ふらり旅

九州キャンピングカーショー2021を皮切りに阿蘇と奥豊後のふらり旅[3日目]現地に行って、魚釣戸滝へのルートを探索

道の駅泗水のリニューアルされた災害対応型施設やキャンピングカーショーに展示されていたエメロードの新型に限ったことではないが、昨日は何もかもが刻々と変化しつづけていることを再認識される一日だった。では、それに続く今日以降はいったい何を思い知るのか…。きっと、阿蘇、そして奥豊後の大自然が、何かを語りかけてくれるに違いない。

2021年5月17日(月)の行動履歴

大分県、熊本県、久留米市
<車移動> 42.9 km 2時間11分 <徒歩移動> 1.5 km 1時間4分
高森駅 8:56
↓ 車- 19.6 km 51分 国道265号 and 県道214号 経由
道の駅 波野 9:46~13:52
↓ 車- 11.1 km 16 分 国道57号 経由
七ツ森古墳群駐車場 14:08~14:35
↓ 車- 3.4 km 7 分 国道57号 経由
竹田市今の集落 駐車地点A
↓ 徒歩- 700 m 16 分
↓ 車- 400 m 7 分
竹田市今の集落 駐車地点B
↓ 徒歩- 750 m 48 分
↓ 車- 3.5 km 25 分 奥豊後グリーンロード 経由
Uターン 16:17~16:19
↓ 車- 4.8 km 14 分 奥豊後グリーンロード and 国道57号 経由
七ツ森古墳群駐車場 16:33

高森駅

夜間から未明にかけて、大雨が降った。トレーラーは天井が板一枚なので、雨音が余計に響く。そうなると、慣れているつもりでも、何度かは目を覚ましてしまう。睡眠が浅いと、体力回復と活動意欲に支障が出るが、朝には、雨は弱まってきたし、身体の休息にもさほど影響はでていないようだ。

高森駅の駐車場

公衆トイレは、高森駅駅舎の向こうにある公園の一角にある。そこまで、傘とカメラを持って往復した。今、高森駅周辺は再開発中だ。南阿蘇鉄道高森駅周辺再開発グランドデザイン作成業務報告書概要版PDF板で公開されている。

「ONE PIECE麦わらの一味」フランキー像

「ONE PIECE麦わらの一味」フランキー像が設置されていたとは知らなかった。高森町公式webサイトの記事によると昨年の11月21日(土)に除幕式が行われたそうだ。

8時56分、まだ雨は回復しそうにないが、とりあえず波野の方に移動することにした。

↓ 車- 19.6 km 51分 国道265号 and 県道214号 経由

道の駅 波野

に、9時46分に到着。

まだ、雨が心配なので、しばらくトレーラーの中でパソコン作業をしながら様子を見た。食事もカップ麺で簡単に済ませた。

そうしているうちの13時を過ぎた頃には、一応雨が上がった。

それで、直売所やレストランの裏にある施設、特に駐車場を確認しておくことにした。

下のGoogleマップ航空写真でいうと、①地点に今回は車を駐めていた。そして、確認したい場所は黄色の丸で囲んだ部分。

水色の線に沿って、歩いた。

道の駅波野 Googleマップ航空写真
道の駅波野の農産物直売所 ②地点
レストランの右の階段を上がったところ イベントデッキ ③地点
神楽館 ④地点
階段を上がったところ ⑤地点
神舞いの唄

こども向けの遊具も置いてあるが、基本的にはイベント用の広場のようだった。今日は天候も思わしくないので、こちらには誰もいなかった。人がいないと寂しさが引き立つ。

ぐるっとひとまわりした後トレーラーに戻った。そして、今晩はここではなく、七ツ森古墳群の駐車場で過ごすことにした。そのために今から移動することにした。

13時52分、出発。

↓ 車- 11.1 km 16 分 国道57号 経由

七ツ森古墳群駐車場

には、14時08分に到着した。前回、ここに訪れたのは、約2ヵ月前の3月26日(金)だ。そのときは、トイレが閉鎖されていたのだが、約2ヵ月後の今日は、使えるようになっていた。

駐車場は、国道よりも一段高い位置にあるため、周辺の見晴らしはいいのだが、逆に周囲からは見づらい格好になっている。そのためか、静かに感じる。車中泊にはうってつけの場所だ。

駐車場脇のトイレ
東屋から駐車場を見る
東屋脇から駐車場とトイレを見る

天候が回復してきたので、今の間に、魚釣戸滝のルートを探しに行こう!

