ぐるっと長旅

七ツ森古墳群で出会ったご夫婦を訪ねる旅[7日目・最終日]日向サンパーク・美々津海岸を散策して、帰福

いよいよ、最終日だ。今回の旅は、じっくりというかゆっくりというか、一箇所で長時間を過ごすことが多くて、結局回れずに次回送りにしたところが多数ある。天候に恵まれなかったこともひとつの要因だ。

今日も午前中は雨が残っていた。しかし、午後は回復する見込み。北上して今日中に福岡に戻らなければならないが、きっと道中に新たな出会いがあるはず。それを楽しみに今日一日を過ごそう。

2021年4月17日(土)の行動履歴

熊本県、宮崎県、鹿児島県
<車移動> 321 km 7時間28分 <徒歩移動> 2.7 km 1時間37分
道の駅 都城 11:00
↓ 車- 350 m 1 分 国道10号 経由
エネオス セルフ都城インターSS 11:02~11:08
↓ 車- 94.3 km 2 時間 18 分 国道10号 経由
道の駅 日向 13:26~13:56
↓ 徒歩- 2.7 km 1 時間 38 分
道の駅 日向 15:34~15:52
↓ 車- 225 km 5 時間 4 分 国道10号 経由
トレーラーの月極駐車場 20:56~21:09
↓ 車- 500 m 2 分
自宅 21:11~21:35
↓ 車- 350 m 1 分
トレーラーの月極駐車場 21:36~21:56
↓ 車- 450 m 2 分
自宅 21:57

道の駅 都城

朝になった。昨夜から雨は、ずっとが降り続いているようだ。いつになったらやむのだろう。

もし、止んだら、溝ノ口洞穴に行くつもりだった。ここから、片道30分弱の距離だ。行けないことはない。それに、場合によっては溝の口滝と桐原の滝を加えたとしても、走行時間は90分以内だ。各所に仮に1時間ずつ滞在したとしても4時間半。8時半に出発すれば、13時には戻ってこられる。

もし、溝ノ口洞穴、溝の口滝と桐原の滝に行って帰ったとしたら… Googleマップのルート検索でシミュレーション

でも、雨が止まなければ、行っても楽しめない気がした。

もちろん、雨にも負けず、風にも負けず…の精神で、無理矢理行ってしまうという選択肢もある。それで、何か新しい展開が生じる可能性は否定できない。例えば、今回の旅の1日目のように…。でも、最終日だからか、テンションが下がって、守りに入っているのか…、そんな気分にはならないのだ。

さて、何時までここに留まっていられるか…。やることは沢山あるので退屈することはないが、単にだらだらしているだけのようにも思えて、作業に全く集中できない。いつまで、ここに留まっているのか…。

まぁいいか、じゃあ、気分転換に物産館にでも行ってみることにしよう。

道の駅都城物産館のお酒コーナー

焼酎の都道府県別出荷量日本一を続けている宮崎県。そのうち、4つの焼酎蔵を持ち県内トップの出荷量を誇っているのが都城市。そして、都城ワイナリーのワインも並べられていて、このコーナーは良く目立っている。

それに負けじと、お弁当・お惣菜コーナーには豊富に品物が並んでいる。

お弁当・お惣菜コーナー手に取ると、

日替わり弁当。土曜日は豚角煮弁当だ。見た目にも美しく、メインの角煮がぎっしりと詰まっている。手に取ってみると、ずっしりと重い。
「豚角煮弁当か…。399円。買ってみるか。」

クレジット決済で購入。レジ袋は辞退したので、シールで値段が隠された。この弁当一つを手に持って、小雨の中を小走りで、トレーラーに戻った。

さっそく電子レンジで温め、頂いた。

分厚い豚角煮がしっかりと入っていて、その下には大根の煮付けが敷いてある。視覚的な色合いも美しいし、なんといっても美味い。

さて、行動を開始することにした。いくら何でも、時間的にもこれ以上ここでじっとしているわけにはいかない。出発準備を整え、11時00分に道の駅都城を出発した。溝ノ口洞穴周辺へは、今回は行かずに次回送りとした。まずは給油だ。

