北九州の紅葉・夜景とSL「新山口駅開業120周年記念」号[2日目]北九州市門司区
風師山登山口に戻って
クルマで移動。
↓ 車
ダートの道を進むと、
風師展望台に到着
する。電波塔の横に駐車スペースがあり、その隣に展望台が作られている。
↓ 車- 1.0 km 5 分 黒川1号線 and 清滝黒川1号線 経由
さて、今度は来た道、清滝黒川1号線を下っていく。もみじ谷の鳥居の前を通り過ぎ、カフェテラスすいげつ、風師山不動明王院と次々に通り過ぎた。
もうこの辺一帯は、結構見て回ってお腹いっぱい(物理的にではなく精神的に)になったのだが、石鎚神社の石碑が目に入る。一瞬、過ぎ去ろうかとも思ったが…、せっかくだからちょっとだけ寄ってみよう。
石鎚神社に行くときにクルマを停めた場所
道端にクルマを停めて、鳥居をくぐったら、すぐ左手に神社があるものと勝手に思い込んでいたのだが…。
↓ 徒歩- 120 m 3 分
左手にあったのは、民家。石鎚神社は鳥居をくぐった道を120㍍進んだ先にあった。狭い道なので、車が通っていいとは思いもせず、小走りで向かったのだが、神社の前には結構広い駐車場があった。
なーんだ、これならクルマで進入すれば良かった。返って道ばたに駐めたクルマが気になりだした。
石鎚神社
とにかくクルマのことが気になって、ソワソワしていたので、急いでクルマに戻った。特に異常はなかった。
↓ 徒歩- 300 m 4 分
石鎚神社に行くときにクルマを停めた場所
クルマに乗り込んだ。14時57分。これからどうするかを短時間検討したのだが、一旦、トレーラーに戻ることにした。
↓車- 3.4 km 9 分 県道261号 and 門司大久保1号線 経由
めかり公園駐車場(和布刈塩水プール横駐車場)
に、15時07分に到着。
結構動き回ったので、休憩が必要…ということで、トレーラーでしばらく横になった。カフェテラスすいげつの前を歩いていたときは空腹感を覚えていたのに、そのまま活動を続けているうちに通り過ぎ、忘れ去ってしまっていた。
今ごろになって空腹感が再燃してきた。どこかで食事をとりたい!
Googleマップで高評価+現在営業中の定食屋で検索するとラーメン一二三がヒット。早速そこに行くことにした。Googleマップでは、営業時間が12時00分~20時00分となっているが、電話番号も載っていないので、非常に怪しい…。その上、確認もできない。
問い合わせる手段がないので、とにかく行ってみることにした。
トレーラーから外に出ると…。えーっ?! なにこれ!
うりぼうじゃないか!
向こうの方から男性の声がする。
「そのイノシシ、人に慣れているね。」
それにしても、イノシシが出没するなんて…。最初は、少し驚いたが、イノシシに戦意が感じられない。どちらかと言えば、犬が人間に構って欲しくて近寄ってきている感じだった。
そして、目の前でがむしゃらに草を食べ始めた。こんなチャンスは滅多にない!写真を撮ろうと、数枚シャッターを切る。
しかし、急に襲ってくる可能性もゼロではないので、気持ちにゆとりがないし、焦っていたために、風景写真を撮るための絞り優先になっていることに気付かなかった。とにかくシャッターを何度も切ったのだが、周囲の暗さに合わせてシャッタースピードが遅く、画像が流れてしまっていた。
かといって、ISO感度を上げてシャッタースピードを速くする時間的・精神的余裕がなかった。
焦ったら負け!
そして、また階段を降りてきた。駐車場をうろうろして、最後は塩水プールの方に移動し、見えなくなった。
私も空腹感に苛まれ、イノシシを追いかけて写真を撮り続ける気力が失われていた。気を取り直して、クルマに乗り込み出発。
↓ 車- 7.5 km 18 分国道10号/国道3号 経由
Googleマップを頼りに、ラーメン一二三を探し出した。店の前を通ると案の定準備中。そんな予感はしていたのだが、実際にそうなると残念な気持ちに支配される。
とりあえず虫押さえのために、何かを買おう!とマルショクに寄って買い物をすることにした。
マルショク二十町店
弁当や惣菜と飲み物、それにすぐに食べられるパンを購入。クルマに戻って虫押さえのパンを食べた。
もしかしたら、ラーメン一二三は、昼の部と夜の部に別れていて、14時から17時は準備中になるのではないか…。淡い期待で、それまでは待ってみることにした。
それまでの間、クルマの中で、ラーメン一二三が空かない場合に夕食をどうするか。そして、コロナの湯小倉店に行く予定だったのをどうするか、など順序やルートその他を検討した。
17時を過ぎた。もう一度、店の状態を確かめに行った。しかし、やはり準備中。
店の横の路地にも入ってみたのだが、人の気配がしない。もしかしたら今日は休業日じゃないのか?
店の横の路地には行ってみると、警戒心の強い2匹の猫が、じっとこちらの様子を窺っていた。私も少し離れた場所から、そっと望遠で様子を伺い、シャッターを切る。
そして、また、こちらをじっと見続ける。なんか見つめ合うと、気持ちが通じてくるから不思議だ。
もう一度クルマに戻って、どうするかを検討した。しかし、ラーメン一二三がどうしても諦めきれないし、ここを外した場合のプランが思いつかない。
そうこうしているうちに、コロナの湯は諦めて、できたら早めに山口県に移動する方がいいのではないかと思うようになった。血糖値が下がっているためか、頭がなかなか回転しない。
ふと気がつくと、時刻は17時40分をまわっていた。いつの間にこんなに時が過ぎ去ったのか…
じゃあ、3度目の正直。もう一度だけ、店の様子を見に行こう!
