ふらり旅

九州キャンピングカーショー2021を皮切りに阿蘇と奥豊後のふらり旅[1日目]ならのさこ温泉で飲み疲れの身体をリフレッシュ

RVトラストから九州キャンピングカーショーの優待はがきが届いていた。

それを見て、今年は、5月15日(土)~17日(月)に行われることを知った。場所はいつものようにグランメッセ熊本。ならば、それをコースに組み込んだ形でふらり旅に出掛けることにしようかな。

ただ、前日の金曜日には久留米である作業を依頼されていたし、その後、幼なじみとサシで一杯やることになっていた。ということは、金曜日の夜にふらり旅を開始するのは不可能。その翌日だって何時に出掛けられるかわからない。なので一応、ふらり旅は土曜日の午後以降に出発することにして、キャンピングカーショーには日曜日か月曜日に行くつもりで考えよう。

となると、キャンピングカーショーは、月曜日までなので、旅の最初の方にグランメッセ熊本行きを入れなければならない。

2021年5月15日(土)の行動履歴

出発前日(5月14日(金))
 トレーラーをどうするか
 筑後川河川敷駐車場
 ダイレックス久留米野中店→九州三菱自動車販売(株)久留米営業所
 再び河川敷駐車場に戻る
 久留米でトレーラーを駐めるいつもの駐車場
 作業の会場入り、そして作業開始
 幼馴染みとのサシ飲み
 久留米でトレーラーを駐めるいつもの駐車場トレーラーに戻って寝る 
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出発当日(5月15日(土))
久留米市、熊本県、大分県
<車移動> 79.8 km 2時間41分
久留米でトレーラーを駐める駐車場 16:15
↓ 車- 3.8 km 15 分 中央公園通り 経由
筑後川河川敷駐車場 16:30~16:35
↓ 車- 7.5 km 18 分 国道209号 経由
富松うなぎ屋 荒木店 16:53~17:41
↓ 車- 6.3 km 18 分 国道209号 経由
ザ・ビッグ 久留米すわの店 17:59~18:13
↓ 車- 300 m 2 分
実家 18:15~20:20
↓ 車- 3.1 km 9 分 中央公園通り 経由
筑後川河川敷 20:29~20:37
↓ 車- 43.4 km 1 時間 9 分 国道3号 経由
ダイレックス山鹿店 21:46~22:03
↓ 車- 270 m 5 分
ならのさこ温泉いやしの湯 22:08~23:47
↓ 車- 15.1 km 27 分 国道325号 and 県道138号 経由
道の駅 泗水 24:14

出発前日 2021年 5月14日(金)

トレーラーをどうするか

幼馴染みからある作業を依頼され、それが金曜日の19時から21時の予定で組まれていた。なので、それまでに車の定期点検を終えて、会場入りしなければならない。ところが、車の点検場にはスペースの関係で、トレーラーを牽引していっても駐める場所がないらしく、連れて行くことができない。かと言って、作業場の駐車場にも、18時30分よりも前から駐めておくのには気が引ける…。

じゃあ、どうするか…。

悩んだ挙げ句に、筑後川河川駐車場にトレーラーだけ一旦駐めて、ヘッド車だけで定期点検場である九州三菱自動車販売(株)久留米支店に向かうことにした。定期点検は1~2時間で終わるらしいので、そこで作業が完了するのを待ち、終わり次第河川敷駐車場に戻る。そして、今度はトレーラーを繋いで18時半過ぎに作業場の駐車場に移動する。

久留米の河川敷駐車場は各所にある。しかし、新型コロナが流行りだした昨年春には、そのほとんどが閉鎖されたりもして、疑問を感じたのだが、今も大筋、その状況は変わっていないようだ。

