ぐるっと長旅

北九州の紅葉・夜景とSL「新山口駅開業120周年記念」号[6日目]おふく周辺散策と俵山温泉

別府弁天池湧水

には、14時15分に到着した。今回は、下の写真の青のルートで…。ただ、この道は弁天池駐車場の左側を通った後、未舗装の狭い道になり、湧水の左側から弁天会館の裏を通って駐車場に入る。特に弁天会館の裏の道幅が狭い

不都合がない限り、初めから弁天池駐車場に駐める方が良いかもしれない。

別府弁天池湧水のGoogleマップ航空写真
別府弁天池湧水

湧水池の南端にある石橋を渡ると、奥の水はエメラルドグリーンに輝き、手前は川底に赤色の石が見える。

エメラルドグリーンの水と赤色の石の謎

石橋を渡って手水舎の方に向かう途中の左手に、色の違いの説明板が設置されている。

説明板

見づらいので、左上の部分だけ書き出すと…

別府弁天池

別府弁天池では、エメラルドグリーンの水が池の底から絶え間なく湧き出ています。水の色がエメラルドグリーンに見えるのは、光の性質にその中に溶けているミネラルが影響していると考えられていますが、実はまだ解明されていません。また、池の底にたくさん見られる石の赤色は、サビや汚れではなく「ベニマダラ」と呼ばれる藻類の一種が石の表面で生長しているのです。ベニマダラは、清流の日陰などでしか生育できません。特に淡水性のものは、環境省の準絶滅危惧種に指定されています。

説明板の左上に記載されている内容
この地に水が湧いた経緯と宮島の厳島神社との繋がりについて説明されている

手水舎を過ぎると、植木の間に七福神がひっそりとたたずんでいる。

七福神 (前列)毘沙門天・恵比須・布袋 (後列)福禄寿・大黒天・寿老人・弁財天

そして、カーポートのような屋根のあるところに給水所が設けられ、その前に弁財天が祀られている。先ほどの別府念仏踊の説明板には、「安藝の宮島より御祭神(田疑姫命・市杵嶋姫命・多藝津姫命)を勧請し、社を建立、水の守護神としました。」とあるが、この市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)が弁財天と同一視されている女神様だ。

弁財天の像と給水設備
別府厳島神社
別府厳島神社本殿

駐車場の隣は、弁天池湧水の水を使った養鱒場になっている。

養鱒場

14時42分に別府弁天池湧水を後にした。今回は立ち寄らなかったが、弁天池駐車場には、売店の前に無料で湧水をくめる給水所があるそうだ。湧水を持ち帰るのならこちらの方が利用しやすいだろう。

↓ 車- 5.1 km 14 分 清流の道/県道31号 経由

道の駅 おふく 

には、14時56分に帰ってきた。すぐにトレーラーの中を片付けて、ヘッド車に連結するなどの出発準備を整えた。

その上で、西の方向に温泉を探した。RETRIPで、2020年度最新の山口の温泉ランキングを調べると、1位が湯田温泉、2位が長門湯本温泉、3位が俵山温泉…。

それで個別に調査。湯田温泉は逆方向。次の長門湯本温泉はトレーラーを駐められそうな無料駐車場を探したのだが見つからず…。それで、俵山温泉を調査。ここは温泉街の規模も雰囲気も私のニーズにマッチしているし、無料駐車場にも駐められそう…。ということでここに決定!

15時17分に出発。

↓ 車- 21.1 km 31 分 国道316号 経由

俵山湯町第1駐車場 

には、16時49分に到着した。四隅の足を出し、荷物をトレーラーに移した。そして入浴の準備をして、17時09分、温泉街の散策に出掛けた。

↓ 徒歩- 750 m 1 時間 51 分

人道橋の上から駐車場方面を望む。向こうに架かる橋は車道橋
「白猿の湯」の前を一旦は通り過ぎて
温泉街、左手は「町の湯」 ここも通り過ぎて
さらに先に進む

だいぶ暗くなってきたが、この通りを端っこまで歩いた。こぢんまりした温泉街だ。いい雰囲気…。そして、元の道を戻った。

今日は「白猿の湯」にお世話になる

白猿の湯への階段を上がる。そして、建物の中へ…。

フロントにいる男性に、支払い方法について質問した。
「こんにちは~、えーと、ここは支払いは現金のみですか?」
「そうですねぇ」
「あ、そうですか。あるかなぁ、普段あまり現金を持ち歩いていないのでねぇ~。」
「それだったら、近くにもっと安いところがありますよ。」
私は、単にもっとキャッシュレスが浸透して欲しいと思って、それを遠回しに口に出しただけだったのに、支払い能力を心配したのか、町の湯の紹介をされてしまった。

余計なことは言うべきでなかった。

白猿の湯は、入浴料が850円と少々高めだが、JAFの優待施設で100円引きになる。pH値9.9のアルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性温泉)で泉温は41.1℃のためゆったりと長湯できる。内湯は2種類の源泉があり、露天風呂もある。

ただ、露天風呂に浸かっているときに、塩素臭がした。えっ、循環湯?源泉掛け流しでは無いのか?? 気のせい?

温泉が温めだったので、ゆったり浸かって、大筋満足。ただ1点だけ気になったまま、上がった。

上がって早速、温泉成分表を確かめる…。先ほどの循環湯疑惑を確かめるためだ。

温泉成分表 内湯1号湯(川の湯泉)
温泉成分表 内湯2号湯(薬師混合泉)
温泉成分表 露天風呂(白猿混合泉)

以上から、やはり露天風呂は加温し、循環ろ過で塩素系薬剤を使用していた。
内湯2号湯が源泉掛け流しだが、加温のため塩素系薬剤を使用している。そして1号湯だけ、源泉掛け流しで、寒い時期だけ加温だった。

露天風呂は循環湯だったと判明して、少し寂しい気持ちになったのは否定できない。しかし、風呂を上がってロビーに行ったとき、壁一面に掲示されている「俵山の温泉力」の記事に目を通すと、俵山温泉の見方が一変。一気に興味が沸いた。

俵山温泉は西の横綱! 温泉教授・松田忠徳教授を委員長とする調査研究委員会の調査研究によると
1.極めて「還元力」が強く、抗酸化作用がある!
2.お湯が老化しづらく、効果が持続する!
3.温泉力の源は、豊富な「水素」の溶存にあった!
とあり、だから
病気療養の名湯として知られているのであり、
生活習慣病予防や老化抑制(アンチエイジング)、
美肌づくりに、効果が期待できるのです。

俵山の“温泉力” の書き出し
俵山の“温泉力” 左半分
俵山の“温泉力” 右半分

白猿の湯を出た。階段を下りる途中に足湯がある。これは無料で利用できる。

足湯

俵山湯町第1駐車場

トレーラーに戻ったのは19時00分。まずは今晩の夕食づくりだ。といっても、簡単に済ませるために、インスタントラーメンとおでんなのだが…。

インスタントラーメンとおでん

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