天孫降臨の神話のふる里に住む友人を訪ねて[1~2日目]ODでBBQ、たかはる清流ランド、霧島東神社
8月1日から2泊3日は、久留米在住のT.Hさん親子と予定を合わせて、宮崎県高原町に住んでいるH.Y & M.Y夫妻の家を訪ねることにしていた。ただし、私は1日目の日曜日は、午前中に予定が入っていたし、3日目以降は単独で旅をするので、途中で待ち合わせることはせず、現地で落ち合うことにした。
2021年8月1日(日)の行動履歴
鹿児島県、鹿児島市、太宰府市、その他 1 個の地域 2021年8月1日(日) <車移動> 235 km 6時間33分 自宅 14:05~15:20 ↓ 車- 350 m 2 分 上大利3338号線 経由 トレーラーの月極駐車場 15:22~15:32 ↓ 車- 228 km 5 時間 50 分 九州縦貫自動車道 経由 高原町にあるYさん夫妻の家 21:22 2021年8月2日(月) <車移動> 16.3 km 1時間6分 高原町にあるYさん夫妻の家 11:20 ↓ 車- 2.2 km 7 分 ひむか神話街道 and みやまきりしまロード/広域農道 経由 たかはる清流ランド 11:27~12:44 ↓ 車- 2.7 km 12 分 みやまきりしまロード/広域農道 経由 そば庵みやなが 12:56~14:10 ↓ 車- 500 m 7 分 ひむか神話街道/県道413号 経由 高原町にあるYさん夫妻の家 14:17~15:53 ↓ 車- 1.2 km 12 分 霧島バードライン/国道223号 経由 霧島東神社 16:05~16:29 ↓ 車- 5.1 km 16 分 国道223号 経由 希望の店 高原本店 16:46~16:58 ↓ 車- 4.6 km 11 分 国道223号 経由 高原町にあるYさん夫妻の家 17:09
2021年8月1日(日)
自宅
用事が済んで、帰宅したのは、14時05分。三菱自動車筑紫野店に立ち寄って、急速充電したこともあって、帰りが遅くなった。それから、旅の準備に取りかかり、ようやく出発の準備が終わったのは、15時20分。
これから宮崎県まで行くというのに、いくら何でも余裕の見せすぎだ。
↓ 車- 350 m 2 分 上大利3338号線 経由
トレーラーの月極駐車場
には、15時22分に到着。さっさと繋いで、15時32分に出発。
ルートは、月極駐車場を出たら、西鉄下大利駅前、JR水城駅前を通って、洗出交差点から国道3号線に出る。そして、その後は国道3号線を南下する。ただ、鳥栖IC~広川 IC間と植木 IC ~益城熊本空港 IC間だけは高速道路を利用する。それぞれ、久留米市街と熊本市街の渋滞を回避するためだ。
ただ、実際に走ってみると、益城熊本空港I.Cで降りたのは失敗だったかもしれない。インターチェンジは益城町にあっても、降りた途端、熊本市東区の街中に入ってしまった。想定以上に信号と交通量が多く、抜けるのに時間がかかった。こんなことなら、次の御船まで乗った方がよかったのかもしれない…。
しかし、この後は快適だった。氷川町から五木村、そして、人吉市、えびの市を通って、高原町へ。ノンストップで一気に走った。停まって、見てみたいところは当然、幾つもあったが、今回は我慢するしかない。
↓ 車- 228 km 5 時間 50 分 九州縦貫自動車道 経由
高原町にあるYさん夫妻の家
には21時22分にたどり着いた。
Yさん宅の敷地の向こうに、大型トラックが2~3台が駐車できるほどのスペースがある。とりあえずそこに、トレーラーを繋いだまま駐めて、Yさん宅に向かった。
外は暗い。家の灯りや街灯などの光源が少ないのだ。LEDのヘッドライトを頭に取り付け、Yさん宅へ急ぐ。門から入ると、靴底から伝わってくる感覚が、アスファルトの堅いざらついた感触からクッションの効いたやわらかくて心持ち冷んやりしたものに一気に変化した。暗くてよくは見えないが、土の表面に背の低い草が一面に生えていることが、脚の感触から伝わってくる。正面にある建物は鍼灸院。そして、今歩いている広場は駐車場だ。いずれも灯りは灯っていない。その右手に目を移すと住居があるが、その軒先から静かに語り合う声が漏れ聞こえてくる。駐車場と自宅の庭の間にある垣根を通り過ぎると、そこが家屋の縁側だ。オープンデッキになっており、真ん中のバーベキューコンロが設置され、それを取り囲むように長椅子やソファーが配置されている。開放的で手作り感溢れる団らんの場になっている。
「こんばんは~~。やっと、着いた~~。」
「お~、いらっしゃい。こちらへ、どうぞ~。」
皆、食事は一段落ついているようだった。コンロの炭火も残り火になっている。
「ごはんはまだでしょう。とりあえず、乾杯しますか?」
