- 1.1 km 11 分
雄川の滝 遊歩道入口 駐車場 18:29~18:38
↓ 車- 8.5 km 11 分 国道269号 経由
タイヨー 大根占店 18:48~19:20
↓ 車- 8.9 km 15 分 国道269号 経由
道の駅 錦江にしきの里 19:35

肝付町商工会内之浦支所横駐車場

7時25分のスマホアラーム音で目が覚めた。新しい朝になったのだ。窓のロールスクリーンを開けて外に目を向けると、すがすがしい青空が広がっていた。久し振りに気持ちの良い朝だ。俄然行動意欲が湧いてくる。もう一度、スクリーンを閉めて、パソコンの電源を入れた。そして、おちょやんを視聴するためのアプリを起動した。

寝転がったまま、連ドラを見た。

外からは、駐車場に入ってくるクルマの音が聞こえてくる。1台、また1台と次々に入ってきては、エンジン音が消え、ドアの開閉音がしたかと思えば、やや小走りである方向に進む足音がフェードアウトする。きっと役場に出勤する人達なのだろう。世間はとっくに動き出している。

私も、ここに寝転がってだらだらしている場合じゃないなぁ…。御著やんが終わったら、すぐに行動を開始することにしよう。

さて、2度目の連ドラが終わったところで、さっと飛び起き、身支度を整えた。今朝は、まず漁港周辺の散策に出掛けることにしよう。

その前に、いつでも出発できるよう、トレーラーの出発準備は整えておこう。まず、電源ケーブルを外した。そして、アウトリガーも上げて、移動させるべき荷物も、全て今のうちにヘッド車に移した。

8時26分、これでようやく出発準備は完了だ。では、さっそく周辺散策に出発することとしよう。 

内之浦支所横駐車場
瀬里奈 ここで昨晩、夕食を頂いた

この瀬里奈の向こう側は港。車道はこの左カーブの数十㍍先で海岸沿いの道路とぶつかるが、徒歩だとこのカーブのところから石段を降りて、すぐ海岸道路に出ることができる。その石段を降りたところの草原に、アマリリスやハマヒルガオの花が咲いていた。そして、上を見上げると、青空を背景にトビが優雅に滑空していた。

アマリリス
浜辺に咲くハマヒルガオ
トビ

海岸道路を右に進むと、内之浦漁協の建物が見える。道路脇をそちらに進む。

漁協では、大勢の人が集まっていた。競りが行われているようだった。

鳥もたくさん集まっていた。ここにおとなしく待っていると、魚のおこぼれでも貰えるのだろうか…。

内之浦漁協の建物
さらにその海側
港にはたくさんの鳥たちが飛び回っている
アオサギ
アオサギ
アオサギ 波間に浮かんでいるのはカモメ
トビ
アオサギ
アオサギ
トビ
アオサギとコサギ
アオサギ
着陸したアオサギ

港の内之浦漁協の周辺には、たくさんの渡り鳥が集まっている。まさに鳥たちの大都会、人口ならぬ鳥口密集地だ。

漁協前の自動販売機 いちばん右のは、80~100円

ここから右折して、さらに右折して、海岸道路より1本内側の住宅街の道に入る。ここを真っ直ぐ進むと、トレーラーを駐めている駐車場に戻るはずだ。

津波避難場所 南方地区避難タワーまで350㍍
通り沿いの家の玄関にはたくさんの花が植えられている
ニオイバンマツリ 匂番茉莉
石壁にかわいいマメヅタが 天然の額縁のようだ
左上の小さな青い花は何?
金平糖のような花をつけるヒメツルソバ
ヒメツルソバの枠飾り
瀬里奈に戻ってきた

↓ 徒歩- 1.6 km 48 分

肝付町商工会内之浦支所横駐車場

には、9時14分に戻ってきた。近場をぐるっとひとまわりするだけでも、港町の雰囲気を味わうことができた。

それでは早速、ヘッド車に乗り込み、このまま出発するとしよう。

↓ 車- 4.4 km 14 分 国道448号 経由

JAXA 内之浦宇宙空間観測所

には、9時29分に到着した。下の写真はフレーミングが悪くてわかりにくいが、左に写っている建物の左側正面がゲートになっており、見学の受付になっている。Googleマップ航空写真で説明すると②地点。