トレーラーを外し、ヘッド車だけにして、14時35分にこの駐車場を出発した。

↓ 車- 3.4 km 7 分 国道57号 経由

竹田市今の集落 駐車地点A

ここは前回、魚釣戸滝へのルートを探した時(2021年3月10日(水))に目星を付けていたところだ。田園地帯の隅っこで辛うじて車が1~2台駐められるほどの原っぱがあった。そこに車を駐めた。

駐車地点A付近の北西方向

車外に出てみたものの畦道の北側一帯は急斜面の谷になっているようで、しかも草がしっかりと生えていて、道らしき道は見当たらなかった。

駐車地点Aから東方向

そこで、畦道を東に向かって少し歩いたが、畦道すらも昨夜の雨でぬかるんでおり、草も成長著しく、とても歩きづらい。今日は、汚れても構わない服装ではないので、ほんの少ししか進んでいないが、これ以上前進することを躊躇った。上のGoogleマップ航空写真で言えば、水色で示したラインが歩いた道なのだが、地点Aから北東方向へ延びる水色の線はほんのちょっとしかない。これは畦道を少しだけ前進してみたが、すぐに取り止めて戻ったことを意味している。

そもそも、畦道の北側は、草で覆い隠されているのではっきりした状況は掴めないが、どうやら急斜面になっているようで、簡単には降りていけない雰囲気だった。

駐車地点Aからあぜ道を少し歩いて北側をみる
このうっそうと茂っている杉林の下に魚釣戸滝はあるはずだ

やはり、この辺から魚釣戸滝を目指すのは無理のようだ。ならば、一旦駐車地点Aに戻り、今度は車道を歩いて、田畑の間の畦道で北に歩ける道を探そう。

ところが、実際に車道を歩いてみると、車道から北に延びている畦道はどれも細く、慣れていない者にとっては、田畑に落ちるのではないかと不安になるほどの道幅だ。どうやら、この作戦も難しそうだ。350㍍ほど東に歩いてみたが、この区間にある畦道はどれも歩くのを躊躇した。なのでやむを得ずUターンして地点Aに戻った。

↓ 徒歩- 700 m 16 分

誰か地元の人と会って話すことはできないのか…。

周囲を見渡しても、人影がない。ここに居てもらちがあかないので、クルマを移動することにしたのだが、もちろん宛などない。

↓ 車- 400 m 7 分

クルマを出し、ゆっくりと東に移動させていたら、約400メートルほど走ったところで、先方に農作業中の男性を発見した。そこで、そこまで車を進め、助手席側の窓を開け、声をかけた。

竹田市今の集落 駐車地点B

「こんにちは~、すみません。魚釣戸滝の降り口を探しているんですけど、ご存知ありませんか?」
「魚釣戸滝ねぇ、30年ぐらい前には釣りをしに、下まで降りて行ってたけど、最近は降りてないからねぇ。それに、数年前の豪雨の時にだいぶ荒れたようだからどうなってるかなぁ。」
「すいません、ちょっと(クルマを)降りますね。」