「ああ、そうだった。とっておきのワインがあるんだけど、トレーラーに忘れてきたんで、取ってくるね。」
M.Yさんは自宅の冷蔵庫へビールを取りに行き、その夫であるH.Yさんはコンロに炭を足してくれた。その間に私はトレーラーに戻って、ワインを取りに戻った。
そして、再びソファーに腰を下ろすと、まずは、ビールで乾杯。宴会が始まった。私にとっては遅めの夕食。皆にとっては、2次会の始まりだ。
飲んで、食べて、喋って…。また飲んで、喋って…。何時まで、こんな状態が続いただろうか…。
飲むと楽しくなって、饒舌になる。そうすると、頭と口の動力源であるアルコールの摂取量が増える。するとますますエネルギッシュになり、高揚感が増し、饒舌になる。この循環が際限なく繰り返されるのだ。
近所に住宅が密集しているわけではないが、東側には隣家が1軒あり、50㍍しか離れていない。他の3方向は田畑だから良いが、隣家の更に東側には数軒の家がある。周囲は静寂に包まれているので、いくら静かに語らっていたとしても、縁側での会話はどこまで聞こえているかわからない。
日付が変わる前に、住宅内の部屋に宴会場を移した。そして、つきない話題で話を続けた。
お開きになって、トレーラーに戻ったのは何時だったか…。確か、26時は過ぎていたように思うが、確信が持てない。それどころか、盛り上がっていたはずなのに、翌日になると何を喋っていたのかほとんど思い出せない。
飲み過ぎは百害あって一利無し。特に二日酔いの渦中では、何度も痛切に感じたことなのに、その晩には、何事もなかったかのごとく、同じ過ちを繰り返えすのは、いったいなぜなのか…。世界の七不思議のひとつだ。
2021年8月2日(月)
お陰で、翌日の朝は、大変だった。一応、トレーラーのベッドで目を覚ましたので、ここまでは無事にたどり着けるだけの判断力は保っていたということだ。しかし、記憶力と行動意欲はかなり破壊されている。その上、頭がガンガンするし、極度の倦怠感。外がいくら明るくなろうが、身体を起こすことはできなかった。
久留米から一緒に訪問したT.Hさんのこども達ふたりは、朝早くから起きているようで、大人達がなかなか起きてこないことにしびれを切らしていたようだ。それで、こども達のお父さんT.Hさんとご主人H.Yさんが、こども達を連れて釣り堀に行くという。私にも、10時26分、携帯の着信音が鳴った。一緒に行かないかというお誘いの電話だった。確かに釣り堀は楽しそう…。興味は覚えたのだが、なんせ身体が言うことを聞かない。さすがに皆、若いので体力が余っているようだ。
私は、電話口で彼らを見送るしかなかった。あとで追いかけられたら、行くというのが、精一杯だった。
でも、一時間も経たないうちに彼らは帰ってきた。私は結局のところトレーラー内でうだうだしているだけだった。
「もう帰ってきたの? 早かったね。」
「入れ食い状態だからね。糸を垂らすと、すぐに釣れる。」
彼らが行ってきたのは、マスの釣り堀場。餌付き竿代150円、追加の餌50円。釣った鱒は1,400円/kgですべて買い取りで、リリース不可。その場で下処理をしてくれて持ち帰ることも出来るし、近くの皇子原温泉健康村で焼いてもらうこともできるそうだ。
収穫物は今晩のおかずになる…。
今度は、川遊びに出掛けるとのこと。ならば、それには、私も参加しよう。いつまでもぐだぐだしていては、ここまで走ってきた意味が無い。川の水は心地良いだろう。海パンもある。しかし、聞いてみると、こども達は海パンを持ってこなかったらしい。だったら私だけが海パンを履いて燥ぐわけにはいかないか…。というか、燥ぐ元気そのものがまだ回復していない。短パンとTシャツに着替えて、カメラだけを持って、H.Yさんの車に乗り込んだ。
11時20分、出発。
↓ 車- 2.2 km 7 分 ひむか神話街道 and みやまきりしまロード/広域農道 経由
向かった川遊びの場所は
たかはる清流ランド
。ここには、11時27分に到着。ここは、川遊びがメインの公園で、それ以外は原っぱと駐車場があるだけだ。
こども達は、早速、草履履きで川の中へ。
私も体調が整っていれば、周辺を散策して写真を撮ってまわるのだが、まだ気怠さが残るこの身体のために、あろうことか、川岸で脚を水につけたまま、ほとんど動かず、一箇所に座り込んでいただけだった。写真も全くといって良いほど撮れていない。
川遊びに訪れる人はそれなりにいた。こどもから大人まで、それぞれ川の中を歩き回ったりして、涼を楽しんでいた。私はそれらの人々をだたボーッと眺めるか、このふたりに水をかけるぐらいのことしかしなかった。
結構、水は冷たくて、しばらくつけるとじんじんしてくる。時折、水から出しては温めて、暑くなったらまた浸けるの繰り返した。とても、浸けっぱなしにできる水温ではなかった。
