北九州の紅葉・夜景とSL「新山口駅開業120周年記念」号[5日目]本番2日目と亀山公園・香山公園散策
香山公園(瑠璃光寺)駐車場
に着いた。14時45分だった。
バス専用の駐車区画は、駐車場の道路沿いに6台分、長州苑前に3台分確保されているのだが、それ以外は普通車の駐車区画しか見当たらない。
なので、バス専用区画を大型車用区画と理解し、ここに駐めさせてもらった。レーン毎に前後の向きまで指定されているので、それに従って入れ替えた。
↓ 徒歩- 850 m 42 分
入口を入ると、右手の池越しに国宝である瑠璃光寺五重塔が目に飛び込んでくる。
身切り地蔵の由来(身代わり地蔵)
この地蔵様は三百余年の昔より全ての悪い因縁・病気・縁談・不幸などに見切りを付けたいと願う人々のために身代わりとなってくださる霊剣あきらかな地蔵様であります。
側面にある説明文
ご覧のように身体を2ヶ所横に切ってお救いくださるので身切り地蔵と申して居ります。
杓底一残水
=柄杓の底に残ったわずかな水=柄杓に水を汲み取り、使った後、杓の底に残ったわずかな水でも、元に戻すという行為
石碑の説明文
それは一杓の水も決して粗末には扱わないという宗風をよく表しています。たかが水一杯でも大切にする心こそ、佛心です。
常に水を大切に そして物を大切にすることが肝心なのです。 合唱
後生車
生前の罪過を懺悔し、世の為、人の為、善行を尽くすことを約束し「後生ですから、〝極楽浄土〟の道へお導き下さい」と「南無釈迦牟尼佛(ナムシャカムニブツ)・南無釈迦牟尼佛・南無釈迦牟尼佛」と唱えながら、後生車を回し、閻魔大王にお願いして下さい。一回廻す毎に罪過が浄化されると言われます。この懺悔善行ができるお方は「極楽行き切符(お守り)」をどうぞ。(資料館売店にて) 合掌
側面にある説明文
この懺悔善行ができるお方は極楽行き切符をどうぞ…とあるが、要するにカトリック教会の免罪符のようなものなのか? それにしても、これまでの罪過を浄化させるためには、何周廻さなければならないのだろう…。一生ここで廻し続けなければならないのではないだろうか…。
瑠璃光寺
金比羅神社由来この金比羅神社は南北朝時代の貞治三年(一三六四)領主、大内一族が隆盛を誇る頃、讃岐国、琴平山(香川県)にある金比羅神社本宮の御分霊を勧請し、大内氏一族代々の鎮守の神として、祀ったのが始まりで、御祭神は、大物主神と崇徳天皇の二柱であります。
その頃は、神仏混淆の習俗があり、龍神や佛法守護の神、金毘羅大権現と称されていました。
大内氏は、代官の島民遥役やさらに民国との交易が頻繁となり公海の安全を特に願っていたようです。当寺は陶弘房の菩提寺であるが、文明三年(一四七二)その子弘護の時に金比羅様が寄進されました。
宝永の頃、信者である山口の商人、岡本某氏が(屋号鍋屋)北越で海難にあい、梶を海底に失った時、この神に祈願した処、不思議なことに神風が吹き雲が晴れて海上は静まり、無事乗組員全員が港に帰る事が出来、民はそれを喜び、御礼に念願の社を再建されされたものです。金比羅様は(梵語クンピーラ=鰐魚(ガクギョ=わに))佛法の守護神の一つで元ガンジス河に住む鰐が神格化されて、佛教に取り入れられたもの。蛇形で尾に宝玉を蔵するという。水の中に住んでいるので、水難海難を避けるということで航海安全、交通安全の神様として信仰されています。
薬師如来十二神将の一つとしては宮毘羅大将または金比羅童子にあたり琴平(香川県)の金比羅宮に祀るのはこの神という。
当寺では、信者も多く毎年四月十日に大祭が行われています。