コロナによる閉鎖がどこが疑問だったか…。

筑後川の河川敷には、久留米市からうきは市までの全長27.4㎞におよぶ筑後川サイクリング道路が整備されている。そして、そこは近隣住民の格好の運動場であり、リフレッシュするための憩いの場なのだ。多くの人が集い、サイクリングだけでなく、ジョギング犬の散歩などに利用している。また、原っぱではバドミントンをしたり、ハイキング気分でお弁当を食べたり…思い思いで過ごしている。野外に出て、日光を浴び、風に吹かれて、運動をすることは、健康増進とストレス解消に効果があるばかりでなく、このような時節には重要な、免疫力増強にも一役買っているのだ。そして、河川敷駐車場は、広々とゆとりを持って作られているので、ほとんど密になることがなく、換気も十分(当たり前!)で、その駐車場のおかげで地域住民が他の人達と接触することなく自家用車でここに来ることができるのだ。

家に閉じこもっていると、免疫力が低下する。こんなコロナ渦の時節だからこそ、筑後川河川敷駐車場は閉鎖してはいけないのだ。

だがしかし、雨が降り続くなどして、河川敷駐車場に水没する危険が迫っているときには、当然ながら閉鎖される。それに、場所によっては基本的に閉鎖しているところや、日中に限り開放しているところなどもあるようだ。場所によってもタイミングによっても利用できるかどうかが変わってくるので、進入前に十分確認しておく必要がある

筑後川河川敷駐車場 Googleマップ航空写真

当初の予定では①の駐車場に駐めるつもりだった。筑後川に差し掛かろうとしたとき、①駐車場の出入口を思い浮かべ、入れるかどうかシミュレーションした。すると、二千年橋を渡って左折した場合、駐車場に下る坂道に進入するためには、左に180度の方向転換をしなければならない。果たして、切り返し無しで回り込むことができるか…。やってみてないのでなんともいえないが、道路幅から考えると、右に大きく膨らんでから進入しないと、難しいだろうとの結論に達した。

そこで、二千年橋を渡らず、その手前で左折。対岸を走って、国道3号線の久留米大橋を渡る。そして、渡ったところを右折することにした。こうすれば、反転することなく、そのままの方向で下り坂に進入することができるのだ。

「よくぞ気付いてくれた。えらいぞ自分!」ちゃんと先のことを見通して、ルート設定ができる。それがくるま旅をこよなく愛するものの大事な能力のひとつだ。鼻高の、どや顔で、筑後川の北側を東に走り抜けた。

ところがである。久留米大橋を渡ったところの「久留米大橋南交差点」は終日右折禁止だったのだ。

「えーっ!まさか、そんなはずはぁ…。」

ここは何度も通る道だったにもかかわらず、そのことを認識していなかったし、想定すらしていなかった。

さっきのどや顔は、一気に冷めて、くしゃ顔になった。

仕方がないので右折を断念、そのまま直進して、次の「東櫛原交差点」を左折。②の駐車場に行ってみるにした。

ここの駐車場は、ときどき閉鎖されているようで要注意た。以前、トレーラーを繋いでいるときに突っ込んだら、堤防から下り始めるところでゲートがあって、閉まっていたのだ。堤防の上は道幅が狭くて、方向転換できないので、そのままバックで交差点まで戻る羽目になってしまった。

今回は、交差点から進入する前に、駐車場に利用者がいるかどうかを俯瞰、確認してから、左折することにした。そうすれば、閉鎖されているかどうかがわかる。

国道210号線バイパスの「中央公園北」交差点を左折し、県道88号線へ。そして、宮の陣橋の直前を左折すると②駐車場の入口に行くのだが、先ほど書いたように、ここで左折する体制をとりながら、とっさに河川敷に目をやった。すると、数台の車が確かに駐車場に駐まっている。

