ちょっと牧ノ戸散策のつもりが久住冬登山[3日目]清滝・籾山八幡社・長湯の温泉と湧水
2021年1月21日(木)の行動履歴
小国町、朝倉市、竹田市 <車移動> 127 km 4時間39分 <徒歩移動> 3.5 km 1時間19分 道の駅 ながゆ温泉 11:08 ↓ 車- 120 m 2 分 長湯温泉 観光案内所(竹田市観光ツーリズム協会 直入支部) 11:09~11:11 ↓ 車- 11.3 km 25 分 清滝 公園 門 休憩所 11:37~11:39 ↓ 徒歩- 250 m 7 分 清滝 11:46~12:07 ↓ 徒歩- 400 m 11 分 清滝 公園 門 休憩所 12:18~12:24 ↓ 車- 3.7 km 24 分 奥豊後グリーンロード 経由 籾山八幡社 12:48~13:05 ↓ 車- 2.8 km 8 分 ぐるっとくじゅう周遊道路/県道30号 経由 桑畑湧水 13:13~13:26 ↓ 車- 450 m 7 分 ぐるっとくじゅう周遊道路/県道30号 経由 コロナド飲泉所 13:33~13:40 ↓ 車- 1.4 km 2 分 くずろ谷湧水 13:43~13:56 ↓ 車- 1.4 km 4 分 道の駅 ながゆ温泉 2 分 ↓ 徒歩- 800 m 10 分 おがた食堂 14:12~15:10 ↓ 徒歩- 400 m 4 分 ガニ湯 15:14~15:16 ↓ 徒歩- 500 m 8 分 中村屋 15:24~15:29 ↓ 徒歩- 700 m 11 分 中村屋 15:40~16:30 ↓ 徒歩- 120 m 5 分 道の駅 ながゆ温泉 16:35~17:24 ↓ 車- 68.9 km 2 時間 11 分 ぐるっとくじゅう周遊道路 経由 JA筑前あさくらセルフステーション杷木 19:34~19:39 ↓ 車- 23.8 km 35 分 九州横断自動車道/長崎大分線 and 国道386号 経由 道の駅 筑前みなみの里 20:15~20:18 ↓ 車- 14.4 km 47 分 県道76号 経由 トレーラーを駐めている月極駐車場 21:04~22:35 ↓ 車- 400 m 1 分 自宅 22:36
道の駅 ながゆ温泉
昨夜は就寝中に灯油が切れて、ファンヒーターがストップした。シュラフが暖かいので、特に問題にはならなかったが、気温が0℃を下回る様な寒い季節がまだまだ続く。ヘッド車のガソリンを入れるときに、トレーラーの灯油も可能な限りチェックするよう心掛けたいものだ。
道の駅ながゆ温泉の駐車場から歩いて旧道に出るとながゆ郵便局がある。そこから右手方向を見るとエネオスの看板が見える。ここならば歩いて行けるので、さっそくトレーラーの灯油タンクを取り外し、手に持って、歩いて向かった。
7時45分頃だったが、すでに店員さんがスタンバっていた。ENEOS長湯SS((有)小坂石油)。フルサービスの店だ。だからEneKeyは使えない。d-Cardは使えた。灯油タンクを見せ、「5㍑ぐらいしか入らないと思うけど、満タンで」と言ってd-Cardを差し出すと、あとは店員さん任せで済む。
満タンなのでしっかりと10㍑給油してくれた。そんなに入るものだったのだ。
値段は田舎だし、フルサービスなので、いつも入れているところよりも高いが、それは当たり前。また、灯油タンクを手に持って、てくてくと駐車場に戻った。そして、トレーラーにセットしした。これでしばらくは安心だ。
今度はトイレに向かう。郵便局から旧道を左手に進むと、クロツィンゲンという食堂がある。その奥に道の駅のトイレと観光案内所、および数台分の普通車駐車スペースがある。
メインの駐車場横には物産館があり、そこにもトイレはあるのだが、営業時間外は閉鎖されるので、観光案内所横の公衆トイレまで約 160㍍歩くことになる。トイレに向かうのも、ちょっとした散歩気分だ。
11時08分、ヘッド車だけで長湯温泉の周辺散策に出掛けることにした。
↓ 車- 120 m 2 分
長湯温泉 観光案内所
11時09分、まずは観光案内所で情報収集を行う。
新型コロナ感染対策への協力要請の表現がキツいと入室しづらくなる。観光業界は新型コロナで大打撃を受けた業界なのに、その対応自体が観光客を遠ざけてしまうのでは、さらに被害を拡大させてしまうことになる。公的な施設は、旅行者の中にはコロナに対する様々な立場と考え方があるので、対応の仕方について難しい舵取りを求められているのだ。
入室してみると、実際には、それほど資料は置いていなかった。