↓ 車- 350 m 1 分 国道10号 経由

エネオス セルフ都城インターSS

には、11時02分に到着。満タン給油した。そして、ゴミを処分しようと思ったら、ゴミ箱が見当たらない。

スタッフルームに聞いてみると、「うちはゴミは処分料がかかるので、引き取っていません。」というつれない返事だった。

単純に考えて、ゴミ処分料などの必要経費もガソリン単価に反映して、単価が上がってもサービスを充実刺せる方向で行くか、サービスを削減して徹底したコストダウンでガソリン単価を下げる方向でいくかは、それぞれのスタンドで経営方針を決めているだろうし、利用者もそれぞれがどのスタンドを利用するかを決めれば良い。しかし、最近はその見極めが難しくなっていないだろうか? 特に旅先では、入ってみないとわからない事が多い。

まぁ、今回はたまたま旅の最終日なので、自宅に持ち帰ることで解決したのだが、これが何週間も続く旅の場合は、途中で処分する必要もある。受け入れてくれるのか、くれないのかは、利用者の方でサービスの範囲の見極め力を付けるしかないようだ。11時08分、出発。

↓ 車- 94.3 km 2 時間 18 分 国道10号 経由

道の駅 日向

には、13時26分に到着。初めから停まるつもりではなかったのだが、耳川にかかる美々津大橋を渡ったところから、右側に南国風の海岸が見え隠れしだした。そうこうしているうちに道の駅日向まで600㍍の標識が目に入った。

「ここには、寄ってみよう。海の写真が撮れそうだ…。」

道の駅の大型駐車場に一旦駐めた。こちらの物産館側の駐車スペースはサッと見た感じ、大型3台、普通車2~30台ぐらいのやや小さめなスペース。そこで、車を降りて、第2駐車場を確認に行くと、そちらの方が更に狭く、トレーラーを牽引したまま駐められる場所がなかった。

花壇には、様々な花が一斉に咲き誇りお花畑のようになっていた。南国、宮崎の雰囲気… 

まるでお花畑
宮崎県の木 フェニックス

奥の方に、日向サンパークという公園やオートキャンプ場、テニスコートなどのレジャー施設があるらしい。歩いて行ってみるか…。」 道の駅日向(下のタイムライン①地点)の駐車場を出て、南東方向に進む。まず日豊本線をまたぐ橋を渡り、そのまま真っ直ぐに延びた2車線道路の右端を歩いて行く。右手側にはすぐに海が見えるだろうと思っていたのだが、林に遮られていて意外と見えない。そうこうしているうちに250㍍ほど歩いた。すると道の駅のそれよりはるかに広い駐車場に出た。13時56分。

なお、下の地図はGoogleマップのタイムラインが勝手に記録した道筋のため、多少誤差がある。道でないところを通ったりもしているけど、それはご愛敬だ。

Googleマップ タイムラインの軌跡

「なんだ、こんな立派な駐車場があるのなら、ここまでトレーラーを牽引したまま入ってくれば良かったなぁ。」とつぶやいた。さすがにここからは海が一望できる。

②地点辺りの眺望

駐車場を突っ切って③地点へ向かう。

レストラン潮音

白壁は潮風に当たって茶色に変色していた。温泉施設及びレストラン潮音は2020年9月末日を以て休館になったそうだ。人が使わない状態になって半年あまり。そうなると、ここだけ時間が早く進んでいるかのごとく、建物は一気に古びた感じになっていた。

美々津海岸遊歩道マップ

建物の裏側に回ってみると、美々津海岸遊歩道マップが設置してあった。そして、その向こうに、確かに遊歩道が延びている。

道の駅からはすでに結構歩いた。
「え~~、今からこの道を歩くっていうわけ??」
時間的にも体力的にもゆとりがないという状況を踏まえて、身体のあちこちから、これ以上先に行くなと言う反対意見が発せられている。しかし、身体全体を統括する部署、たぶん脳のどこかと思われるが、そこには独裁者が居るらしく、民意を無視して、足にそのまま進むように命令する。