「大丈夫だ。これならゲートは開いているはず!」

緊張感がスッと引いた。そのまま、左折し、堤防の上の道路に進入した。案の定ゲートは開いていた。そのまま坂道を下って、西鉄電車の鉄橋そばの区画に駐めることができた。

筑後川河川敷駐車場

今日は、ここで車中泊するわけではないので、最初の駐車場出入口から入って、西南方向の隅っこに駐めた。西鉄の鉄橋のそばだが、できるだけ他のクルマが来ないような。しかし、泊まるのなら鉄橋から離れた奥の方に駐めた方が良い。百年公園のトイレに近くなるし、鉄橋を渡る電車の音に悩まされなくてすむからだ。

区画に駐めたら、トレーラーを切り離して、アウトリガーを接地させ、ヒッチボールカップに鍵を取り付けた。

そして、14時36分。ヘッド車だけを九州三菱自動車販売(株)久留米支店に向けて走らせた。

ダイレックス久留米野中店 経由で 九州三菱自動車販売(株)久留米営業所へ

途中、ダイレックス久留米野中店に立ち寄って、虫押さえのためのパンと飲み物を購入した。そして、九州三菱に到着したのが、15時14分。当初、予約は16時からにしていたが、福岡を出るときに、15時から15時半までの間に到着できるだろうと連絡を入れて置いた。なので、到着すると滞りなく作業が開始されたしてもらえた。私もその間、ショールームでパソコン打ちながら待つことが出来た。

点検と洗車まで含めて、1時間ちょっとで完了した。当初は2時間ほどかかるとの見通しだったのだが、予約がそれほど詰まっていない時間帯だったのか、スタッフ3人で対応して下さり、予定の半分ほどの時間で完了した。

再び河川敷駐車場に戻る

三菱を出たのが、16時36分。そして、②の駐車場には、17時03分に到着した。作業場へ向かうのには、18時30分頃に出発すれば十分なので、ここでゆっくりと過ごすことにした。そのため、トレーラーを連結し、場所をこの駐車場の中央辺りに移動させた。西鉄の鉄橋から離れるためだ。そして、30分ほどトレーラー内でゆっくりしたが、折角なので、百年公園のトイレまでを往復するついでに写真も撮った。

草むらの周囲を数羽の組になって歩いているムクドリがかわいらしい。(ムクドリの概要が知りたい場合は、サントリーの鳥百科へ

ムクドリ

久留米でトレーラーを駐めるいつもの駐車場

18時33分に駐車場を出発し、久留米でトレーラーを駐めるいつもの駐車場には、18時46分に到着した。

「作業開始までは10分ほどしか無い。急ごう。」いつもの区画に駐めた。ただ、アウトリガーだけ接地しておいた。今度ここに戻ってくるときは、サシ飲みの後だからだ。酔っ払っていても、大丈夫なようにここまでの作業は済ませて置いた。そして、急いで作業場所に向かった。

作業の会場入り、そして作業開始

会場入りすると、弁当は準備されていた。しばらくするともう1人の作業請負人も到着したが、その方は食べずに持ち帰ると言われたので、私も夕食は後回しにして、さっそく作業を開始した。

作業を分担し、それぞれ集中して取り組んだので、1時間半程度で終了、解散した。

私は隣の建物に移動し、辨当を食べながら幼馴染みの到着を待った。このような時節なので、飲み屋は営業していない。友人が到着したら、スーパーに買い出しに行き、ここで飲む事になっていた。

幼馴染みとのサシ飲み

その計画通りに準備して、21時半頃から飲み会が始まった。最初は、深刻な話題でなかなか酔えなかったが、途中で話題を切り替えてからは、あっという間に時間が経ち、気付けば、空が白みかけていた。

いつの間にか5時近くになっていたのだ。今日はここまでとして、片付けを開始した。友人はここで仮眠してから帰るという。私はトレーラーに戻って寝た。5時16分だった。

久留米でトレーラーを駐めるいつもの駐車場 トレーラーに戻って寝る

目が覚めたのは正午を過ぎていた。しかし、極度の倦怠感に襲われ、起きて何かを始める気にはなれなかった。ベッドで横になったまま、まどろみながらだらだらと4時間ほど過ごした。まだ、アルコールを身体から抜かすには時間が必要だったのだ。

