北九州の紅葉・夜景とSL「新山口駅開業120周年記念」号[7日目・最終日]俵山温泉・麻羅観音・子安観音・七段の滝・維新の滝
七段の滝入口前の駐車スペース
には14時07分着。道の拡幅と付替をする工事が行われており、川沿いの使わなくなった旧道は駐車スペースに作り替えられていたので、その一番北側に駐車した。ちょうどその場所に七段の滝への案内板が設置されれていた。
これにしたがって、この位置から下に下る階段を下りていった。下のGoogleマップの航空写真で言えば、①のルートである。
しかし、このルートは階段が真っ直ぐに川岸まで下りている。しかし、そこから川岸を通って、滝の方には進めないのだ。
進むためには、一旦対岸に渡って、少し上流に進み、もう一度、元の側に戻って来なければならない。
以前、川を渡っているときに、バランスを崩して、足を滑らせたことがある。そのとき、とっさに全身が濡れるのを避けようと、左手を川の中に突っ込んで身体が水の中に入らないように支えたのだった。だがそのとき、不覚にもカメラが水に浸かってしまった。もちろん、2、3日ぐらいよく乾かしてから電源を入れれば、復活したのかもしれないが、とてもそんなに悠長に待つことが出来ず、つい電源を入れてしまったため、カメラは故障して使えなくなっという苦い経験がある。なので、飛び石で対岸に渡るのは少し恐ろしかった。
しかも、そのときから20年は経っている。運動能力も、バランス感覚も減退している。
しかし、渡らないと先に進めない…。なんか、最近、こんなことばかり…。
階段を下りて、対岸に渡る一度目の飛び石は、小さくて不安定に見えるので、不安感も増大した。しかし、三脚を杖代わりにして、精神を集中して渡る。その際、仮にこけて全身がずぶ濡れになったとしても、今回、カメラだけは水につけないように意識を集中した。
その甲斐あって、なんとか無事に渡ることができた。
今度の飛び石は、一つひとつが先ほどの石より大きく安定感がある。よって、先ほどのものよりも難易度は下がっている。しかし、だからといって緊張を緩めていいとはならない。
そして、こんな時ってつい、帰りのことも考えてしまう。
進んだのはいいが、戻りもあるのだぞ、と…余計なことまで考えて、それが先に進む気持ちを鈍らせる。
最初に渡った飛び石は、不安定なので、出来ることなら、もう飛びたくはない…。何とかならないの?。戻らないですむ方法は無いの?
先に進んだら、別ルートが見つかるかもしれない。とにかく進もう。
ということで、2度目の飛び石も無事クリアして、元の側に戻ってきて、先に進むことが出来た。
岩の上から、滝壺までは4~5㍍ほどだろうか。そして、木にはザイルが結ばれている。たぶん夏には多くのこどもたちが、ここから滝壺に飛び込んで、肝試しをしているのだろう…。
高所恐怖症の私は、ここからの写真を撮るだけで、足がすくむ。
最初の滝壺からは下3段の上にちょっと離れて1段見えたのだが、ここから見える1段目と最初の4段目は同じ滝じゃないのかなぁ。
ということは、4+3-1で、6段の滝じゃないのか?! 数え間違いなのか?
そこで、こう考えることにした。滝壺の水面を1段目と数えるのだと…。満年齢と数え年の違いのようなものだ。そうすると、滝壺の1段が加算されて、七段の滝ということになる。もうこれで解決ということでいいかなぁ~、今回は。
だって仕方が無い。一度に七段とも見える場所が無いんだから…。とりあえず今回はこれでよしとして、先に進もう。
ただ、ほんとに気持ち悪い!
だって、この考え方だと、どんなシンプルな1本の滝も2段の滝となってしまうのだからな。そんなことではやっぱりダメだろう。滝壺の水面は1段とは数えないはずだ!
さあ、戻ろう…。
やはり高い!飛び込むには勇気が要る。水が綺麗なので、川底の様子はよく分かる。これが飛び込むときの、せめてもの救いだ。
やはり駐車場から川を渡らずとも、直接、七段の滝の方に行ける道があったのだ。これを上ると車道の横にある、真っ直ぐな砂利の歩道に出る。
初めは案内標識にしたがって、すぐに階段を下りたため、川を2回も渡る羽目になった。最初から、砂利歩道を通って、向こうの下り道を通れば、川を渡ることなく、岩の上のザイルを通って、その先の上3段の滝に行くことができたのだ。
しかし…。下4段の滝を美しく撮るためには、どうしても一旦対岸に向かわなければならない。
なら、どうする…。
初めから対岸に下りる道は無いのか??