門衛所前の説明板

そして、写真右端に、トレーラーの最後尾がチラッとだけ映り込んでいるが、ここがゲート前の駐車場で5台分の区画がある。①地点だ。ここにクルマを駐めて、②の受付で見学の申込手続きを行う。入場者の名前や住所、入場者数と入場時刻などを用紙に記入する。すると、窓口の方からパンフレットと入場許可証が手渡され、場内地図を見せて貰いながら、どこにどのような施設があるかの概略説明を受ける。

Googleマップ航空写真

施設への車の入場口は、この②地点の受付前のゲートと⑨地点にある橋のところからの2ヶ所あって、それぞれ行ける施設が別になっている。場内の道幅は広く、大型バスでも支障なく通行可能なので、トレーラーを繋いだままでも問題なく移動できるということだった。

入場許可証は、施設滞在中、クルマのダッシュボードの上など、外から確認できる位置に置いておくことになっている。

道向かいにある公衆トイレも個性的なデザインで作られている (③地点)
③地点の公衆トイレ前から①地点の駐車区画とその向こうの②地点の門衛所を見る

10時00分になった。それでは、入場するとしよう。まず、門衛所のゲート(②地点)から中に入る。

そして、M-ミュー3S型ロケットの実物大模型が置かれているKSセンター(④地点)に向かった。

KSセンター

M-3S型ロケット(実物大模型) 向こうの高台に見えるのは34mパラボラアンテナ
今度は反対側の側面 向こうの建物前にトレーラーを駐めた
KSセンター建物内部
KSセンター外見

KSセンターは、標高276m、面積7,000平方メートルの、SS-520、S-520及びS-310型観測ロケットの発射台地。

次に⑤地点の

テレメータセンター

に移動した。

テレメーターセンター 屋根の上に34mパラボラアンテナが設置されている
昭和37年から30数年に渡って使用された18mパラボラアンテナの一部を展示されている
34mパラボラアンテナ
テレメータセンターの駐車場から衛星ヶ丘展望台の20mパラボラアンテナが見える

またクルマに乗って衛星ほしヶ丘展望台に向かう。

↓ 車- 700 m 15 分 国道448号 経由

衛星ヶ丘展望台

には、10時15分到着。(地点⑥)

20㍍パラボラアンテナの向こうに衛星ヶ丘展望台がある
衛星ヶ丘展望台から見える施設紹介の看板  左下に見えるのはMセンター
Mセンターをアップで見る
34mパラボラアンテナとテレメータセンター 道を挟んだ反対側がコントロールセンター
展望台から後ろを振り向くと 20mパラボラアンテナ があり、その向こうが駐車場になっている

10時27分にクルマに乗って、移動開始。⑦地点にも行ってみたが、今は進入禁止になっていた。戻って、地点⑧へ。

そこには、

「人生で最も大切なものは逆境とよき友である」と書かれた 糸川英夫博士の像 
人工衛星「おおすみ」打上げ記念碑

Mミューセンターに行くには、地点②のゲートから一旦、外に出て、今度は地点⑨の橋から中に入り直す。そして、道なりに先に進むと、地点⑩の

Mセンター

に到着する。Mセンターは標高210m、面積25,000平方メートルの、Mロケット発射台地。L-3H型ロケットの実物大模型が展示されている。

L-3H型ロケット(実物大模型)
M-V-1型ロケットの模型 その向こうにロケット組立室、衛星整備センター、発射管制室がある

手前の芝生には、様々な黄色い花が咲いている。

ジシバリ 地縛
ミヤコグサ 都草
ジシバリ 地縛
キンポウゲ 金鳳花
ニガナ 苦菜、黄瓜菜
イプシロンロケット打上げ場
シロツメクサ 白詰草
スミレ 菫
てんばこうくう【天馬行空】 森 大吉郎 先生の記念碑

クルマに乗り込み、①地点の駐車区画に戻った。そして、今度は真ん中の橋を渡って宇宙科学資料館(⑪地点)へ。

↓ 車- 4.3 km 1 時間 2 分 国道448号 経由

宇宙科学資料館

には、11時30分に入館。最上階に入館口があり、そこから入って、らせん状に繋がっている展示コーナーを順に見ていく方式だ。

宇宙科学資料館の建物側面
資料館の入口

展示の大部分はショーケースに入れられた部品などの品々と説明パネルや写真だった。説明文はかなり専門的で、内容を理解しようとして文章を読み進めようとしても、こどもはおろか、大人でさえも半数以上は太刀打ちできず途中で挫折するのではあるまいか。また、ボタンスイッチを押すような展示物はほとんど全て、故障中か電源が切れていて使えない状態になっていた。そして、ところどころでショーケースが説明パネルをふさぐ形で置かれていて、説明文の一部が隠れてしまい、とても読みずらい状態になっていたりもした。

