ぐるっと長旅

北九州の紅葉・夜景とSL「新山口駅開業120周年記念」号[7日目・最終日]俵山温泉・麻羅観音・子安観音・七段の滝・維新の滝

麻羅観音の駐車場

に 12時55分に到着。

麻羅観音の駐車場

麻羅観音。駐車場に車を止めて神社の方を眺めた瞬間、たくさんのアレが目に飛び込んできた。(注:観音様だから神社ではないかもしれないが、このときは勝手に雰囲気で神社と思い込んでいた…)

麻羅観音

「お~、この手の神社かぁ、ご利益はきっと…、年齢とともに減退していく体力と精神力を、踏みとどまらせて、いや、回復させて、強く、たくましく、頼もしくおられる男になれる。」ということなのか? その上、「仮に逆境が訪れても、萎えること無く、果敢に立ち向かえる持久力も得られる…。」そういったところだろう。

うきうきしながら…、そして、少しはにかみながら… 階段を上った。 

階段の中程まで上ったとき、そこに建っている石碑に目がとまる。

そして、その碑文に目を通した瞬間、うきうきしてソワソワしていた薄っぺらい願望は、一発で吹き消された。ビシッとなるどころか、シュンとなってしまったのだ。

石碑「麻羅観音の由来」

麻羅観音の由来
天文二十年(1551年)九月一日
中国地方の太守大内義隆公は家臣の陶晴賢に攻められ、湯本温泉の大寧寺で自刃した。翌二日長子の義尊公はこの奥で捉えられ惨殺された。墓は近習のものとともに上安田にある。末子の歓寿丸は女装して山中にかくまわれていたが翌年春捕らえられて、ここで殺され男児の証拠に男根を切り取られて持ち去られた。これを里人はあわれんで、この社を建てて 霊を慰めた。ここは子宝に恵まれない人や健康増強への願を託す参拝者で賑わう。

石碑の碑文

つまり、大名家大内氏が滅んだ場所がここだったということだ。戦国時代は裏切ったり、裏切られたり、殺したり、殺されたり…。生き続けるのが大変な時代だったようだ。

まぁ、今も決して生きるのが簡単になったとは思えないが…

ちなみにWikipediaには以下のような書き出しで始まっている。

麻羅観音(まらかんのん)は、山口県長門市俵山温泉下安田にある寺院、祠子孫繁栄、精力増強、良縁、恋愛成就、夫婦円満などにご利益があるとされている。戦国時代に滅ぼされた大内氏の1人で、幼くして殺された大内歓寿丸の霊を慰めるために建立された。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ここは、寺院であり祠でもある。ご利益の中には、私の想定も含まれていた。

麻羅観音の祠
その左奥にもうひとつの建物が…
陶器製の男根像がたくさん並んでいる 麻羅観音での絵馬の役割
祠の中にあったチラシ
祠の内部
ご神体?も男根像
亀の彫り物も立派
祠の右側にはみかん2つが供えられていた

さて、今度は五段の滝を観に行こう。

駐車場に戻り、公衆トイレの裏から落ち葉が積もった自然歩道を下りていく。この駐車場の下が五段の滝のはずだ。

こんな道を下っていく

上の航空写真のようなルートで河畔に下りたのだが、どれが五段の滝かは特定できなかった。

川に転がっている岩伝いに対岸へ渡ることができた。上に上がると子安観音があった。

子安観音
祠の中
抱地蔵

抱地蔵で病気の度合いを占うことができるという。すっと持ち上げられたら健康、なんとか持ち上げられたら軽い病気、そして持ち上げられなかったら重い病気だというのだ。

挑戦してみた。両手をここまで伸ばし、抱えてみたのだが、結構ずっしりと重かった。もちろん持ち上がったのだが、健康ならば誰でもすっと持ち上げられるかというとそうではないのではないか。筋力も関係あるし、抱える体制や格好にもよるだろう。そもそもこの抱き地蔵は持ちにくい場所に置いてある。

でも、健康を切望し、そのためにと火事場の馬鹿力的に持ち上げようと、必死に力を込めれば、多くの人が持ち上げられるであろう。

そのように健康は、簡単に得られるのではなく、望んで、意識して作っていくもの、自ら獲得していくものだということをこの抱地蔵は言いたいのかもしれない。

祠の左側にはお地蔵さんが並んでいる
祠の横の階段で、川に下りられる
ここにも以前は何かが祀られていたのだろうか
川の中の岩を飛び石で対岸に渡る

川には所々に段差があり、小さな滝が幾つもある。これを五段の滝と呼んでいるのであろうか…。

来た道を今度は上って、駐車場に向かう
ここにも川の段差で小さな滝が出来ている
川から離れ、上っていく(振り返って下を見ている)
こんな道を上ってきた
だいぶ上がってきた
駐車場の横まで上がってきた

14時04分、クルマに乗り込んで、出発。七段の滝を目指す。

↓ 車- 1.2 km 2 分 県道281号 and 県道38号 経由

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