「目のお薬師さま」である“一畑薬師”(総本山一畑寺)は出雲神話で名高い島根半島の中心部にあるのだが、ここは、その分院。様々な目の病気で苦しむ人びとの眼病平癒の仏様として広く信仰されている。
この佛様への拝み方は、「オンコロコロ センダリ マトウギ ソワカ」と3回唱えることになっているので、やってみた。すると、どうだろう…。すーっと、視界がクッキリとしたような気分になった。不思議だ。
水舎には、5つの柄杓が並べられていて、左から「ボケ」「病気」「ガン」「ボケ封じ」「健康」と書かれていた。
えっ? ちょっと待って…。そんな風に避けたいことと成りたいことが混在していると、困ってしまう。
左から3つ「ボケ」「病気」「ガン」だけが並べられているのならば、それらを封じ込めることができるのだと捉えられる。逆に、「ボケ封じ」「健康」の柄杓だけだと、そう成れるのだと前向きに捉えられる。
ところが、混在していると…。「ボケ」だけだと、ボケ封じなのか、ボケになれるのか分からなくなってしまうし、「健康」も同様。健康になれるのか、健康封じなのか、いったいどっちなん?となってしまう。
こんなことで悩むのは私だけ??
下の写真にある説明書きを見て、感動してしまった!! 吾唯足知…、恥ずかしながら初めて見たような気がする。
知足の手水鉢
手水鉢の四方の字と真ん中の口と結んで字を考えて下さい。
知足の手水鉢、説明板の文章
吾唯足知となります。意味はお解りと思いますが現実に感謝し不平不満を云わずより前進を誓う言葉ではないでしょうか。
この言葉はお釈迦様が涅槃に入られる前、最後の説法「佛遺教経」の中に言われた言葉で、この手水鉢は禅宗の寺にはよく使われています。
特に石庭で有名な京都の龍安寺に置かれている手水鉢は水戸光圀公が寄進されたものです。
このつくばい手水鉢は表千家型の配置です。
東京庵 香山店
15時半を経過した。空腹も限界に達している。辺りを見回すと、食事処の看板が見えた。ここで遅めの昼食としよう。西京山口の味 全国唯一 そば寿司 長州生蕎麦 東京庵。15時32分。
そば寿司セット1500円をざるそばで発注した。
そば寿司は、酢飯の代わりに蕎麦を巻いた巻き寿司。お箸で掴んだとき、ご飯と違って軽くて繊細、接着力もないので、そっと持たないと壊れそうだった。それをつけダレにつけていただく。美味しい~。
ざるそばも美味。そば寿司とざるそばを交互にいただいて、ときどき小鉢を挟んで味の変化を楽しんだ。そして締めにそば湯とそば外郎をいただいた。
ご馳走様でした。美味しかったぁ~。
山口なのになぜ東京庵か
誰も不思議に思うだろう実は江戸が東京になって神田に東京庵という流派ができました。藪・更科など東京庵もその中の一つの流派の名称なのです。関東大震災(大正十二年)で東京庵本店はつぶれました。
上の写真中央のラミネートされた紙に記載されている文章
当時その東京湾の働いていた県内出身の職人を、先代正助が連れ帰って湯田温泉で東京庵を継承しました。
東京庵という純手打を継いでいるのは、全国で唯一の店です。
永年県内産そばを使っているので、当時の橋本知事が山口国体を機に〝長州生そば〟と命名されました。 店主
16時09分に店を出た。
↓ 徒歩- 65 m 2 分
香山公園(瑠璃光寺)駐車場
16時11分。さて、これからどうするか…。どちらに走ろう…。
明後日までには帰宅したい。ならば、少しは九州に向かって進んでおいた方が良いかも…。ということで、西に向かって走ることに…。
16時42分に駐車場を出て、西に向かった。
↓ 車- 38.2 km 56 分国道435号 and 清流の道/県道31号 経由
道の駅 おふく
に到着したのは17時38分。北側の駐車場にクルマを駐めた後、特産品コーナーから於福温泉までをぶらっと歩いてみた。