JAXAも本業の方が忙しすぎてこちらまで手が回らないのか、予算が削られてこちらにまで廻すお金がないのかは不明だが、展示方法は旧態依然としており、改善しようとする意欲や工夫は、失礼ながらほとんど感じられなかった。

しかし、展示されている部品や模型、資料の情報量はかなり多く、密度も濃いように思われた。なので、神秘と謎に満ちている宇宙に魅力を感じ、少しでもその疑問を解明したいと思っている人達にとっては、宇宙探査やロケット技術に興味・関心を抱き、時間の許す限り、展示物にじっくりと目を通し、理解に努めようとするに違いない。

ということは、新たな展示手法を導入し、想像を絶する時空を司っている宇宙の営みに潜む神秘と謎の幾つかを選び取って、展示し、広く万人の好奇心を突っ突けば、将来の宇宙の研究開発に携わっていく次世代の技術者となるこども達や、これまで宇宙とは無縁の世界で生きてきた専門外の人達にも良きサポーターになってもらえる道が開けるのではないだろうか。

たとえ、それが無理でも、せめてプッシュボタンの故障を修理するくらいは何とかしていただきたいものだ。

でも…、ふと思った。宇宙を扱うような分野では博物館を整備するよりもWebサイト上にバーチャル博物館を開設し、写真や動画を駆使して説明する方いいという考え方が、もしかしたらあるのかもしれない…。

「仕事でさえテレワークが推奨される時代。わざわざ遠方から訪れて、時間と金を使って展示物を見なくても…。バーチャルでいいではないか…。」というようなそんな声だ。

もし、それが現代にマッチした新しい考え方だとしたら、私自身は時代に取り残された古いタイプの人間だ。未だに現地に来て、実際のものを直接見たり、聞いたり、触れたりすることに価値を置いている…。バーチャル旅ではつまらない。

ここの展示も、「まずここに来て、現物を見よ。そして難しくても説明を一生懸命読みなさい。わかりやすくなんてしてないが、それは宇宙開発も同じ事。決して生やさしくなんかはないんだぜ!」と主張しているのかもしれない。

ならば、それはそれでいいのかも…。「えっ?いいんかい!」

実際、私もここで2時間弱を過ごしたが、その間にすれ違った入館者は2~3組のカップルだけで、こどもはいなかったように思う。いずれの方々の場合でも、上の方で発せられた話し声と足音で新たな入館者だと気付くのだが、数分後には追い抜かされて、らせん階段を先に下へと降りていく。そして、話し声と足音は次第に遠く離れていき、いつの間にか館内は元の静寂状態に戻っているのだ。

この博物館には、いったい一日平均どれぐらいの人が訪れているのだろう…。今日はたまたま少なかったのか、それとも、いつも少ないのか…。展示方法改善のために設備投資をしたら、無駄になるのか、それとも活性化に繋がるのか…。私にはわからなかい。

まぁ、せめて、ショーケースは説明板を隠さないように、位置調整だけはやっていただきたい。
「お前も来て、手伝え!」と言われるのなら、そうしても良いと思うほどだ。

ようやく1階にたどり着いた。するとそこにはレアな自動販売機が設置されていた。興味を持ったのは、どちらかというと販売されている商品よりも自販機自体の構造だった。

宇宙グッズ自動販売機

博物館1階の扉を開け、外に出る。そして、階段を上って、カーブしている車道に出る。ここを歩いて行けば、駐車場に戻る。

博物館の裏側 出口を出て、階段を上がり、車道に出たところ
入場許可証を受付に返却

一旦、クルマに戻り、ダッシュボードの上に置いていた入場許可証を取り出した。そして、門衛所に向かい返却した。これで、内之浦宇宙空間観測所見学は終了だ。

さて、クルマを出したものの13時半近くになっている。朝から何も食べていないので、半端ない空腹感に襲われた。
「よし、どこか食堂を探そう!」
そこで、Googleマップを開き、定食屋を検索。すると、周囲には食堂の類いはほとんどなく、唯一「お食事処さくら」がヒットした。
「よし、ここに行こう!それにしても情報が不足している。空いてるかな?」
とりあえず近くまで行ってみよう。13時23分出発。