ただ、雑誌「旅サライ」24~25ページに掲載されている特集第一部「読んで入ればぽっかぽか 温泉のい・ろ・は」のカラーコピーがラミネート加工されて掲示されていたのが目に入った。
著作権法上の問題が無いのかと気になったが、記事の内容は興味深かった。「単純温泉は、実は単純ではない 9つの泉質を知る」の書き出しで、9つの泉質の特徴・適応症・代表的な温泉地が記載されているのだ。
9つの泉質は①単純温泉、②塩化物泉、③炭酸水素塩泉、④硫酸塩泉、⑤二酸化炭素泉、⑥含鉄泉、⑦硫黄泉、⑧酸性泉、⑨放射能泉
その中の⑤二酸化炭素泉の特徴は「サイダーのような炭酸の気泡が血行を促進させる」とあり、適応症は「きりきず、末梢循環障害、冷え性、自律神経不安定症、高血圧症」とされ、長湯温泉が筆頭だった。このために掲示されていたのだろう。
長湯温泉は分かる人には分かる魅力ある温泉地なのだ。
11時11分、ここを出て、清滝に向かった。
出発時に、Googleマップで、道の駅ながゆ温泉から清滝公園 門 休憩所までのルート検索を行った。すると、3通りのルートが表示される。
検索結果は、上図の青線で示されたルートになるのだが、詰めの部分に問題がある。
もしも、この通りに走ってしまうと、青線の終点からは清滝公園には行くことができないと思われる。実際に確かめたわけではないが、航空写真で確かめても、そこには道は無いようだ。
なので、私は清滝入口パーキングのところから、黄色の泉で示された道を進んだ。そして、黄色線の終点にある駐車場にクルマを停め、赤線に沿って徒歩で清滝に向かったのだ。
Googleマップには、黄色線で示されている道の最後の部分のデータが無いため、検索がおかしくなっている原因だと思われる。
これもゼンリンとの契約を切ったことの影響なのだろうか…。
とにかく、協力できることがあれば協力するので、ぜひGoogleにはマップの精度アップをお願いしたい。
↓ 車- 11.3 km 25 分
清滝 公園 門 休憩所
11時37分、清滝公園の駐車場に到着。駐車可能台数は4台ぐらいだろうか…。
ここから清滝まで、川沿いに遊歩道が続いている。11時39分。
↓ 徒歩- 250 m 7 分
清滝
11時46分、清滝の前で佇んだ。
滝の正面により近づけるよう、デッキが作られている。
ここの地形は、真上から見ると逆U字形になるように、石の壁がぐるっと3方向に連なっている。
正面には清滝がある。落差は40㍍あるが、一枚岩にようにも見える岩肌を幾筋もの細い白糸のような水が揺らめきながら伝え落ちている。
そして、左右の壁にも、目立たないが、岩肌から水がしみ出し、滝になり損なった水の流れがある。
12時07分、これから、来た道を戻ることにする。
↓ 徒歩- 400 m 11 分
あちこちに転がっている巨石は、滝のミストを浴びているせいか、どれも苔むしている。
驚いたのは、その巨石の上で芽吹いたが幼木が、そのまま成長しているのだ。何㍍も下の土まで根を伸ばし、巨石をがっちりと掴んで自らを安定させている。
その木も、寄生されている他の木々の土台になっている…。
ここは、自然や命の不思議を感じさせる場所だった。
清滝 公園 門 休憩所
12時18分、駐車場に戻ってきた。素朴な自然の奥深さを満喫できたステキな時間だった。12時24分、車に乗り込み、ここを後にした。
↓ 車- 3.7 km 24 分 奥豊後グリーンロード 経由
籾山八幡社(もみやまはちまんしゃ)
12時48分、神社前に駐車場に車を駐め、参道に向かう。
すると、石段から正面鳥居の奥までの両側にどっしりとした8本の杉並木が植わっており、昭和55年3月に竹田市の天然記念物に指定された。
それら以外にも並木の間や境内を囲んで杉の巨木が立ち並んでいるが、それらの樹齢は100年、200年で、大ケヤキや二又ケヤキなどとともに鎮守の森を形成している。特に、老巨杉は樹齢400年を超えると推定されている。
この神社は景行天皇熊襲征伐の伝説ゆかりの地ということで古い歴史がある。この大ケヤキも樹齢800~1000年になるそうだ。
この木の特徴は、根元から約 1mのところに高さ 2m、横幅 3.9m、厚さ 1.1mの大きなコブができていて、根張りは東西 8.5m、南北 8m、コブの上部の幹回りは 8.95m、コブ下根元の幹回りは 11.25mにもなっている。木全体に大小無数のコブがあって、枝分かれした各所には何本もの宿り木が寄生している。
全国レベルの巨木で、九州では第3位の大きさを誇っているが、今なお樹勢は盛んだそうだ。大分県の天然記念物に指定されたのは昭和18年7月だ。
