再び小国・阿蘇へ[1・2日目]杖立温泉・小国暮らしの窓口
泉屋旅館でひとっ風呂
日帰り入浴の場合は、玄関で声を掛け、入浴料500円を支払う。利用可能時間は 9時~20時。偶数日はこちらの内湯「石庭風呂」が男湯。夜中に男女の風呂が入れ替わる仕組みなので、宿泊客は朝夕で違う風呂に入ることができる。
駐車場に戻ってきた
さてさて、蒸し場に入れておいたおでん鍋はどうなってるかな?
散策に出掛けたのが11時頃だったので、おでん鍋は3時間弱、蒸されていたことになる。
温泉成分が、鍋の中に浸透したのだろうか…。不思議なぐらい味の染みこんだやわらかいおでんになった。
さて、のんびりしすぎて14時を過ぎてしまった。今日はもうひとつの課題があるので、これ以上ゆっくりしておくことはできない。出発準備を整えて、14時13分、杖立温泉を後にした。
↓ 車- 7.6 km 13 分 国道212号 経由
道の駅 小国
14時26分、北側の駐車場に到着。トレーラーを切り離して、14時37分、ヘッド車だけで出発。
↓ 車- 1.2 km 4 分
黒豚屋
14時41分に到着。クルマを降りて入口に向かおうとしたら、立て看板に、当分の間、電話での注文に限るとある。
えっ? ここからでも電話するの? どうしようかと入口前をうろうろしていると、店員さんが気付いて、出てきてくれた。
「御注文でしょうか?」
「ええ、メンチカツをお願いできますか?」
「おいくつでしょうか。」
「ひとりなんで…、1つお願いします。」
「出来上がったら、お持ちしますのでおクルマの方でお待ちください。」
車内で待つこと約10分。揚げたてのメンチカツが運ばれてきた。
ドライブスルーみたいに運転席の窓からメンチカツを受け取って、代金225円を支払った。
小さなレジ袋の中に、紙で包まれたメンチカツがひとつ。
できたてほやほやのメンチカツをレジ袋から取り出し、紙包み持って早速頂いた。一口かぶりつくとサクッとした食感の後に豚ミンチの肉汁の甘味が広がる。美味い!
しかし、次の瞬間、メンチカツから透明の油が湧き上がって紙を伝い、手にも流れてきて、一部はしずくのようにシートにまでこぼれた。
肉汁が凄すぎる! カツもサクサクなのでぽろぽろ落ちる…。うわー!!
溢れ出る肉汁は紙包みだけでは、防げない。レジ袋は決して外してはいけないということだ。次回に向けての良い教訓になった。
15時11分に移動開始。
↓ 車- 450 m 2 分
小国両神社の駐車場
15時13分、とりあえず両神社の駐車場に停まった。今日のもうひとつの課題、それは小国空き家バンクの資料閲覧だ。今日のうちに説明を聞いておきたい。
どうも、木魂館に窓口があるようだ。先を急ごう。15時28分に出発。
↓ 車- 3.1 km 6 分 国道387号 経由
学びやの里木魂館
15時34分、グランド脇の駐車場にクルマを駐め、外に出た。冬の休み明けの月曜日であるからだと思うが辺りは静かで、冷やっとした新鮮な空気に包まれていた。
正面に見える建物が木魂館。正四角柱の箱を45度傾けて並べたような独特な形状の屋根を配した個性的な建築物になっている。これは、「ボックス梁」という構法で、小国の伝統的構法「置き屋根」をヒントに開発されたものだそうだ。
ここは、一般財団法人「学びやの里」のシンボル的な建物で、宿泊や会議・研修のための施設、売店やカフェなどがあり、「学びやの里」が運営している体験プログラムや地域活性化プロジェクトの相談・受付などの業務も担っている。
今回訪ねたのは、「小国暮らしの窓口」。担当の方とお会いして、小国町の空き家バンクについての話を伺った。この担当者も6年前に熊本市内から引っ越してきた移住者だ。
小国町移住希望申込用紙に必要事項を記入し、誓約書に署名すると、空き家バンクの資料を閲覧できる仕組みになっている。
意外だったのは、小国町中心部のアパートなどの賃貸料は、福岡市周辺部と比較しても決して安くはないこと。それに対して、周辺部の大きな戸建て住宅は大筋安い。ただそれは、築年数が古くて入居前の修繕が必要だったり、住宅から主要道路に出るまでの道幅や勾配に難があるからだろう。
それに、登録物件数も決して多くはない。先祖代々守ってきた土地は簡単には手放せないだろうし、地域の事情もあるようだ。
じっくりと時間を掛けて、何度も足を運んで、探していくしかないのかもしれない。
そして、見つかった場合でも、そこに適応できるのか、まずは賃貸で見極めることが大切だ。自然環境への順応、地域共同体に溶け込めるか…など、超えなければならない課題は幾つもある。
今回、閲覧させてもらった中で、1軒だけ外から見てみることにした。その物件のコピーを頂いた。
16時32分、出発。
↓ 車- 2.1 km 5 分 国道387号 経由
小国空き家バンクの紹介物件見学(仮)
16時37分に下の道の路肩にクルマを停めた。初めから車を進入させるには、不安があるような細過ぎる登り道…。
そこを徒歩で登っていくと、目的の物件があった。玄関前は複数のクルマが停められそうな広さはある。
建物はここまで広い必要は無いのだが、大は小を兼ねる。必要な部屋数だけ使えば良い。建物の裏手は畑もできそうな広場がある。もちろん、内覧していないのでなんともいえないが、住宅廻りはなかなかの環境だ。