↓ 車- 6.4 km 20 分 国道448号 経由2

海岸線の道を走っていると展望所だろうか、駐車場が見えたのでそこにクルマを停車させた。

岸良海岸駐車場

だ。13時37分に停車。ここは、岸良海岸が一望できるビュースポットだ。

岸良海岸駐車場からの風景

クルマから降りて、風景写真を撮っていると、軽トラックがやってきて、運転していたおじさんが降りてきた。
「こんにちは~~」
「こんにちは。」
「さっきJAXAの内之浦宇宙空間観測所にこれ、結構長く駐めてたでしょ。」
「ええ、結局4時間ぐらいいましたよ。ちょっとゆっくりしすぎたかも…。」
「この先で、休憩所をやっているだけど、良かったら寄りませんか? 私はキャンピングカーで旅をしている人を見かけると、いつも声を掛けて、話をするんです。」
「そうなんですねぇ~。で、そこでは、食事はできますか?」
「カップラーメンぐらいならありますよ。」
「カップラーメンかぁ…。カップラーメンなら私も持っているんだけどなぁ。でも、かなりお腹が空いているんで、ちゃんとした食事をしたいんですよ。確か、ここの近くにお食事処さくらって店がありますよね?」
「あ、あるよ。そこはウチの店。今日は閉めてるけど…。」
「えっ、ウチの店? あら、そうなんですね…。それは残念。じゃあ、どうしようかなぁ…。他にないですもんねぇ…。じゃあ、まぁ、いいか、カップラーメンを食べさせてください。で、そこはトレーラーも駐められますか?」
「店の前に寄せて停めたら大丈夫。付いて来てください。」

こういった経緯で、軽トラックのおじさんに付いて行くことになった。

とは言っても、350㍍先にある不思議な建物。

↓ 車- 350 m 2 分 国道448号 経由

飲方丸

には、13時43分に到着。もちろん、この施設名が「のんかたまる」ということを知ったのは、カップラーメンを食べながらこのおじさんと話をした時だ。

この建物の前方、下の写真でいうと右の方に、クルマを縦列で駐めた。ちゃんとした駐車場があるわけではなく、路肩が少しだけ広くなっている程度なので、普通車もで3~4台ぐらいしか駐められない。

クルマを降りて、建物の方に行くと、おじさんは先に中に入ったようで、姿が見えなかった。それにしても手作り感満載の建物だ。高床の側面には浮き球がずらっと取り付けられていて、サーフボードもある。下には、カヌーも並べられている。一方で、側面の窓枠には、「カメラ動作中」という物々しい注意書きもある。

で、おじさんはいったいどこへ行ったのか…。 

飲方丸の道路側 

裏の方から、おじさんの招き声にが聞こえた。どうやら、建物の右手にある通路を通って中に入るようだ。

その建物の右側が入口

通路から中に入ると、久保田川の河口と海が一望できる庭に出た。そして、その庭側から、建物の側面に設置されている3段の階段を登って部屋に入る。

ぱっと見ただけでは、この建物が漁船を改造して作られたとは誰も気付かないだろう。ただ、階段が3段あって、床がやけに高いと思うぐらいではないだろうか…。

部屋の中は細長く、中央には座卓が幾つか縦に並べられていて、屋形船のような雰囲気。座卓を両側からはさみ、向かい合わせに座って宴会ができるので、「宴会=飲み方(のんかた)できる船」で飲方丸と地域の人が呼んでいるようだ。地域住民に限らず、誰でも利用でき、要望があれば食事も提供できるとのこと。利用料金は特に定まっておらず、気持ちで捧げる形式になっているそうだ。

おじさんの名前はK.Hさん。お食事処さくらを営んで居られるが、岸良海岸の清掃ボランティア活動など地域の自然環境を守る取り組みにも携わっておられる。岸良海岸はウミガメが産卵のために上陸する海岸の1つだ。

また、JAXAのロケット打上げ日程が発表されたら、ここを訪れたことのある仲間に連絡を入れて呼び集め、一緒に打上げの鑑賞会を催したりもするそうだ。それはなかなか楽しそう。私にも連絡を入れて貰えるよう、電話番号を交換した。

毎年、大晦日の夜に集まれる人は集まって、ここで雑魚寝して、翌朝、ここの海岸で初日の出を拝む会もやっているそうだ。

先日は、バイク乗りがテント泊の貧乏旅行をしていたので、誘ったら、気に入ってくれて1泊していったとのこと。K.Hさんは、いつもそうやって、旅行者に声を掛けては、仲間を増やしていくような、社交的でイベント大好きの方だった。