↓ 徒歩- 110 m 2 分
すると、なんということか! 店に電気が灯っている。
ラーメン一二三、夜の部営業開始
店に入ると、古き良き時代の香り漂う食堂だった。棚には一升瓶がずらっと並んでいるので、ご近所の常連客にとっては居酒屋なのだろう。
店に入ったら、開店直後らしく、私以外に客はいなかった。おばあちゃんが「いらっしゃい」と迎えてくれた。おじいちゃんは厨房にいる。老夫婦が切り盛りする店だ。
「実は、17時過ぎに一度来たんですよね。まだ準備中だった。」
「17時はまだはやか。17時半頃開けた。」
「そうなんですね。でも、開いてて良かったぁ~。」
左上のメニューには定食、丼物、うどん、焼きめし類がずらっと並び、右上にはラーメン類。いずれもリーズナブルな値段で並んでいる。これらが基本のメニューなのだろう。
その下に木札でさらに様々な定食が並べられている。追加されたり、その日によって入れ替えるのだろうか。とにかく凄い種類が多い。それに、ほとんどが550円から750円、酢豚定食だけが1,000円のようだ。
そして、木札の右側のホワイトボードと黒板には居酒屋メニューがずらっと並んでいる。種類豊富で安価、言うことない!
私は中華定食600円をオーダーした。そして、店内を見渡して、感動しながら写真を撮っていると…。左上の張り紙に気がついた。
張り紙には「定食にラーメン付御注文のお客様え 定食のハーフラーメンは同時に100円申し付け下さい。後からの御注文は別料金250円に成ります。麺類の定食別です。」と書いてあるのだ。
「あれ?、定食にハーフラーメンを付けることができるんですか?」
「ええ」
「まだ間に合います?お願いしてもいいですか?」
ぎりぎりセーフだったようだ。こんなサービスがあるんだ。感動!
美味しいし、量もあるし、安い! 今度は居酒屋として訪ねてきたい。ノーフォーク広場駐車場から公共交通機関で40分程度なので、実現可能性は高い。
18時25分に店を出た。
しまった!電話番号を聞くのを忘れてしまっていた。
↓ 徒歩- 82 m 2 分
マルショク二十町店の駐車場
18時30分にクルマを出した。
↓ 車- 11.8 km 29 分 国道10号/国道3号 経由
夜景を撮った場所(〒801-0841 福岡県北九州市門司区西海岸1丁目3)
暗くなったので、夜景を撮りながら、和布刈塩水プール横駐車場に戻ることにした。最初に夜景をとった場所は関門海峡ミュージアムの近く。
↓ 車- 2.5 km 12 分 県道261号 経由
夜景を撮るのに車を停めた場所(〒801-0854 福岡県北九州市門司区旧門司2丁目4)
ここにクルマを停めて、海岸べたの遊歩道まで移動。ちょうどノーフォーク広場駅の前の歩道で、写真を撮った。
夜風に吹かれてグループでウォーキングを楽しんでいる人達がいた。
ここからの眺めは、海峡ゆめタワーとはい!からっと横丁の観覧車までが近づいて見える。
↓ 徒歩- 110 m 5 分
夜景を撮るのに車を停めた場所(〒801-0854 福岡県北九州市門司区旧門司2丁目4)
クルマに戻って、出発。19時39分。
↓ 車- 550 m 2 分 県道261号 経由
関門トンネル人道入口(門司側)
ここまで来ると、観覧車も海峡ゆめタワーも小さく見える。
↓ 車- 280 m 2 分 門司大久保1号線 経由
めかり公園駐車場(和布刈塩水プール横駐車場)
に、20時34分に到着。遅くなった。さっそくトレーラーを繋ぎ、九州を出ることにする。
↓ 車- 38.3 km 1 時間 1 分 県道34号 経由
関門国道トンネルをくぐり、下の青線のルートにしたがって、ノンストップで道の駅蛍街道西ノ市へ。
関門国道トンネルの料金所で、料金徴収の係員から質問された。
「はい、210円ね。」
210円か…、財布の中身から必死で小銭を探していると、係員が
「ところで、この後のクルマは寝られるの?」
私は小銭を出すのに集中していたのもあって…
「もちろん! はい、210円ね。どうも~~」
と料金を渡し、領収を受け取ってさっさとクルマを出してしまった。
なんと味気のない返答。
海底トンネルを走りながら、どう言えば良かったのかを検証していた。
「この後のクルマは寝られるの?」
と聞かれたら…
「ええ、寝られるし、食える(食事)し、飲める(お茶・酒)し、着れる(着替え)し、書ける(事務作業)し、喋れるし、出せる(トイレ)。ほとんど家の中と同じで、たいがい何でもできますよ。だからこそ、引っ張っていく価値があるんです。」
ぐらいのことを言えば良かったなぁ。もし、帰りのトンネル料金所で聞かれたら、そういった気の利いたことを言おう。そう心に決めた。
ETCは便利で簡単だが、料金所のように、人と人との交流も時には必要なのかもしれない。何事にも一長一短がある。
この後は、目的地まで無休憩で走った。
道の駅 蛍街道西ノ市
に、21時55分に到着した。ここは、周囲が田園地帯で静かな環境。シーンとしている。今日は、すでに閉まっているので入れないが、併設されている温泉「蛍の湯」は8月6日にリニューアルオープンしたばかり。明日、入ってから出発しよう。楽しみだ。
今日は早めに就寝して疲れを癒やそう。軽く晩酌をして横になった。