ただ…、ここまで上がってくる道が…、狭いし、勾配と段差がキツすぎて、トレーラーが進入できない。しかも、家の前では段差が多く、道路からの進入口ではメイン道路の道幅不足と段差で方向転換ができない。
残念ながら、ここは候補地から外さなければならないようだ。
17時07分に、物件下の路肩に停めていたクルマに乗り込んだ。
↓ 車- 5.0 km 4 分 国道387号 経由
ホームプラザナフコ 小国店
17時11分到着。明日の研修会に必要な物とメンテナンス用具を購入した。17時43分出発。
↓ 車- 1.7 km 4 分 国道212号 経由
道の駅 小国
17時47分、一旦トレーラーの元に戻って、夕食をどうするか考えた。近くで外食できる店があれば行ってみることに…。
ということで、源来軒に向けてヘッド車だけで出発。18時03分。
↓ 車- 2.8 km 14 分 国道212号 経由
店の前には2台分の駐車スペースがある。しかし、生憎の満車だった。そこで、少しだけ離れた場所に駐車場を探し、そこから徒歩で戻ってきた。
↓ 徒歩- 170 m 2 分
まぁ、そのときには皮肉にも1台分の空きができていた。だいたい、世の中はそんなものだ。
源来軒
18時17分、入店。先客が1名。旅の途中二立ち寄ったと思われる若い男性がひとり…。彼は、下の写真でいうと左側枠外にあるこちら側の席に座っている。
私は彼の斜め後の4人掛けのテーブル席に、厨房を瀬にして座っている。したがって、私の席から言えば、玄関は正面、メニューは右奥の壁ということになる。
各テーブルには自作だと思われる透明ビニルが張られた木枠のパーティションが置かれている。この木枠やビニルの波打つ感じがレトロ感を醸し出していて、場に合っている。
女将さんは、気さくで明るい感じの方だ。水を持ってきてくれたので、CoCo壱カレーのノリで
「カツカレーの大って、どれぐらいの量ですか? 400㌘ぐらい?」
と聞いてみた。ただ、400gぐらい?と付け加えるのに、ちょっとだけ間が開いたためか、しかも声が少々小さかったこともあり、伝わらなかったのかもしれない。㌘ではなく合での答が返ってきた。
「1.5合ぐらいあると思いますけどね。お皿を持ってきましょうか?」
とさっさと厨房に戻って、お皿を持ってきてくれた。
「これが並の皿で、こちらが大の皿です。」
「う~ん、悩んでるんですよねぇ~、ホルモン定食にするか、カツカレーの大にするか…」
「どうぞ、ごゆっくりお考え下さい。うちは、ちゃんぽんとか焼きそばとかも良く出ますよ。」
参った。選択肢が2択から4択に増えて、悩み時間もますます増えた。
で、結局は、女将さんの提案に引っ張られて、焼きそば+Aセットを注文してしまった。
決して少ないというわけではないのに、ペロッと平らげてしまった。
店を出るころには周囲は暗くなっていた。
18時50分に店を出て、ヘッド車の元へ。
↓ 徒歩- 220 m 3 分
↓ 車- 400 m 2 分 県道178号 経由
マルミヤストア 小国店
18時51分。通り道にスーパーマーケットがあったので、覗いてみることにした。
しかし、入店してみると、キャッシュレス決済が使えないことが判明。クレジットカードしか持たずに入店していたため、それ以外は何もチェックせずに店を出てしまった。口コミによると新鮮な野菜や豊富で、しかも価格が安いという意見が多数だったので、せめて店内をぐるっと回って出てくれば良かったのだ。残念だ。
18時56分にクルマを出した。
↓ 車- 2.0 km 4 分 国道212号 経由
ダイレックス 小国店
19時00分に到着。こちらはちょくちょく立ち寄るディスカウントストア。残念ながら小国店では生鮮食料品が手に入らないが、ダイレックスはクレジットカードが利用可能、レジ袋大が1円。保冷用氷も手に入る。トレーラー旅ではゴミ処理にレジ袋は重宝するし、保冷用の氷も必要不可欠。助かる。
こちらでは、今晩の飲み物と明日の研修に持ち込むペットボトルお茶、缶詰や手取ると食品、それに靴下などを購入した。
ここは駐車場も広いので、ここまで南下するのであれば、先にトレーラーを繋いでから、立ち寄れば良かったと段取りミスを反省した。道の駅小国まで㑦らなければならない。
19時25分、出発。
↓ 車- 2.3 km 5 分 国道212号 経由
道の駅 小国
19時30分、到着。まずはトレーラーを連結し、綺麗なトイレで用を足し、19時53分、外輪山内部へ向けて出発。
↓ 車- 17.9 km 32 分 国道212号 経由
ダイレックス 阿蘇店
20時26分、到着。ここ阿蘇店には生鮮食料品も置いている比較的大きい店だ。刺身盛り合わせと寿司盛り合わせにそれぞれ半額シールがついていたので、迷うことなく購入。あと、パンやおでんの具、調味料などを購入した。20時45分出発。
↓ 車- 2.2 km 4 分 国道212号 経由
あぴか北側駐車場
20時49分、到着。ここは、何度も車中泊しているお気に入りの場所。通りから入ったところにあるので、とにかく静か。駐車場は広々としているので、常にガラガラ状態だ。ゲートが閉まるということもない。トイレも24時間利用できる。
到着後、トレーラーは明日に備えて切り離した。そして、電源をセットした。トレーラーに必要な荷物を移して、後は中でくつろぐ…。今日一日の活動を整理したり、軽食を作ったりして過ごした。
明日に備えて、早めに就寝…。
Pages: 1 2