そんな話を聞きながら、カップラーメンとノンアルコールビールを頂いた。

今度訪れるときには、私も旅先で出会った人にも声を掛け、集まって、ゆっくりとノンではないビールを飲みながら語り合っている姿を想像した。今度、JAXAがロケットを打ち上げるときが、その機会となるだろう。

飲方丸 海側 写っているのがK.Hさん

15時29分に出発。

↓ 車- 1.4 km 6 分 国道448号 経由

岸良海岸

に到着したのは、15時35分。もうこんな時間になっていたのだ。今日はどこまで行くべきか…。この美しい海を見ながら、短時間、行動計画を練ることにした。

う~む、一昨日、関之尾滝で会った K.Tさんお勧めのティエム牧場温泉とラーメンイーグル。今日はとても行けないので、明日うかがうとすれば、今日はその近くにある道の駅に泊まるようにしておきたい。となると、道の駅は錦江にしきの里ということになる。だが、ここはやや狭い。神川大滝公園の駐車場まで入り込む方が、静かで快適な車中泊ができるのではないか…。

まぁ、それについては、着いてから検討することにして、そこに向かうまでの途中で立ち寄るところはどうするのか…。雄川の滝なら辛うじてぎりぎり、寄っていくことが可能かも…。よし、そうしよう。

それにしても、ここ岸良海岸はいいところだ。駐車場は広い。トイレもある。折角なので、少しだけ海岸を歩いてから、出発することにしよう。

美しい砂浜  岸良海岸 北東方向
透き通った水  岸良海岸 南方向

16時05分、岸良海岸駐車場を出発。

↓ 車- 36.0 km 1 時間 4 分 国道448号 経由

約1時間、走って

雄川の滝 遊歩道入口 駐車場

に到着。17時09分だった。ここから雄川の滝までは、1200㍍の遊歩道を歩く。

雄川の おがわ  シャレが効いている
遊歩道案内板と新しい公衆トイレ ここから遊歩道が始まる
ここはコンクリート道
遊歩道の左側に雄川が流れている
アップダウンのある遊歩道 上に架かっている橋は瀧見大橋。だが、雄川の滝は見えないそうだ。
雄川の水の美しさ
下り坂。真ん中に階段がある。
休憩所
さらに奥に進む 藤の花が咲いている

↓ 徒歩- 1.2 km 12 分

雄川の滝

には、17時25分に到着。

雄川の滝
これが展望所

18時19分、帰途についた。

反対を向くと新しい遊歩道を造成中
今は仮の通路を通るようになっていた
遊歩道沿いの崖の至る所から湧水が出ている
休憩所まで戻ってきた
遊歩道沿いの石も個性的 一定方向に穴が空いているのは何故?
ベンチの後ろにも湧水
ほろ穴の入口がふさいであった
そして、まもなく駐車場だ

↓ 徒歩- 1.1 km 11 分

雄川の滝 遊歩道入口 駐車場

に戻ったのは18時29分。ここから滝までの往復の間、他に誰1人会うことがなかった。貸切状態で楽しめた。

駐車場横のCafeは水・木が定休日
駐車場には私の車だけ駐まっていた

そうこうしているうちに1台だけ、クルマが入ってきた。家族連れのようだ。これから、滝まで往復するのだろうか….

それを横目に、18時38分、駐車場を出た。

↓ 車- 8.5 km 11 分 国道269号 経由

タイヨー 大根占店

には、18時48分に到着した。営業時間は22時までなのに、この時間で割引価格になっていた。弁当とお刺身2パックをそれぞれ半額、パンは20%引きでゲットできた。嬉しい限りだ。もちろんキャッシュレス決済可能。なかなか好感の持てるスーパーマーケットだった。

19時20分に出発。

タイヨー大根占店の出入口

↓ 車- 8.9 km 15 分 国道269号 経由

道の駅 錦江にしきの里

には、19時35分に到着。大型車の区画はGoogle航空写真で見る限り、道路に最も近い南側に1つしか見当たらない。そこで、物産館の北側の一番端っこに駐めることにした。もちろん、他の車の通行に邪魔にならないように注意して駐めた。

神川大滝公園に向かう気持ちは消え、早くゆっくりしたかった。

それにしても、昨日と今日はのんびりと過ごしすぎたのかもしれない。明後日の土曜日中に福岡に戻るのなら、自由に動けるのは、明日一日しかない。しかも、ティエム牧場温泉の営業開始は11時から。そしてラーメンイーグルにその後行くとして、早くても13時ぐらいまでは垂水で過ごすことになる。だったら、都井岬に行って夕方までに綾町入りするのは不可能だ。シマッタ!どうしよう…。

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