飲み会が楽しければ楽しいほど、その分のツケが翌日に回る。何度この経験を繰り返しても、改善されないどころか、一層激しくなっているようでもある。アルコール分解能力や体力が落ちているのだろう。そろそろ本気で対策を講じないと大変なことになりそうだ。

夕方近くになって、ようやくアルコールも抜け、活動を始める意欲が湧いてきた。それに、実家の両親のことも気になった。だが、トレーラーをこれ以上、ここに駐めておく訳にもいかない。

もう一度、河川敷駐車場に移動しよう。そして、実家に向かおう。

16時15分に、久留米でいつも駐めている駐車場を出発した。

↓ 車- 3.8 km 15 分 中央公園通り 経由

筑後川河川敷駐車場

には、16時30分に到着。実家に行くべく、トレーラーを切り離して、駐めた。するとタイミング良く、母親から電話が入った。
「今、どこにおるね?」
「久留米に来てるよ。」
「じゃ、ウナギ食べに来る? 今お父さんと富松ウナギの荒木店に来てるよ。あんたが来るなら待っとくよ。」
「わかった。じゃあ、今から向かうね。たぶん20分ぐらいで着けると思う。」

こちらからもっと早い時間に電話をしていたら、父親に運転させることなく、ふたりを連れて行くことができたハズだ。だらだらと過ごした時間を少しだけ悔やんだ。

16時35分に河川敷駐車場を出た。

↓ 車- 7.5 km 18 分 国道209号 経由

富松うなぎ屋 荒木店

には、16時53分に到着した。向かう途中で母親に再度電話を入れて、事前に注文しておいて欲しいと言ったのだが、着いてみると、オーダーはまだで話が通じていなかった。私が到着するまで注文せずに待っていたのだ。さっそく両親はセイロ蒸し、私は蒲焼き定食を注文した。

前回、ここを訪れたのは4週間前の4月18日。確かに母親はウナギ好きだが、父はそうでもない。そして、普段はほとんど外食しないし、歯の調子が悪くて食べ物に我が儘を言ったりしている父が、母の希望を尊重してまたもやここに連れて来たのは何だか不思議だった。普段はなんやかんやと言い合いしていても、お互いそれなりに気遣い合っているのだろう。そんな一面を垣間見た。しかし、朝から体調不良で何も口に入れていなかった私は、このお誘いがラッキーだった。これで疲労回復と精力増強が図れる。少々待ち時間が長く感じられたが、その分、いつも以上に美味しくいただけた。

17時41分に店を出た。父親は我々に買い物を頼み、本人は先に帰宅した。

↓ 車- 6.3 km 18 分 国道209号 経由

ザ・ビッグ 久留米すわの店

には17時59分到着。私が同行すると、持ち手がいるので普段以上にまとめ買いができると母は喜ぶ。最近は歩ける距離も、持てる分量も段々と少なくなってきているのだが、だからといって、私が買い物を代行する気持ちにはなれない。時には面倒でも、キツくても、外出してもらって、歩いて、健康長寿でいて貰いたいのだ。

会計を済ませた商品は、一手に引き受けて車に運び、母親を助手席に乗せて、18時13分に店を出た。

↓ 車- 300 m 2 分

実家

には、18時15分到着。そして、ダイニングでしばらく、団らん。いつもならこのまま実家に泊まるのだが、今日はふらり旅出発の日。両親には、今日は泊まらず、明日も来ないことを告げた。

20時20分、実家を出た。ここまでの様子を詳しく書き過ぎた感が拭えないが、ようやくここからが、今回のふらり旅のスタートだ

↓ 車- 3.1 km 9 分 中央公園通り 経由

筑後川河川敷

には、20時29分に到着。暗くなってからトレーラーのところに戻ると、無事でいてくれたことにホッとする。そして、律儀に待ってくれている姿がとてもかわいらしく見えて、愛着が増す。