駐車した場所から川を見下ろすと、下流側に橋が架かっており、対岸に歩道が見えた。これを通れば良かったのだ…。ただ、歩道は途中で途切れている。果たしていけるのか?
行ってみることにした。
クルマを駐めた場所は、付け替え前の旧道だ。新道は、カーブの半径を緩やかにするために、山を削って内側を通っている。
旧道を駐車場として再利用することにしたのだろう。区画のラインが引いてある。
この旧道の横を通って、橋に向かう。
橋を渡ると対岸から七重川河川公園のプールが見渡せる。
橋を渡ったところから、歩道に降り、対岸を進む。すると、歩道が一旦途切れる。
道は完全に無くなっていたが、木の枝や幹を持ちながら辛うじて、進むことが出来る。ただし、足を滑らせたら川の中に落ち込んでしまう。ここも決して安全なルートとは言えない。
この道も戻る気にはなれないので、難易度の低い方の飛び石から渡って、ザイル岩の分かれ道から砂利歩道に上った。
もうひとつ滝を巡ろう。維新の滝というところがあるらしい…。
15時13分。クルマに戻り、出発した。
↓ 車- 29.8 km 52 分 県道38号 経由
下関市豊田農業公園みのりの丘から維新の滝までの航空写真は以下の通り
この写真でどう走ったかを説明する。国道491号線を通ってきたので、①の交差点を直進した。この交差点を右折すると、下関市豊田農業公園みのりの丘へと繋がっている。
たぶんトレーラーを駐めるなら、みのりの丘しかないだろうと予想できたが、もっと滝の近くに駐車スペースがある可能性も0ではないので、とりあえずトレーラーを引いたまま、一周してみることにした。
次の大きな交差点、県道269号線の分岐点を右折。そこから600㍍進んだところに、維新の滝に通じる分岐点がある。②のところだ。
あまりにも橋の道幅が狭かったので、トレーラーごと突っ込むのは危険と判断し、そのまま直進した。だが、この県道も道幅はやや狭い。
そして、③方面に右折するところの交差点に、普通車を10台程度駐められる駐車場があったが、この場所ならば、みのりの丘まで行ってしまう方が良いと判断した。
④の道順で、駐車場に入った。広大な駐車場は開放されているのだが、人の気配は全くないし、駐車場にクルマは全く停まっていなかった。
下関市豊田農業公園みのりの丘駐車場
16時04分、この位置にトレーラーを駐めた。今日は火曜日なので施設は定休日だ。もう一度、周辺を見渡したのだが、人の姿を見ることができない。
みのりの丘は、20ヘクタールの広大な農業公園で、事前予約をしていれば、収穫体験や農産物の加工体験をすることができる。宿泊施設もレストランもあり、広大な広場で遊んだり動物とふれあったりもできるようだ。
今度は、営業日に訪ねてみようかな…。
トレーラーを切り離して、16時15分に出発した。そして、⑤⑥⑦の道順でクルマを走らせた。
↓ 車- 4.6 km 8 分 国道491号 経由
さて、⑦で左折したら、一車線ぎりぎりの道幅は、ずっと続いた。離合できる場所はほんの数カ所しか無かった。改めてトレーラーごと突っ込まなくて良かったと、胸をなで下ろした。
維新の滝雄滝雌滝の駐車場(豊田町大字杢路子)
橋から1.3㎞地点に維新の滝の雌滝と雄滝があり、さらに250㍍進んだところにクルマ2~3台を駐められる場所がある。
駐車場に着いたのは、16時23分。急がないと暗くなったら写真が撮れない。
↓ 徒歩- 650 m 32 分
車道を250㍍ほど下ったところに雌滝がある。
維新の滝雄滝雌滝の駐車場(豊田町大字杢路子)
雄滝で写真を撮り終えたのが、16時57分。そして、クルマに戻って、17時05分に駐車場を出た。今度は、来た道をみのりの丘まで引き返した。
それにしても、橋を渡るまでは気を抜けない。道が狭い上に、右側は川、左側は溝。どちらにも蓋やガードレールなどはない。
そして、田んぼの処に出ると、今度は両側に獣よけの柵が狭い道の両側に張ってある。ある程度、運転に自信がある人しか、走れないだろう。
↓ 車- 3.3 km 10 分 国道491号 経由
ヤギ小屋の近く
17時15分、みのりの丘に無事到着。しかし、トレーラーのところに戻る前に、サイロのある付近に行ってみた。
ヤギ小屋の周辺を歩いていると、犬の散歩をしているおばあさんと出会った。挨拶をして、ほんの少しだけ言葉を交わしただけだが、久し振りに人と出会って喋った。