本醸造生酒五橋300㎖と原田特別純米酒西都の雫300㎖を今日の晩酌のつもりで購入。
そして、今度は於福温泉の下見。フロントに立っている女性にこの温泉のお風呂の詳細や近くにスーパーマーケットがあるかどうかなどを質問したのだが、親切に答えてくれた。
お風呂は20時までに入館すれば入ることができ、21時に閉館だ。入浴料は大人500円だが、JAFの優待施設なので100円引きになる。
20時からは大河ドラマが始まるので、それまでには上がりたい。ということは19時過ぎにはここに戻ってこなければ…。
スーパーマーケットはここから7㎞ほど南下した美祢の街まで行かなければない。すでに、18時15分。急がねば…。
↓ 車- 6.8 km 8 分 国道316号 経由
サンマート美祢店で買い物
18時23分に入店。近くにダイレックスもあるのだが、今日は親切に対応してくれた於福温泉フロントの女性を立てて、ここで買い物をすることにした。おでんの材料と豚しゃぶ鍋の材料を購入。クレジットカード決済が可能だった。
18時52分に店を出る。
サンマート美祢店 向こうに見えるはダイレックス
↓ 車- 6.7 km 8 分 国道316号 経由
道の駅 おふく
18時59分に北側の駐車場着。ここまでは予定通りだった。
しかし、これからが大変だった。
急いで、風呂の準備をして、於福温泉に向かう。今度はフロントが男性に変わっていた。
靴を下駄箱に入れて、鍵を閉める。料金は10円で戻ってこないタイプ。そして、フロントでJAF割引の入浴料400円を支払った。会員証の提示を求められたので、スマホ画面を見せようとすると、なんと電源が切れている。電池切れだ。
よりによって、こんな時に…。予備電源も充電器もクルマの中…。フロントに聞いてみたものの無いという。仕方がない、温泉の外出用草履を借りて、急いでクルマに戻った。
JAFの会員証カードを探し出し、それを携帯に挟んで持っていった。そんなバタバタで、19時15分過ぎぐらいになっていた。もったいないなぁ、時間が無いのにこんなことで時間を浪費して…。
それでも、フロントでカードを見せて無事通過し、脱衣所へ。カゴだけなら無料だが、鍵付きロッカーは10円かかる。それで、服を脱ごうとした瞬間、タオルが無いことに気付いた。風呂の準備をするとき、髭剃りや着替えの心配ばかりをしていたのに、肝心のタオルを忘れていたとは!なにやってるの!
またもやだ。恥ずかしかったが、フロントの男性にその旨を伝え、草履を借りた。そのとき、最初フロントで親切にしてくれた女性がタイミング良く事務所から出てきて私に気づき、買い物は無事に出来たかと気遣ってくれた。御礼を言って、クルマへと急いだ。
脱衣所に戻ってきたのは、19時30分を過ぎていた。
ゆっくり入りたかったのに、30分もしないうちに大河が始まってしまう。やむを得ない。この30分弱で満喫しよう。風呂に入った。
泉質は単純温泉。源泉温度が25.4℃のため、42℃に加温しているものの毎分1.5tの豊富な湧出量で源泉掛け流し。pH値は8.22。設備は新しく、内湯にはジェットバス、露天はトルマリン風呂、そして塩サウナがある。
せっかく、湯温がぬるいので、ゆったり長風呂を楽しめるはずだったのだが、モタモタした上に大河の時間が迫っているので、短時間で上がることになってしまった。
休憩室に行くと、数組が休憩しており、テレビはバラエティ番組のチャンネルになっていたので、温泉を出て、カーナビの小さい画面で大河を見ることになった。
視聴後は、トレーラーに戻り、おでんと鍋を作った。
その後は、夕食をとり、晩酌は原田。トレーラーでゆっくりと過ごした。