説明板の記述によると、この二又ケヤキは、主幹が地上 7mのところで枝分かれしており、分岐点にスギ、グミ、サカキ、イチョウなどの木々が寄生している。周囲 5.5m、枝張り東西 38.4m、南北 20m、樹高 20m、樹齢は400年以上だそうだ。
ここでも、巨木の秘められた圧倒的なパワーを感じずにはおられなかった。
13時05分、駐車場に戻って、クルマを出した。
↓ 車- 2.8 km 8 分 ぐるっとくじゅう周遊道路/県道30号 経由
桑畑湧水
13時13分、桑畑湧水に到着した。長湯温泉の旧道とバイパスの合流点にある湧水。駐車スペースもあり、水汲みには便利だ。そのせいか、汲みに来る人も多い。
汲みに来ていた40代の女性に聞いてみた。
「ここの水は美味しいですか? 長湯の近くだから鉄さびっぽい味がしたりしません?」
「いいえ~、美味しいですよ~」
「いつも、こちらで水汲みをされているんですか?」
「いえ、いつもは小津留湧水…、近所の水の駅おづるで汲んでいるんですけどね…。小津留湧水は、温泉掘削をしていて50mほど掘ったときに、大量の水が湧き出たんだそうです。新鮮で美味しい水がたくさん湧いているので、お気に入りです。でも、今日はこちらに来る用事があったので、ついでに汲んでいます。こちらも良いみたいですよ。」
「そうなんですね~、じゃあ、味見をしてみますか…」
ここは、コロナド飲泉所から直線距離で 370m、にゃがゆん温泉からなら 270mしか離れていないのに、無味無臭の普通に美味しい水が湧いていた。
ちなみににゃがゆん温泉は、泊淡褐色のお湯で、泉質は美人湯として知られる「マグネシム炭酸水素塩泉」だ。
柱には「歩道に車を止めないでください。」との注意書きがあるが、余り守られていないようだ。水を入れたタンクの移動距離をできるだけ短くして楽するために、つい給水所の前の歩道にクルマを止めてしまう。そういった人がちょこちょこ見受けられる。
気持ちは分かる。でも、せっかく健康志向で無添加の天然水を汲みに来ているのだから、所定の場所にクルマを停めて、筋トレのつもりで水タンクを運ぶ方が、もっと健康的になれるのではないだろうか…。
私は2㍑ペットボトル1本だけ水を詰めて、13時26分に出発した。
↓ 車- 450 m 7 分 ぐるっとくじゅう周遊道路/県道30号 経由
コロナド飲泉所
13時33分に到着。何年振りだろうか、いや何十年振り?
前回立ち寄ってからは、たぶん軽く20年は経っていると思う。
久し振りにここに立ち寄りたいという気持ちになったのは、身体の衰えを意識するようになったからであろうか…。前回は、味で躓き、心が離れていた。価値を味だけで決めていた。
ただでさえ福岡からは距離がある。若いころには、今のように、ふらっと出てきて、時間を気にせずのんびりと過ごすなんていう旅のスタイルは持っていなかった。限られた時間の中で、どうしても行きたいところだけを当時の価値観でピックアップしてまわっていると、ここは外れてしまうのだ。
ということで、気付けば数十年が経過していたのだ。
今回は、懐かしさも相まって、立ち寄った。
クルマを道路脇に停め、飲泉場に行くと、お湯が止め処なく流れ出ていた。触れてみると結構、熱い。40数度あるようだった。
2㍑ペットボトルのお茶などを飲んだりするために、運転席のコップフォルダーには、常時 snow peakのスタッキングマグ雪峰 H300を載せている。
一旦それをクルマから取ってきて、お湯を注ぎ、飲んでみた。
相変わらず味は美味くない。しかし、その度合いは小さくなっていた。こどものころにはビールが不味いと思っていても、大人になると好んで飲むようになるのと同じことなんじゃないないのかな? 違う?
こどものころには、さび抜きしか食べられなかった寿司が、大人になるわさびのききも味の決め手になることと同じなんじゃないのかな? どう?
まぁ、どちらにしても、鉄っぽい味が薄くなって飲みやすくなったような気がする。
最近、山歩きをすると、疲れを感じるころに足がつりそうになる。その主な原因はミネラル不足だと思い込んでいる。なので、多少不味くても、ここのお湯を飲むべき…。良薬は口に苦しだ。
とにかく、身体が求めているからこそ、美味し飲みやすく感じるようになったのだろう。
コップで2~3杯飲んだ後、2Lペットボトル1本にお湯を詰めた。
13時40分、出発。確かに良薬も必要だが、やはり美味しい水をたくさん持ち帰りたい。
↓ 車- 1.4 km 2 分
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