一刻も早く旅立ちたいと心が逸る。連結作業をテキパキとこなして、20時37分に河川敷駐車場を出発した。

中央公園通りを南下し、市場通りに出て左折。次の交差点を更に左折してしばらく走ると、陸上自衛隊久留米駐屯地に出る。そこを右向こうに回り込むと、県道752号線藤山国分一丁田線に出る。後はその道を南下すると、県道82号線久留米立花線となり、八女市立花町谷川にある神社「玉垂宮」の辺りで、国道3号線に合流する。

いわゆる国道3号線の裏道だ。最近は道路拡張もかなり進んで快適に走れるようになっている。

↓ 車- 43.4 km 1 時間 9 分 国道3号 経由

山鹿の市街地に入り、国道325号線を東に走っていると、右手に大きく「ならのさこ温泉」と書かれた看板があるのに気付く。ストリートビューで見るとこんな感じだ。その看板の角から、右折して、南に200㍍ほど入れば、温泉施設にたどり着くのだが、その前に、買い物を済ませておかなければならない。

ダイレックス山鹿店

は、その角の斜め向かいにある。

その温泉入口の角には、小さな東屋があって、以前はならのさこ温泉の足湯だったのだが、今は、「養生泉」の温泉スタンドになっている。そこには駐車場があるので、そこにトレーラーを駐めて、先にダイレックスに行った。

ダイレックスは閉店時刻が22時。入店時刻は21時46分だった。急がないとすぐに閉まってしまう。缶酎ハイ350㎖缶4本とインスタントラーメン。そして、明日の朝食としてパン3つに牛乳1㍑パックを購入した。パンはいずれも3割引。これでとりあえず、今晩と明朝の食料は何とかなる。

ならのさこ温泉の入口

22時03分に店を出た。外の店の灯りはすでに消えていた。急いでクルマに戻り、トレーラーを温泉施設の駐車場まで移動させた。施設の直前に若干の上り坂があるのだが、その手前の右側に第1駐車場。そして、坂を上がったところの右手がいやしの湯入口。正面はいやしの湯の建物だ。そこを左手方向に進むと、左側の建物が家族湯だ。その前にも数台分の駐車スペースがあるが、右の建物の奥と裏が第2駐車場になっている。第1駐車場よりも第2駐車場の方が、広いので、トレーラーはそちらに乗り入れた。

↓ 車- 270 m 5 分

ならのさこ温泉いやしの湯

に入館したのは、22時08分。

いやしの湯の玄関

玄関に入ると、右側に靴箱がある。木札の付いた鍵付きロッカーになっていて、コイン不要。キャッシュレス派の私としては非常に助かる。

靴箱
そして、受付の前に自動発券機がある

一般の大人入浴料は550円だが、登録料無料の会員カードを作っておけば、次回からは50円引きの500円で入浴が可能となる。私は会員カードを持っているので、500円の券を購入し、フロントに出した。ほんとうは、ここもキャッシュレスになって欲しい。

そして、脱衣所に向かう。そこのロッカーは無料鍵付きだ。

脱衣所のロッカー

ならのさこ温泉・いやしの湯は、泉質がアルカリ性単純弱放射能温泉(低調性 アルカリ性 高温泉)、一般にラドン温泉と呼ばれているものだ。もともとは関連会社の従業員の福利厚生施設として作られたが、利用者からは体調が良くなったとの声が多く出たので、一般に開放することを検討。温泉コンサルタントに相談したら、泉質にラドン成分が含まれていることから、養生泉としての現代的な湯治施設にすることを勧められた。そこで、三朝温泉の協力を得て、現在の温泉施設に作り上げたそうだ。