自分だけ、運転席に座ったままで話を聞くのも失礼なので、私もクルマをその場に駐め、降りて、クルマの後方に立って話を続けた。

「そうなんですねぇ。実は3月下旬にも、この付近に来て、降り口を探そうとしたんですけど、そのときも難航しまして…。この道を西の方に行ったところに林道がありますよね。最初はその道を向こう側から入って、とても狭くて、このまま前進できるのかと不安だったんですが、後退するのも大変なので、そのまま何とか前進して、辛うじて抜けることができたんですよね。そしたら、その抜けたところで、農作業中の男性がおられたので、これ幸いと滝の降り口をうかがったんです。でも、その方は、道はあることはあるが、その方も最近は降りてないので、今はどうなっているかわからないっておっしゃって…。で、この集落から出て、玉来ダムサイトに行って、工事現場の人に聞いてみたら良いよ、とのアドバイスだったんですよ。」
「ああ、あのときの…。私がそれを説明した覚えがある。」
「あら、そうですか。そのとき説明してくださった方だったんですね。ありがとうございます。でも、あのときは、工事現場の方には入りにくい雰囲気だったので、そちらには向かわず、玉来川の北側から、川に降りる道がないか探しました。そのときもこのまま進入しても大丈夫なのかと不安になるほどの狭い道を降りていったんですけど、その挙げ句、民家のところで行き止まりになってたり、別の道も途中からはクルマが走れないほど狭くなって、その先を歩いたけど、その道も歩くのが大変な狭い道になって…。そして、その先は草で覆われて、道が消滅しかかって…。それで、夕方にもなってたので、断念して帰りました。戻って、ネットでいくら探しても、ルートを解説してくれているサイトに出会わないんですよ。唯一、2011年に撮られた写真が掲載されているサイトだけ見つけることができたんですけどね。」
「魚釣戸滝の降り口は、向こうに白い建物があるでしょ。あそこの手前に入り口があるんだけどね。でも、今はどうなっているかなぁ。それに、雨が降って水量が増えると、突然水位が上がったりして、逃れるところがないから危ないよね。」
「確かに、そうですよね。今、梅雨だから雨が急に降ったら、水位が上がりますよね。梅雨明け後に再挑戦するのが良いのかなぁ…。」
「まあ、とにかく下に下に降りていったら、左右に分かれるところがあるんで、そこは左に行く。そこで間違わないようにしないといけない。また、途中、ロープが張ってあったり、梯子があったりするけど、ロープは頼りすぎると危ない。あまり頼らないように…。そして、それをずっと進むと滝に出る。」
「そうなんですねぇ。でも、行ってみないとわかりませんねぇ。大丈夫かなぁ。」
「魚釣戸滝は2本の滝、高いところから落ちる細い滝とそれより低いところから落ちる幅広い滝があって、幅広い方が本流の玉来たまらい川。細い方が支流の吐合はきあい川。で、数年前の豪雨の時、本流の玉来川が大きく浸食して、滝の高さが下がって、細い方はそれほど増えてなかったので、少し下がって、高低差が広がった…。」
「あら、そうですか。じゃあ、大きい方の滝は落差が以前よりも小さくなったんですね。」
「そうそう。で、魚釣戸滝の写真なら、ここから(こう行って、ああ行ったところ(道順の説明があったが、土地勘がなくりかいできななかった))に、○×の集落の公民館があって、そこに飾ってあるよ。“写真があると聞いてきたんですけど…”と言えば、見せて貰えるんじゃないかな。」
「そうなんですね。じゃあ、後で行ってみます。ところで、その白い建物手前の降り口のところって、クルマは駐められますか?」
「道がギュッと曲がっているところの路肩が、広くなっているので、端に寄せて駐めれば、大丈夫。教えるから行ってみようか。」
「あ、ありがとうございます。クルマはここに寄せて駐めたままにしておいても良いですか?」
「良いですよ。」

その男性は先に歩き出した。私もクルマをその男性の自宅横のスペースに駐めて、後を追った。そして、折口近くまで来ると、確かにカーブのところにスペースがあってクルマ1台は駐められそうだった。その手前に、自然歩道のような道があった。

白い建物の手前のカーブのところに滝への入口がある

「あのカーブのところを入っていけばいいんですね。ありがとうございました。私は、少しだけ、この道を下ってみて、様子を見てきますので…。」

と、教えてくれた農家の男性に御礼を言い、そこで別れた。男性は自宅の方に歩き出され、私は、降り口に向かった。

滝への入口付近からクルマを駐めた場所を望む
右カーブのところは確かに少しだけ広い 白い建物は左カーブの先に隠れている
右カーブの手前にある滝への入口
そこから少し入ると、道は荒れていて、折れた竹が道をふさいでいる