振り返ってみると今日は、ほとんど人に会わなかったし、このおばあさん以外に喋った人はいなかった。人とすれ違ったり目撃したのは、俵山の温泉街を歩いていたときと、風呂の中。そして、麻羅観音で夫婦連れと若者グループの2組とすれ違っただけだった。
ひとり旅は、勝手気ままでいいのだが、ふっと寂しさを感じるときがある。
ヤギですら2匹で楽しそうに過ごしているのに、私はいったい何をしているのだろう…。
17時26分、そもそもこの夕方の時間帯が寂しさを助長する。クルマに戻って、トレーラーの元に移動した。
↓ 車- 180 m 3 分
下関市豊田農業公園みのりの丘駐車場
17時29分、トレーラーの元に戻り、連結作業を始めた。すると1台の車が入ってきた。若い女性のふたり旅のようだった。みのりの丘は定休日、トイレと駐車場以外どこも開いていないことが分かると、出ていった。
残念ながら接点なし…。
17時38分、みのりの丘を出発した。
↓ 車- 14.4 km 19 分 風波のクロスロード/県道34号 経由
道の駅 きくがわ
には、17時58分に到着。今日は一日よく動いた。あまりに空腹になったので、ここの道の駅で夕食をとることにしたのだ。
すでに日は落ち、店も閉まっていたので、道の駅は薄暗い。トイレがどこにあるのかも分かりづらい状態だった。
夕食とは言っても、6日の夜にサンマート美祢店で買った半額弁当と半額カットサラダ。それにずっと具材を買い足しているおでんだ。おでんは、火に掛けてあたためるだけ。弁当はコッフェルに移して湯煎。そして、カットサラダはわさびドレッシングを掛けるだけだ。
食後に30分ほど仮眠休憩をして、19時12分に出発した。あとは、一路、自宅を目指す。
↓ 車- 60.5 km 1 時間 32 分 県道34号 経由
関門トンネルを抜け、門司からは大雑把に言っていつものルートだ。
香春大任バイパスの観音口橋から先が新しくなり、ますます快適になった。道の駅かわらがある交差点まで利用なのだが、非常に快適だ。
事故のためトンネル内で停車
ところが、今日はその快適ないつもとは違っていた。観音橋口を過ぎ、新しい道に入ったばかりのところにある最初のトンネルで、天井の向こうの方が赤く光っているのだ。違和感があったのですぐに異常だと気付いた。
だけど、すでに交差点は過ぎていたので、前方の異変を回避することは出来ない。速度を落としつつ、直進するしか無いのだ。
赤い光の原因は、トンネル前方に停車しているクルマのテールランプだった。すべてのクルマが足止めになっているので、ブレーキランプの赤色がトンネルの天井に一定間隔で張られているステンレスに反射して、内部全体が赤く輝いていたのだ。
原因はさほど時間がかからずに判明した。数台後のドライバーが警察に電話をかけ、状況を確認し、周辺のクルマにわざわざ降りて伝えまわってくれたのだ。
このトンネルの先で追突事故が起きていて、その関係車両が片側2車線をすべてふさいでいたため、後続車がすべて足止めになったそうだ。これから警察の事故調査が始まるので、しばらくはここで停められることになる。
結果的には、20時44分から21時10分までの25分間、トンネル内で足止めされた。
21時10分頃、前方のクルマがゆっくりと進み始めた。そして、12分頃トンネルを抜けた。しかし、まだ止まったり進んだりを繰り返している。
21時15分頃、交差点付近で事故車両の横を通過。クルマの破損状況から結構激しい事故だったようだ。乗っていた人達は大丈夫だったのだろうか…。
↓ 車- 26.8 km 41 分 国道201号 経由
ダイレックス 飯塚店
には、閉店間近の21時48分に到着。自宅で使う食材を買い出した。
↓ 車- 32.5 km 44 分 国道200号 経由
トレーラーを駐めている駐車場
には、22時49分に到着。ヘッド車を切り離して、トレーラー内の荷物のうち、持ち帰るものをすべてヘッド車に移した。特に冷蔵庫の中を忘れないように…。それと、おでんの鍋。23時05分に駐車場を出た。
↓ 車- 400 m 2 分
自宅
には、23時07分到着。無事に帰り着いた。今回も、大雑把な計画で旅立った割には、密度の濃い旅になった。旅は想定できていなかったステキなことがどれだけ起こるか…ではないだろうか。そういった意味で今回もなかなかの旅だった。