大浴場には、急激な温度変化を避けるために、昼間音の「ぬる湯」を造り、そこから「あつ湯」に順番に入ることで体内温度の変化を穏やかにしたり、皮膚から温泉成分をじっくりと取り入れるために、低めの温度で長湯ができるようにした「寝湯」、歩行障害のリハビリや運動不足解消や腰痛改善に役立つ「歩行湯」、飲泉療法のための「飲泉スタンド」、リフレッシュ効果を高める「露天風呂」など、様々な形態のお風呂が造られている。そして、一番人気なのは吸引療法用の「ミスト室」。ラドンのお湯がミスト状になって散布されている部屋なので、温泉成分を肺から効果的に取り込むことが出来、また喘息や花粉症、喉の病気の改善にも役立っているそうだ。詳しくは、公式サイトの湯治の説明を参照頂きたい。

一般的適応症は、

  • 筋肉若しくは関節の慢性的な痛みまたはこわばり(関節リュウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)
  • 運動麻痺における筋肉のこわばり
  • 冷え性、末梢循環障害
  • 胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスが溜まるなど)
  • 軽症高血圧
  • 耐糖能異常(糖尿病)
  • 軽い高コレステロール血症
  • 軽い喘息または肺気腫
  • 痔の痛み
  • 自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)
  • 病後回復期
  • 疲労回復、健康増進

この温泉固有の適応症は

  • 自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
  • 高尿酸血症(痛風)、関節リュウマチ、強直性脊髄炎など

一般的禁忌症は

  • 病気の活動期(特に熱のあるとき)
  • 活動性の結核
  • 進行した悪性腫瘍または高度の貧血など身体衰弱の著しい場合
  • 少し動くと息苦しくなるような重い心臓または肺の病気
  • むくみのあるような重い腎臓の病気
  • 消化管出血
  • 目に見える出血があるとき
  • 慢性の病気の急性増悪期

この温泉固有の禁忌症

  • 特になし

温泉施設の営業時間は10時~24時までだが、露天風呂の利用は23時までになっている。なので、頭と顔、身体を十分に洗った後は、できるだけ、夜風に吹かれながらの露天風呂入浴を楽しんだ。露天風呂にもぬるい方とあつい方の2種類あり、奥の一段高い場所には、1人用の釜風呂がある。

そして、23時過ぎには、寝湯とミスト室、歩行湯をぐるぐる回って、我流の湯治を行った。ほんとうは、ロビーに正しい湯治湯の手順などが掲示されているのだが、風呂場ではそんなことお構いなしに、好き勝手に順番を決めて入ってしまう。それでも、身体は元気になる。

昨晩の深酒による疲れを、これで一気に回復させることができた。

ならのさこ温泉の玄関 帰りがけに撮影

さて、疲労回復を果たし、元気を取り戻した。車に戻り、この後の工程を検討する。明日はグランメッセ熊本へ行くのが一番の目的。ならば、そっち方面で、ここから差ほど遠くないところにある道の駅に行こう。じゃあ、やはり道の駅泗水だ。

23時47分に第2駐車場を出発した。

↓ 車- 15.1 km 27 分 国道325号 and 県道138号 経由

道の駅 泗水

には、24時14分に到着した。この道の駅の南側には泗水公民館があり、広々とした駐車場があり、夜間も開放されている。大型車区画も3台分ある。だが、こちらに入ってくるクルマは少ないので、静かで快適だ。しかも、今年の春、この隣に災害対応型多機能トイレが新設された。トイレが近づいてきてくれて、益々便利になった。

明日は、トレーラーも一緒に移動するので、繋いだまま、アウトリガー接地と電源ケーブルの接続を行った。

必要な荷物を移動させた後は、寛ぎタイムだ。つまみの惣菜は、金曜日の夜の残り物を冷蔵庫に冷やして置いたものだ。それをレンジでチンして食べた。

アウトランダーPHEV+電子レンジのお陰で、冷たい食材をいつでも温め直すことができるようになった。以前は太陽光線で温めようとしたり、スチーマーを使ったりもしたのだが、天候や時間帯に左右されず、しかも、簡便になった。ありがたいことだ。

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