そうなったら目もその決定に従わざるを得ない。先の道筋に危険がないか、そして、その先に行って良かったと思わせるような希望があるのかを見渡そうとしていた。

遊歩道
アスファルトかコンクリートの道
トベラ
ネズミモチ
④地点
④地点の遊歩道
トベラの花
遊歩道の続き
④地点からの見晴らし
④地点から⑤地点に向かう途中
これを下ると⑤地点のフクトが浦
フクトが浦の海岸 ⑤地点
そこから、④から降りてきた道を振り返って見る 
これから歩く道
海岸には奇岩の連続

海岸には、奇岩・巨石が連なっており、そこに波が激しくぶつかっている。

⑥地点へ向かう階段
階段の上からフクトが浦を振り返る
この岩の間の道を進むと鹿嶋神社(⑥地点)
階段を上がる
⑥地点の鹿嶋神社
拝殿正面

右の扇には「道を開き、幸運へ導く 武御雷大神」 左には「鹿嶋神社 御祭神 神武天皇(初代帝)、建御雷大神(勝利の神様)、経津主命(御祀りの神様)、和田主命(海の安全の神様)」と記載されている。

浜の石が絵馬代わり
拝殿の内部
もしかして手水舎?
もういちど浜へ
遊歩道の続きはこの階段を登って進む
綺麗な貝殻
階段を上がってフクトが浦を振り返る
これから歩く方向  正面の入江の左端がミナバ ⑦地点
やや振り返り気味に外洋を見る
そのズームアップ
これからは下り
ミナバ ⑦地点
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ミナバ ⑦地点 の浜
ここから内陸へ入る

まだ、海岸線を進む遊歩道もある(美々津海岸遊歩道マップpdfを参照)のだが、今回はここまでにしないと…、福岡まで今日中に帰れなくなる恐れあり。

階段を上がる
10㌢ぐらいの大きさのカニが出没 アカテガニかな ⑧地点
頭に葉っぱの帽子をかぶっている
こっちはやや小さめ つがいだろうか…
自然にできた歩道みたいになっている
⑨地点に出た
ここからは綺麗に舗装された道を歩く 右はグランドゴルフ場②コース ⑩地点
先に進むと今度は左にグランドゴルフ場 ①コースかな?
歩いてきた道の左手に管理棟と看板があった ⑪地点
そして、右手の階段を上ると遊具広場だ。看板はその案内板
そして、駐車場に戻ってきた 立派なフェニックス並木
行き掛けはあの建物の裏から遊歩道に入った
遊具広場に登ってみた
⑩地点方向の眺望
遊具広場のてっぺんが展望台の東屋
これがその東屋

さあ、戻ろう。滞在時間が長くなり過ぎた。

電線に止まっているホオジロ

↓ 徒歩- 2.7 km 1 時間 38 分

道の駅 日向

には、15時34分に戻ってきた。ここでも、物産館を覗いてから帰ることにしよう。

まだ15時45分なのに、360円のお弁当が半額になっている
名産品 天然塩

半額になっていたハンバーグ弁当をiD払いで購入した。

店構え
駐車場横の掲示板
ここに遊歩道のマップが軽視してあった

15時52分、道の駅日向を出発。

この後は、どこにも立ち寄ることなく、5時間ぶっ通しで走った。ルートは下のタイムラインを参照。

↓ 車- 225 km 5 時間 4 分 国道10号 経由

トレーラーの月極駐車場

には、20時56分に到着。切り離し作業、アウトリガー設置、室内の荷物を運び出して、21時09分に駐車場を出た。

↓ 車- 500 m 2 分

自宅

に戻ったのは、21時11分。このあと、トレーラーに忘れ物をしていることに気付いて、駐車場まで1往復したのだが、それも終えて、今回のぐるっと長旅は21時57分に無事完了した。

締めに、道の駅日向で購入したお弁当を食べた。

今回のぐるっと長旅は、宮崎県小林市にお住まいの C.Mさんご夫妻のお招きが切っ掛けとなっての旅立ちだった。その旅の途中で、新たに関之尾滝で K.Tさん、柏原海岸ルーピン畑で Kさん、そして、串良海岸の飲方丸のK.Hさんと出会った。これらの人達と再開する旅が、いずれまた始まるだろう。楽しみだ。

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