結局、1時間ぐらい、川辺で座ったまま過ごした。というより過ごさざるを得なかったという方が適切かもしれない。昨晩のツケだ。そのお陰で、ズボンのお尻に土汚れが付くという罰を受けた。
さあ、お腹も空いてきた。12時44分に出発。
↓ 車- 2.7 km 12 分 みやまきりしまロード/広域農道 経由
H.Yさんを自宅まで送った後、T.Hさん親子と私は
そば庵みやなが
で昼ご飯を採ることになった。一旦、着替えるために、12時49分にYさん宅に戻った。そして、12時54分に再出発。そば庵みやながには、56分に到着した。
店舗前の道路には、幟しか立っておらず注意していないと見落としてしまうほどの隠れ家的な佇まいだ。道から中に入ると奥が駐車場。手前が店舗になっている。
なので、車を降りたあと、入ってきた道を少し戻り、生け垣の間から中を覗くと建物が見える。池に架かる小さな橋を渡って、玄関から中に入る。玄関の右手に食堂があり、庭を眺めながら食事ができる設計になっている。
のれんをくぐって、玄関の扉を開けた。靴を脱いで、上がる。右にある部屋が食堂だ。
すでに多くのお客さんが訪れていて、窓側の席はすべて埋まっていたので、その反対奥の座席に座った。
メニューは以下の4種類。
私はざる蕎麦をオーダー。しかも、大盛りに変更してもらった。並盛は800円だが、大盛りにすると1,200円。ラーメン店の替え玉100円と言うわけにはいかない。
人気店なのだろう。次から次に客が訪れていた。しかし、さすがに13時半を過ぎると、空席が目立ってきた。
食事を終えて店を出たとき、T.Hさんのこども達は、池の鯉に興味津々。鯉も人に慣れているようで、人が通ると寄ってくる。まさにタッチングプールだ。
14時10分に車に乗った。
↓ 車- 500 m 7 分 ひむか神話街道/県道413号 経由
高原町にあるYさん夫妻の家
には、14時17分に戻ってきた。昼過ぎになると、体調が整ってきて、動く意欲も回復してきた。折角ここまで来ているのだから、明日こそは精力的に、知らない場所を訪ねてまわりたい。なので、昨晩の二の舞にならぬようにと、強く意識しておくことが肝要だ。
とは言っても、夜になったら、どうなるか…。自信が持てないことも、これまた事実。これまで、何度も同じ過ちを繰り返している。
もうすでに自分一人の力だけではどうにもならないところまで来ているのかもしれない。
まだ、夕刻までには多少、時間があるので、H.Yさんが霧島東神社を案内してくれるというのだ。雨が降りそうな雲行きだったが、折角なので行ってみることにした。
15時53分、出発。
↓ 車 – 1.2 km 12 分 霧島バードライン/国道223号 経由
御池の東側から北側に向かって湖畔に沿って上がったところに
霧島東神社
はある。16時05分着。ジャリの駐車場で車を降りて、6段ほど石段をあがって中に入ると、奥にあるうっそうと茂る森の前に鳥居があって、参道が奥に続いているようだ。その右手前に社務所があり、左側には、眼下の森の向こうに御池が見える。
祈願受付所では、お守り、お札、おみくじなどが販売されている。
天候が怪しくなった。
登ってきた山道を降りて、駐車場に向かった。樹齢数百年の杉を初めとする、多様な木々の森に包まれた神秘的な神社だった。
16時29分に、クルマに戻り、出発した。
↓ 車- 5.1 km 16 分 国道223号 経由
買い物のために
希望の店 高原本店
に立ち寄った。16時46分到着。高原駅の西300㍍にある町内唯一のスーパーマーケットだ。品揃えの良さと良心的な価格で評判のようだ。
この頃には雨脚が強くなり、土砂降り状態だった。買い物は友人達に任せて、私は車中に待機した。最後に飲み物だけを買い足すために店内に入った。
16時58分出発。
↓ 車- 4.6 km 11 分 国道223号 経由
高原町にあるYさん夫妻の家
には、17時09分に戻ってきた。
それぞれ、休憩の後、夕食は18時過ぎから準備した。朝、こどもたちが釣り場で採ってきたマスは炭火で串焼きにした。
こうやって、2日目の宴が始まった。マスをじっくりと炙っている間に、やきそばとビールで腹を満たした。
もちろん、昨夜の反省に基づき、今晩は終わりの時間を定め、深酒にならないよう心掛けた。
火を囲んでの語らいの時間は、じんわりとしていて心にしみる。何ものにも代え難い至福のひとときだ。
明日は、晴れてくれるだろうか? 天気がよければ、見晴らしのよい穴場の展望スポットに案内してくれるそうだ。高千穂峰は眺められるだろうか? どんな一日になるだろう…。
そうやって、この夜も更けていった。