折れた竹をかき分けたり、くぐったりしながら、道を進んだのだが、そこはまだ傾斜が緩やかだった。しかし、進むにつれて、坂は段々と急になっていく。しかも、土が昨晩の雨で濡れているので、かなり滑りやすい。今日は単なるスニーカーしか履いていないので、これ以上進むのはは危険かも…。

今日のところはここまでにして、戻ることにした。

今日は、ここまで。Googleマップ航空写真でいうと、黄色線の北端付近の場所だ。
コテマリに似ているが、ちょっと違うような… これ何て花?
滝への道から戻って、畦道まで来た。

↓ 徒歩- 750 m 48 分

クルマのところに戻ってきた。そして敷地の中に入ってみると、庭先で、先ほどの農家の男性が来客と話をしていた。

「すみません~、あっ、今、戻ってきました。ありがとうございました。また、いつか来ます。」

お話中だったので早々に挨拶をだけ済ませて、クルマに戻り、出発した。

↓ 車- 3.5 km 25 分 奥豊後グリーンロード 経由

今というこの集落から奥豊後グリーンロードに出るところにねぎのコミュニティセンターがあるが、魚釣戸滝の写真があるのはここだろうか? でも、誰もおらず、鍵も閉まっていた。他に公民館があるかどうか、スマホで検索したが、それらしきものは見つけられなかった。

奥豊後グリーンロードを七ツ森古墳群とは反対方向、つまり右折してみた。こちら側から玉来川の北側に出て、ぐるっと回って七ツ森古墳群駐車場に戻ろういう気まぐれな気分が芽生えたからだったのだが、しばらく走っているうちに、気が変わった。

「Uターンして、七ツ森古墳群駐車場に戻ろう。」

Uターン

したのは、16時18分頃。元の道を戻った。

↓ 車- 4.8 km 14 分 奥豊後グリーンロード and 国道57号 経由

七ツ森古墳群駐車場

に到着したのは、16時33分。

しばし、トレーラーで休憩した後、夕食の準備をすることにした。

夕食は、献立は「鍋」。というよりは「ごった煮」と言った方がいいかも…。昨日、高森のアスカショッピングセンターで買った野菜と肉を使って作る。

トレーラーには、アムウェイのクィーンクックウエアという多重構造鍋を載せている。この鍋は熱伝導性が高いので、中火以上の火力を必要としない。そして、鍋の底で受けた熱が側面だけでなく、鍋の蓋までも強力に伝わるので、鍋全体で包み込むように食材に熱を伝える。その結果、鍋の内部に対流を生じさせないので、煮崩れがおこらない。また、密封性が高いので、野菜から染み出た水分が鍋の外に出にくい。だから、水を加える必要がほとんどない。このことから多重構造鍋のことを無水鍋と言ったりもする。水を加える必要長ければ、醤油や白だし、料理酒などの調味料を加える量も少なめで味付けができる。

水やガスカートリッジを節約しなければならないトレーラー生活においては、有益なグッズだ。

今日は昼頃にカップ麺を食べただけだったので、空腹感に見舞われていた。鍋は17時50分頃出来上がったので、早速食べた。

実は最近、ブログのサーバーにアクセスできないトラブルが続いていた。エラーが出る原因が掴めないのだ。解決するためにレンタルサーバー会社のサポートに問い合わせメールを送ったり、インターネット上で解決策を検索して、その提案を試していく…。

トラブルを解決するのに手間取ると、時間もエネルギーも削がれてしまう。が、これは知識と経験不足からこういう状態に陥ってしまうわけで、解決力を身に付けろ!という試練が与えられたと捉えないとやってられない。結局、食事の後は、PCを前にして、試行錯誤を繰り返した。

23時30分を過ぎたとき、空腹を覚えた。頭を使うと、お腹が空く…。フランソワの「お芋でどうぞ」に手を出してしまった。寝る前に食べるのは健康に良くないとは分かっているものの、つい…。

さて、今日は魚釣戸滝への降り口を知ることができた。明日、天候が不安定ならば、梅雨明けにチャレンジしよう。しかし、もし、天候がある程度回復しているならば、チャレンジしてみようかな…。

明日は、どういう一日になるのだろうか…。それもまた、楽しみだ。

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